0247 知多半島の背骨道を走る

◆2015(平成27)年12月27日(日) 晴ときどき曇

 本日の探訪あいち「走り収め 知多半島背骨道縦走」への参加はやめました。
 あいち健康の森を午前9時にスタートして109kmを走り、それから自宅に帰るとなると、日の暮れないうちに走りきるのは難しい。
 でも、背骨道を走ったことがないので走りたい気持ちはあります。
 そこで、個人的に行ける所まで行ってくることにしました。

 日の出後の7時4分自宅発。鼻と口の防寒対策でマスクをしました。ヘルメットとサングラスもしているので、ちょっと怪しい人物に見られる気もします。

 背骨道は基本的に知多広域農道を走ります。
 農道とは、文字どおり農業用道路のことですが、実際のところ一般道と区別はつきません。ただ、農道は「道路法」に基づく道路の区分ではないため、国土交通省ではなく農林水産省の管轄となります。

 農道北部は別名「味覚の道」となっています。ぶどう畑を始め果物畑が多いからでしょうか。
 車はあまり通らないので安心感がありますが、起伏に富んだ道が続きます。

 今年最後の日曜日とあって、サイクリストだらけでした。海岸線だけでなく、背骨道を走る人も多いことがわかりました。

 道なりに進んでいったら国道247号にぶつかりました。どうやら途中で左折しなければならなかったようです。
 このあとも曲がる方向を間違えて、河和方面に行きそうになりました。
 結局、この先のルートがよくわからなかったのと、師崎まで行くのは時間的に無理だと思い、南知多インターで折り返すことにしました。
 曲がるべき交差点をよく調べて、再チャレンジしたいと思います。

 野間の辺りで自転車集団とすれ違いました。
 FOUCSの山田さんや見覚えのある人たちが何人もいました。探訪あいちの参加者です。
 帰りの向かい風を考慮し、当初の予定を変更して背骨縦走を復路にしたのでしょう。
 ただ、この日は確かに向かい風ではあったものの、先日12月19日のような強風ではありませんでした。

 お昼は、またしても灯台ラーメンにしました。
 今度は中華飯セット(850円)です。中華飯も醤油ラーメンも美味しかった。スタッフの人たちも元気で気持ちがいいです。すっかり灯台ラーメンのファンになりました。
 昭和47年創業で、今日まで続いて来たことが頷けます。
 正午前に店を出ましたが、席待ちの人たちが大勢いました。早めに入って正解でした。

 さて、冬場のサイクリングは体が芯から冷えます。
  ローソン東海名和店
  セブンイレブン知多岡田店
  ファミリーマート常滑小鈴谷
  南知多 いちごの里
  灯台ラーメン
  サークルK常滑保示店
  めんたいパークとこなめ
  東海市 元浜公園
  南区 ドラッグスギヤマ豊店
 以上の9個所でトイレへ。1時間ごとに用を足しました。1回の量もかなり多いです。どうしてこんなに出るんでしょう。

 午後3時33分自宅着。
 日没まではまだ1時間以上ありますが、既に陽が陰っています。暗くならないうちに帰宅できて安堵しました。

使用自転車:Bianchi シクロクロス
走行距離:111.6km
所要時間:8時間29分

0246 山崎川Walk その3

◆2015(平成27)年12月23日(水・天皇誕生日) 曇のち雨

 日曜日のサイクリングの疲れが脚に残っているので、ウォーキングにしました。

 寒くなって川の水も澄んでいるように見えます。カルガモコサギがいます。
 桜の木の葉はすっかり落ち、焼け焦げたような枯れ葉がぽつんぽつんと残っているだけです。

 瑞陵高校陸上部の生徒達が練習をしていました。ふとジャージの袖をみると「カルシウム不足」と刺繍してあります。真剣な練習の中にもユーモアがあって、頬が緩んでしまいました。

