0326 第30回やぶはら高原マラソン(県庁クラブ合宿2日目)


●2016(平成28)年7月16日(金) 曇時々晴

 朝5時半、目覚ましの音で起きました。
 HWさんのいびきで、ぐっすり寝られませんでした。いつもなら、もう少し早く起きてスキー場のゲレンデの上まで散歩するのですが、今日は15分ぐらいしか時間がなくて宿の周辺を少し歩き回っただけでした。
 6時から朝食。ガス欠になると行けないので食事はしっかり取ります。ただ、昨日の食事がまだお腹に残っている感じがして、ご飯のお代わりは半膳だけでした。

 8時過ぎ、宿を出発し、会場に向かいます。天気は曇。暑くもなく、コンディションは上々。
 ゲストランナーの千葉真子さんの甲高い声がマイクを通して響いていました。
 「宿にクーラーはありませんでした。本当に涼しいですね」
 「現役時代に一生分の距離を走ったので、今日は5kmで勘弁してください」

 午前9時、ハーフと10kmがスタート。私と女性2人は10km、あとの男性メンバーは全員ハーフマラソンに参加です。

 1km地点を過ぎたところでOBのSHさんを抜きました。
 このコースには平坦なところがほとんどありません。
 「坂が好き」
と大きな文字でバックプリントされたTシャツが目に入りました。自転車のヒルクライムと同様に、あえて苦しいコースに挑むストイックな人がこの大会に集まっているのでしょう。

 上り坂では呼吸が荒くなります。普通にハァ~ハァ~と音が出ている分には良いのですが、「イチニ、イチニ」とか「エイヤー、エイヤー」と掛け声を発しながら走る人もいます。本人はそれでリズムを取っているのでしょうが、その近くを走っている人には非常に迷惑です。自分のピッチを乱されますから。こういう人たちは無意識に声を出していて、自覚していないことが多いものです。

 およそ2kmの坂を登り切り、4km地点を過ぎたところでYMさんとすれ違いました。女性で2番目を走っているようです。
 折り返し地点で時計を見たら32分を過ぎていました。
 あっ! ちょっとゆっくりしすぎた。1時間以内での完走は無理だ。
 お腹が重たく、上り坂で頑張りが効かなかったのが原因のようです。

 唯一平坦なダムの突堤の上で、もう一人の女性KMさんの姿を発見。
 「Mさ~ん!」
 声をかけましたが、彼女は気づきません。走りに集中していたのでしょう。

 下り坂でスピードを上げたいところですが、膝への衝撃、負担を考えると躊躇してしまいます。多少タイムが良くてもたいした意味はありません。
 細く、長く。
 生きている限り走り続けたい。
 これが私のモットーです。

 最後の坂を登り切ったところで1時間を越えましたが、フィニッシュラインまで痛みなく走り切れたことが喜びです。

 ハーフマラソン参加者は全員が完走しましたが、残念ながら今年は入賞者がいませんでした。女子ではYMさんが10km女子39歳以下の部において46分53秒でみごと2位入賞です。

 ところで、マラソン会場には毎年、3、4店のスポーツショップが出張販売をしています。型落ちや売れ残りなど結構お買い得な商品が並んでいます。アシックスのターサーが目に留まりました。made in china や made in vietnamばかりのなかで、唯一 made in japan でした。
 日本製にこだわりを持つ私は、「これは貴重だ!」と思い、3年ぶりに新しいランニングシューズを購入しました。赤を基調とした情熱的な色合いで、35%OFFの8,990円という値段が、財布の紐を緩めた次第です。

 帰路、SIさんのトヨタNOAHには乗車定員いっぱいの8人が乗り込み、賑やかな車中となりました。
 話題となったのが、8月7日に開催の秩父宮記念第41回富士登山駅伝競走大会のこと。11区間6人で距離47.93km、標高差3,258mの過激なコースを走る駅伝で、街中の舗装道路を舞台とした通常の駅伝とは勝手が違うため、歴代優勝チームはほぼ自衛隊が独占しています。
 この駅伝に県庁チームとして初めて出場します。トレイルランの得意なNH君とTT君がいるからです。特にTT君は県内では指折りのトレイルランナーです。上位入賞を期待しましょう。

種目:10km男子50歳代
記録:1時間1分19秒(ネットタイム 1時間00分45秒)
申込み:64人
順位:22位/53人中
使用シューズ:MIZUNO GX