0735 定年退職

■2019(平成31)年3月29日(金) 晴

 カレンダーでは、明日、明後日は土日ですので、本日、退職者辞令交付式が名古屋市東区の愛知県女性総合センター(ウィルあいち)で行われました。

 辞令交付式に参列した退職者一人一人の名前が読み上げられ、大村秀章愛知県知事から代表者に辞令が交付されました。
 「発令事項
  定年により退職となる」
 昭和56年(1981年)に愛知県に奉職し、38年間の公務員生活に幕が下りました。

 これで終わりなんだな。
 一抹の寂しさとともに、大きな病気をすることもなく仕事を全うできた達成感と、感慨深いものがこみ上げ、不覚にも目頭が少し濡れてしまいました。

 私は人付き合いが下手で、リーダーシップを発揮できる人間ではありません。管理職を務めたのも、最後の3年間だけで、他の人に比べれば、いわゆる“出世”はできませんでした。
 年下の上司に仕える期間も長かったです。
 それでも、現状を受け入れ、腐らずに、誠実に仕事に取り組んできたつもりです。

 大村知事は私より1学年下で、同じ時代を生きてきた人です。私達は、バブル経済も、その崩壊も、低成長・停滞の時代も、良い時も悪い時も味わってきました。知事は35歳で公務員を辞め政界に進出。退職して役所の建物から出て空を見上げたとき、「なんと空は青いんだろう」と思ったそうです。
 どんなに時代が変わっても、青空は変わらない。
 世の中がいかに変化しても、自分は自分です。

 4月からは、短時間の再任用職員として、県の機関で働きます。
 立場は変わっても、仕事に、社会に貢献できる人間でありたいと思います。