使用シューズ:adidas アルーガ
走行距離:6.9km
所要時間:1時間16分

0245 愛知県サイクリング協会2015打上パーティー

◆2015(平成27)年12月20日(日) 晴のち曇

 今年の愛知県サイクリング協会(ACA)の打上パーティーは『KABTO名駅』で催されました。店の造りからすると宴会やパーティー専門の店のようです。

 会長、副会長、理事長以外は自由席ですので、どこに席を確保しようか、毎年迷います。なるべくいろいろな人と話をしたいものです。今年は、トッシーさん、熱田のワカさん、白のトレックさんが近くの席でした。皆さん私より年上の60代半ばの人たちです。

 白のトレックさんは今年の4月に下り坂で転倒し背骨を骨折して、しばらく自転車に乗れませんでした。通常、そんな大ケガをすれば、自転車に乗ることを止めてしまうところですが、白のトレックさんは11月に私が企画した探訪あいちに参加してくださいました。それどころか新しいロードバイクを注文したというのです。しかも、フランス製のTIMEのカーボンバイクで、フレームだけで45万円もするというのです。それに37万円のDura-AceのDi2を付けるというのですから、他のパーツも含めれば軽く100万円を超えてしまいます。普通の人からすればクレイジーですね。

 ツール・ド・あいちの総合、ロングライド、ヒルクライムグランフォンドの各部と、探訪あいちは3位まで表彰されます。
 私は、ロングライドの部で皆勤賞と探訪あいちの企画賞を頂きました。

 お楽しみの抽選会は、くじ運が悪いのか、今年も残念賞でした。一番の狙い目はツール・ド・あいちか探訪あいちの招待券です。これが当たれば1年間無料で大会に参加できるのですから。

 パーティーの最後に決意発表です。GOさんはブルベ1300kmをマウンテンバイクで完走すると表明。一般人からしてみたら、気が狂っているとしか思えないでしょう。私からみても尋常ではありません。

 今年のACA行事も12月27日の探訪あいち・走り納め知多一周のみとなりました。今回は往路は“背骨”を走ります。昨年は参加しましたが、今年はどうしようかなと思います。何しろ寒い中を130kmぐらい走るのですから、躊躇してしまいます。トッシーさんと白のトレックさんは参加するようです。熱田のワカさんは「鼻水出しながら走るのはなぁ~」と考えていました。
 天気や体調をみて決めましょう。

0244 探訪あいち 浅野祥雲の作品を訪ねて 南知多編

◆2015(平成27)年12月19日(土) 晴ときどき曇

 浅野祥雲(あさの しょううん)の名前を知っている人はほとんどいないと思います。私自身も今年の4月まで知りませんでした。その名前を知ったのは、マツコ・デラックス有吉弘行のレギュラー番組『マツコ&有吉の怒り新党』でした。その中に「新3大○○調査会」というコーナーがあります。今年4月8日の放送で「新・3大 浅野祥雲作・コンクリート像の忘れられない表情」として紹介されたのでした。

 浅野祥雲(1891年生~1978年没)は、現在の岐阜県恵那郡坂本村(現中津川市)に生まれ、33歳のとき名古屋に移住しました。コンクリートで人物像や仏像を作るという、一風変わった芸術家・造形家です。彼の作品は中部地方を中心に800体近くが現存しています。
 『マツコ&有吉の怒り新党』でも紹介された軍人像を見に行く探訪あいちを企画しました。

 朝6時半、自宅発。日の出前でしたので、前照灯と後尾灯を点灯しての走行です。天気は晴ですが寒いです。
 7時半に東海市の元浜公園に到着。ここで私のリサーチ不足がありました。8時集合としていたのに、駐車場の開門が8時30分だったのです。自転車でしか来たことがなかったので、利用時間まで確認しなかったのです。幸いすぐ隣の体育館の駐車場を利用することができました。ご迷惑をおかけしました。

 8時半スタート。
 北からの追い風で非常にスムーズに走れます。しかし、これが知多半島の風です。帰りは向かい風になることは間違いありません。

 常滑市の盛田味の館とサークルK南知多山海店で休憩し、目的の中之院に到着です。
 ここは別名たぬき寺とも呼ばれ、入口に狸の置物が沢山あります。そして、その奥に、浅野祥雲作品のコンクリート石像・軍人象があります。

