■2019(平成31)年3月17日(日) 曇一時雪
昨年のこの時期は、新城トレイルに参加しましたが、Webで各務原アルプスパノラマトレイルランの情報を知り、こちらに出てみようとエントリーしました。
いろいろな大会で違うコースを走ってみたいと考えるようになったからです。
朝、天気予報を見たら、日中は雨となっていました。
雨の中のトレイルランは、嫌なものです。
ロードでのランは雨が降っても、濡れるだけで済みますが、オフロードでは泥でシューズや靴下がグチャグチャになってしまいます。
でも、5千円以上も払って最初から止めてしまうのも、もったいないです。
行けるところまで行って、雨が強くなったら、リタイアすればいい。
国道41号を北上し、犬山から日本ラインうぬまの森公園へ。
車を降りてみると、外の寒さに体が震えました。寒の戻りか、たぶん2~3℃ぐらいしかないでしょう。
ウインドブレーカーを着て走ることにしました。
参加者は全部で200人くらいでしょうか。外国の方もいました。
午前9時に30kmの部がスタート。5分後に15kmの部のゼッケン400番までが、その5分後に私のいる401番以降の選手がスタートです。シングルトラックがほとんどのトレイルランでは、こうした時差スタートの方が混雑しなくて良いです。
トレイルランはこれで5回目となりましたが、各務原のコースは、比較的平坦なところが多かったように感じました。それに、めちゃめちゃきつい登りは少なかったと思います。
また、街中に近いので、いざというとき、リタイアしやすいのも安心です。
このコース最高の絶景ポイントが、明王山見晴台です。
標高約350m、周りに遮るものがなく、360°パノラマビューが楽しめます。あいにくの曇り空で、御嶽山や恵那山、南アルプスなどははっきり見ることはできませんでしたが、木曽川、日本ラインを眼下に望む絶景は、これまでの苦しさを吹き飛ばすような美しさでした。
「スタート地点はどの辺ですか?」
立哨をされている大会スタッフの男性に聞いてみました。
うぬまの森はちょうど正面に見えました。
ゆっくりしていきたいところですが、寒いし、いつ雨が降り出すかわかりませんから、先を急ぎましょう。
明王山見晴台を出発すると、舗装道路があり、そこを下ります。
なんだ、ここまで車で上って来ることができるのか。
少しがっかりしました。
迫間山付近に来たときでしょうか。白いものがちらちら舞い降りてきました。
えっ! 雪!!
雨ではなく、まさか雪が降ってくるとは!
気温が低すぎて、こうなってしまったのでしょう。
ちょうど大会スタッフの方が立哨をされていました。こんな寒い中、本当にご苦労様です。
マウンテンバイクのコースと交差するところを抜けると、平地が開けてきました。第2エイドステーションのある各務野自然遺産の森です。
即座にトイレに駆け込み、すっきりさせました。饅頭やお菓子、スポーツドリンクをもらい、空腹を満たし、エネルギーをチャージします。
この時点で11時を過ぎていました。
雪は一時的で直に止みましたが、どんよりとした曇り空が続いています。雨は降ってこないようです。
金比羅山を通過し、さらに進むと、往路で走った道に合流します。比較的平坦です。
往路と復路ではコースの進行方向を示す矢印を赤と青で区別しているので、わかりやすいです。要所要所にコース表示を設置し、また、大会終了後、撤去するのも大変な作業です。街中なら車で回収できますが、山の中は歩いて(走って)設置個所に行って、担いで集めて回るしかありませんから。
2周目に入った30kmの部のランナーと行き違います。
「お疲れ様です」
軽く会釈を交わしながら歩を進めます。
第1エイドステーションに着きました。ゴール間近。旧中山道の石畳を走ります。ガタガタして、着地が不安定でとても走りにくい。
前にも後にも、選手がいない中でゴール。
膝痛の不安を抱えながらでしたが、思ったより走れました。
温かい素麺のサービスがありました。美味しくて2杯いただきました。お菓子もいただきながら、しばし休憩。
雨に降られなかったのが、何よりです。
種目:15km
記録:3時間04分33秒
順位:男子119位(エントリー男子161人、女子23人、計184人)
(30kmは男子65人、女子4人、計69人)
使用シューズ:asics GEL-Fuji