■2019(令和元)年6月2日(日) 曇
曇り空なので、かえって気持ちよいサイクリングでした。
中川運河沿いを往復し、金城埠頭まで行きました。
金城埠頭線と荒子川西詰めの一州町交差点には、歩道橋があります。交通量の多い交差点の歩道橋は、自転車には不便なものです。急なスロープを自転車を押して上がり下がりしなければなりませんから。
歩道橋は、1960年代から70年代に自動車が急速に増え、交通事故死が急増したことから、安全対策の決定版として登場したものです。
日本で第1号の歩道橋は、1959年に愛知県西枇杷島町(現清須市)に設置されました。老朽化で2010年に掛け替えられましたが、当時のものは名古屋大学に保存されているそうです。
現在、全国で11,000橋ほどありますが、徐々に撤去されつつあります。
元々歩道橋は、自動車優先社会を象徴する建造物です。人や自転車の横断を二の次にしています。特に高齢者が階段を上り下りするのは気の毒ですし、車椅子の人は利用すること(横断すること)自体ができません。
近年はバリアフリー化が求められるようになったため、エレベーターが併設されるようになりました。しかし、それでもエレベーターの昇降に時間を取られ、不便であることに変わりはありません。歩車分離の横断歩道にして、歩行者優先の道路にすべきでしょう。さらに、自転車も安全に横断できるよう、工夫を求めたいものです。
かつて私は、一州町交差点のすぐ東側にある築三町交差点の横断歩道で、車と接触事故に遭ったことがあります。当方は青信号で渡っていたので、100%相手方の過失責任です。
幸いケガはなかったものの、自転車は前のホイールが歪みました。相手方の保険で新品のホイールに交換し、フレームの点検をしてもらいました。
以来、交差点や車の前を横切るときは、車が確実に停まるのを確認してから動き出すように心がけています。
金城埠頭の武田テバオーシャンアリーナでは、フットサル名古屋オーシャンズの試合が行われるようで、サポーターやスタッフの人たちが行き来していました。
レゴランドの入口には、相変わらず外国人の姿が目立ちます。
今度の探訪あいちでは、メイカーズピアでランチにするつもりですが、どの店にするか、思案中です。
帰り道、熱田高校近くの『すずき』でたこ焼きを買って、宮の渡し公園にさしかかったら、車両通行止めになっていました。自転車は通行できたので入ってみると、巨大な山車が道路を占拠していました。「堀川まつり」の開催中です。
この祭は、提灯をドーム型に取り付けた「まきわら船」が有名ですが、「熱田大山」と大きく書かれた高さ約20mの山車も復元されていました。山車と言っても中を覗くと鉄パイプで組み上げられたものです。それでも、お祭り気分を盛り上げるには十分な迫力がありました。
暫し、山車を引く男達に見とれたあと、家路につきました。
使用自転車:Panasonic POS チタンエンデュランスロード
走行距離:44.9km
走行時間:2時間26分
所要時間:3時間23分(9時02分~12時25分)