 軍人像は何十もあり、その表情はとてもリアルで、1体ごとに顔が異なります。
 私は、下見のとき初めてこの軍人像を見て、とても生々しくて、戦慄が走ったような感じを受けました。犬山の桃太郎神社にある浅野祥雲の作品はユーモラスな雰囲気がありますが、ここの石像はそれとは一線を画し、あまりにも凛々しく、悲しい表情です。
 なぜなら、この軍人像は、昭和12年上海上陸作戦で戦死された名古屋第3師団歩兵第6連隊の兵士達の石像で、生前の一人一人の兵士の写真を基に、浅野祥雲が6年もの歳月を費やして完成させたものだからです。
 「どうやって作ったんでしょう」
 型に流し込んだのか、削ったのか、わかりません。
 ただ、あくまで像であって、お墓ではありません。でも、花が添えられたりしています。
 「夜、ここに来たら怖いですよね」

 軍人像と一緒に写真を撮りましたが、ミシガンさんが「やばいかも」と言いました。
 もしかしたら、ここにいない人が写っていたりするかもしれません。でも、心霊写真が撮れれば、それはそれで貴重なものだと思います。

 受ける印象は人によって様々でしょうが、深く心に刻まれる作品に違いありません。
 今年は戦後70年の節目の年です。軍人像から、石像に込められた思い、戦争の悲惨さや生命の尊さ感じ取って頂ければ幸いです。
 合掌。

 さて、本日最高齢の豆絞りさんがタコの干物を買いたいということで、美浜の『食と健康の館』に立ち寄ったあと、野間灯台に行きました。ちょうどサイクリストが2人いてシャッターを押してもらいました。
 「チタイチですか」
 「いえ、内海まで行って、これから戻るところです。一周ですか」
 「僕は半田まで戻るところです」

 復路は、案の定、ものすごい強風です。なかなか前に進みません。ペダルがとても重いです。

 昼食場所の『灯台ラーメン』には正午前に着けました。混み合う前で安心しました。
 7人全員が看板メニューの「灯台ラーメン」を注文。味噌味で、野菜たっぷり、具だくさん、ボリュームがあります。これで800円ならお得です。ラーメン大好き人間の私にとっては満足の一杯です。

 常滑に向かって北上中、ぶるほんアンカーさんと行き違いました。どこへ行くのでしょう。
 あとでブログを見たら、野間灯台まで行って、灯台らーめんを食べたそうです。

 今月4日にオープンしたばかりのイオンモール常滑に着きました。
 ショッピングセンターの建物は2階建てですが、ものすごく広い敷地です。カートサーキットやスケートリンク、フィールドアスレチック、バーベキューガーデン、温浴施設まであります。一日中遊べそうです。ただ、お金は掛かりますが。
 ここには、サイクルコミュニティスペース『ペダルハウス』が併設されています。自転車だからできる観光コースの案内や、ロードバイクファットバイクなど他では乗れない種類のレンタサイクルが揃っています。
 何も買っていないのに、サービスでどて煮を頂きました。冷えた体に温かいおもてなし、感謝します。

 さあ、ゴールに向かってもう一踏ん張り。
 北風はますます強くなっているようでした。
 新舞子ではビーチの砂が舞って顔に当たります。頬が痛いです。砂嵐の中を走っているようでした。行きは天国、帰りは地獄とはこのことでしょうか。

 午後2時半過ぎ、元浜公園に到着。
 「皆さん速いですね。普段一人で走っているので、付いていくのが大変でした」と豆絞りさん。
 「幹事さんも引っ張るのは大変だったでしょう」
 実は私も足が痙りそうでした。先頭を走るのは疲れます。後ろに付いて走る方がずっと楽ですよね。
 参加者の皆さんも、寒い中、強風の中お疲れ様でした。おかげさまで予定より早く終了できて、明るいうちに帰宅することができました。

PS:「浅野祥雲の作品を訪ねて」は、第2弾として日進市編、第3弾として関ヶ原編を企画しています。

サイクリングコース
元浜公園(午前8時30分)→ 大田新橋 → 名鉄朝倉駅 → 新舞子マリンパーク → 県道252号線 → 小鈴谷 → 国道247号 → 野間灯台 → 食と健康の館 → 内海 → 南知多・中之院 → <折り返し> →〔昼食:灯台ラーメン〕→ イオンモール常滑・ペダルハウス → 元浜公園・解散(午後2時35分)
距離:89km
高低差:108m
所要時間:6時間05分
走行時間:4時間06分

