★2018(平成30)年5月12日(土) 晴
一風変わった完走証を受け取りました。
「大スクープ!! 競馬場にランナー出現 激走 完走証」
の大見出し。
「中京競馬場バックヤードマラソンに参加され楽しく完走されたことをここに証します」
中京スポーツ紙の創刊50周年記念として開催されたマラソンです。
私は、競馬はやりませんし興味もありません。中京競馬場に来るのは、1992年から1996年にかけて「とよあけマラソン」に参加して以来、22年ぶりです。観客席が整備され、とても立派になっていました。大型ビジョンでは京都競馬のレースが放送されており、マラソンに関係ない競馬ファンも大勢いました。
メインは5時間耐久リレーマラソン、その間に10kmマラソンが行われるとあって、正午スタートとちょっと遅めです。
パドック(馬の下見所)がスタート&ゴール。ここから地下馬道を抜け、ダートコースの内側にある馬場管理用道路を左回りに一周し、再び地下馬道へ。厩舎エリア前で折り返して、パドックに戻る一周2.5kmのコースを4周します。
厩舎やパドックからコースに出る地下道があることを初めて知りました。
パドックや地下馬道は幅が狭くて、号砲が鳴ってから2分後に走り出し、1周目は詰まって何度も立ち止まる状況。馬場管理用道路は土と砂の道で、足を取られるような箇所もあります。砂埃が立ち、前のランナーが蹴った砂が足にかかってしまうこともありました。
裸足で走っている人もいました。
裸足で走る「ベアフット・ランニング」が近年、世界的に広がっているそうです。
一般的なランニングは脚が伸びた状態でかかとから着地するため、路面からの衝撃で膝や腰を痛めがちです。一方、裸足ランニングは脚幅の最も広い前足部で着地し、衝撃を足の裏のアーチとふくらはぎの筋肉で吸収するため、無理が少ないメリットがあるそうです。
街中だとケガのおそれがありますが、競馬場なら異物が落ちていることはないので、安心して気持ちよく走れるのでしょう。私も安全な場所でならやってみたいと思います。
給水所は馬場管理用道路のほぼ中間地点に1箇所。1周目以外は水を取りました。晴天で夏日となったため、暑さに気をつけなければなりません。
暑さのためか、歩いている人もいました。歩くのは自由ですが、その際はコースの端を歩いてください。真ん中を歩かれると、走っている人の邪魔になります。他の人への気遣い、ランナーとしてのマナーを身に付けて欲しいものです。
3周目からはある程度人もばらけてきて、マイペースで走ることができました。
競走馬の気持ちはわかりませんが、競馬場はきれいに整っているので、人間にとっては気持ちよく走れる場所です。
種目:10kmマラソン男子
記録:1時間06分27秒
順位:433位
使用シューズ:asics TARTHER ZEAL