参加者
カムヒアさん、豆絞りさん、菰野のカンさん、安城のSさん、ミシガンさん、くらぽんさん、
幹事  計7人

参加者の声
<ミシガンさん>
軍人像:mmmm。
灯台ラーメン:ごちそうさまでした。
古場ですれ違ったブルホンさん:youはあれからチタイチ?
イオンモール:でかい
北風:超タフ
脇道:さすがマツボックリさん

走行89km、忘年会での過剰カロリー摂取が少し消化できました。
お疲れ様でした。

<カムヒアさん>
幹事のまつぼックリさん、本日参加された皆さん。
楽しいサイクリングありがとうございます。
軍人像は帰ってこれなかった人達を思って作られたのかな?
灯台らーめんも初めて食しました。
美味しかった。
次の企画も宜しくお願いします。

<ぶるほんアンカーさん>
幹事のまつぼっくりさん、参加者の皆さんお疲れさま。
私、絶対にすれ違うと思いながら走っていました・・・
楽しそうでしたね。ウラヤマシイ・・・!
明日は「打ち上げパーティー」で走れない~
今日は「マンションの配管清掃の立ち合い」で走れない~
でも走ったら追い付けるかも、灯台ラーメンで会うかも・・・?
10時過ぎ自宅スタートではやはり無理でした。
野間灯台の後、灯台ラーメン食べて帰って来ました。
往きは追い風でスイスイ、帰りは地獄のような向い風。
往復108km、チョット疲れました。

<ペダルハウスさんのfacebook>
やっと冬らしい寒さになりましたね、今日のペダルハウス付近は強風です!
でも、サイクリストさんは皆さん元気!!
愛知県サイクリング協会の皆さんもお越し下さいましたよ。
明日も元気に営業します、皆さん遊びに来てくださいね(*^^)v

<愛知県サイクリング協会事務局長さん>
今日の探訪あいちで、帰りに寄るとコースに書いてあったので、やはり寄ったんですね。ここが知多半島の拠点になっていくと思います。

使用自転車:Panasonic POS クロモリロード
走行距離:123.6km
走行時間:5時間58分

0243 山崎川JOG その23

◆2015(平成27)年12月13日(日)  曇のち晴

 朝方まで雨が残っていましたが、天気は急速に回復しました。
 午前中、南区に新しくできたビバホームで自転車カバーを、カトーサイクルでSPDシューズを購入しました。

 午後、山崎川へJOG。
 いつもは7分台か8分台のゆっくりペースですが、この日は寒さも感じず、自然に足がよく動きました。

 鼎小橋が3月中旬までの予定で補修工事中でした。木製の橋でしたので、どこか腐ってしまった個所でもあったのでしょうか。

 工事と言えば、つい先日、パロマ瑞穂スタジアム瑞穂陸上競技場)の大規模改築が報道されていました。
 1941年(昭和16年)に開設され、1982年(昭和57年)に建て替えられました。しかし、33年経ち、施設は老朽化しています。それにJリーグの基準も満たしていません。
 4万人規模のスタジアムに拡大し、国際的な競技会も開催できるようになるそうです。
 そうなると、瑞穂公園や山崎川周辺を走るのがもっと楽しくなりそうです。

使用シューズ:asics T3
走行距離:10.2km
所要時間:1時間11分

0242 映画「杉原千畝 スギハラチウネ」鑑賞

◆2015(平成27)年12月12日(土)夜 曇のち雨

 妻と娘がイオンシネマ名古屋茶屋に「オレンジ」を観に行くというので、アッシー君となりました。若者向けの上映場所に行くのもはばかれるので、私だけ「杉原千畝 スギハラチウネ」を観ました。

 杉原千畝(1900年~1986年)は第二次世界大戦中、赴任地のリトアニアカウナスにおいて、ナチスの迫害から逃れてきたユダヤ難民に日本の通過ビザを発給し、6,000人もの命を救った外交官です。
 映画では、戦後70年の時を経て、杉原千畝の信念と覚悟と勇気、そして彼を支えた家族や友情が描かれています。

 映画の冒頭シーン。
 センポ(外国人が「チウネ(千畝)」と発音するのは難しいので、彼は自分の名前をこう呼んでいました)が発給したビザのおかげで生き延びた一人のユダヤ人男性が、センポを探して会うために、日本の外務省を訪れるところから、映画は始まります。
 「そのような外交官はいない」
 男性は必ずセンポに会うと心に決め、外務省をあとにします。

 千畝は、日本政府からの許可なくビザを発給し続けたことを咎められ、1947年に帰国後に外務省から退職勧告を受け、辞職していたのでした。

 映画は、その男性がソ連(ロシア)の地でセンポに再開するシーンで終わります。

 杉原千畝は、1985年にイスラエル政府から「ヤド・バシェム(諸国民の中の正義の人)賞」を受賞し、生誕100年の2000年に外務省が正式に謝罪したことで名誉が回復されました。

 彼は岐阜県八百津町で生まれ、父の転勤で名古屋市中区の古渡尋常小学校(現、平和小学校)に転校し、名古屋の第五中学校(現、瑞陵高等学校)を卒業するまでの約10年間、名古屋で生活しました。
 平和小学校には生誕百周年に「ちうねチャイム」が設置され、瑞陵高校には平和の象徴のオリーブが植樹されています。名古屋市は来年の没後30年に合わせ、彼が学校に通った道を「人道の道」として、功績や名古屋での足跡を紹介する銘板の設置などを計画しています。

 東海地方を代表する偉人のひとりですが、全国的にはあまり知られていません。この映画をきっかけに「杉原千畝」の名前が日本中に流布してもらいたいと思います。
 そうなることで、戦争と平和への関心が高まって欲しいものです。

0241 知立までサイクリング

◆2015(平成27)年12月12日(土)昼  曇

 来年2月7日に知立市ラソンに出ることにしました。その申込に知立市福祉体育館までサイクリングです。

 どんよりとした雲が漂う、夕暮れ時のように薄暗い天気です。ただ、寒さはそんなに厳しくないので助かります。

 旧東海道を走り、1時間ほどで着きました。

 窓口で参加料千円を支払い、領収書をもらいました。最近はほとんどの大会がネット申込の中、窓口受け付けというのも珍しいです。

 知立市歴史民俗資料館に立ち寄りました。
 知立と言えば、地鯉鮒宿です。
 街道のジオラマ、再現された旅籠屋、実際に使われていた旅の道具や宿帳など、宿場にまつわる展示が充実していました。
 江戸時代は旅をする者のために『道中用心集』というものがありました。土地が変わって水あたりしたり、食あたりしないための心がけや疲れのとり方、悪者に出会ってひどい目に遭わない用心など、安全で障りのない旅にするための実際的な注意がいろいろと書かれています。
 安全で快適な旅が保証されている現代から見ればいじましいような内容ですが、ちょっとした旅であっても、水盃をして出て行くような当時の情況の下では、おろそかにできることではなかったのでしょう。
 今の時代、移動手段が多様になり、移動距離も大きくなり、昔とは比べものにならないくらい気軽に旅ができるとはいえ、見知らぬ土地に行くときは、旅行ガイドブックやインターネットのお世話になっています。『道中用心集』が形を変えて生きているのです。

 来年、東海道スタンプラリーを実施するとしたら、ぜひこの資料館をコースに組み込んでみようと思います。

 昼食は、国道155号沿いにあった、「久留米ラーメン 大幸」にて、豚骨ラーメンを食べました。
 店頭に掛かっていた大きな垂れ幕
 「愛知よ これがとんこつだ」
に心が動かされたのです。
 一杯550円、チャーシュー2枚、海苔1枚、細ネギのシンプルなトッピング。私の好きな細麺で、替え玉を100円で追加。スープはあっさりした味わいながら豚の旨味と甘みが感じられ、前部飲み干してしまいました。

 帰路は、国道366号経由で有松インターを通過し、県道東海綠線を走りました。

使用自転車:Bianchi シクロクロス
走行距離:46.3km
所要時間:5時間02分