★2018(平成30)年4月1日(日) 晴時々曇
探訪あいちの中でも人気の企画で、33人もの参加者となりました。幹事は隻腕のサイクリストのブルホンアンカーさん。
私は一昨年に続いて2回目の参加です。
桜は正に見頃でした。
山崎川は葉桜になりつつありますが、この辺りは伊吹おろしで名古屋より寒いせいか開花が遅いのでしょう。
木曽川と長良川の間にある背割堤は、何キロも続く薄桃色の桜道。サイクリングのためのお花見道路です。
南濃大橋を渡って、道の駅クレール平田で休憩。
次は、大榑川(おおくれかわ)沿いの桜道。桜のトンネルの中をサイクリングをしながら、桜を堪能するのは、最高の贅沢と言えるでしょう。
松野屋平田店にて昼食。菜めし田楽の専門店です。田楽8本にお吸い物と漬け物、デザート(抹茶アイス)が付いて1,200円。全員が大盛りを注文しましたが、丼茶碗に軽く盛っているだけなので、お腹は満たされません。正直、ちょっと高いですね。
人数が多いので、最初の配膳された人が食べ終えたときに、ようやく最後の方の人に配膳されるという時間差がありました。
再び大榑川沿いを走り、「かわしまや」で家族へのお土産として期間限定の桜餅を購入。
近鉄養老線沿いに走って、ローソンにて休憩。
参加者が大勢いましたので、自転車もいろいろです。その中でひときわ私の目を釘付けにしたのが、イエローの「cannondale R600」です。
所有者に伺ったら、2003年に購入したとのこと。
「もう1年待ったら、TEAM SAECOのアルミとカーボンのハイブリッドが買えたんですけどね」
「『HANDMADE IN USA』の文字のあるフレームは、今となっては貴重ですよ」
「今はどのメーカーも台湾、中国製になってしまいましたからね」
「今のキャノンデールは全く別の会社だと聞きました。モーターサイクル事業にも乗り出したことが仇となって経営危機に陥り、倒産したそうです」
キャノンデールはコネチカットの駅名に由来します。
同社は自社でアルミフレームのパイプそのものを開発、製造しているメーカーでした。
自転車製造において、人件費の安い中国や台湾での大量生産が当たり前の現代において、キャノンデールはアメリカ国内でのフレーム生産をセールスポイントとしていました。フレームにある『HANDMADE IN USA』のデカールは他メーカーとの差別化を図ってきたのです。
しかし、2003年に事実上倒産し、新しい経営陣の下、Cannondale Bicycle Corporationが設立され、それまで頑なに守っていた「アルミのキャノンデール」「HANDMADE IN USA」を捨て、他のメーカーと同じように生産を台湾や中国など海外に移転、フレームのカーボン化などに対応してしまったのです。ですから、会社組織としてオリジナルのキャノンデールはすでに存在しなくなったのです。
そして、もう一つ、目を引いたのがLOOKのロードバイク。
ラグ付きのフレームでしたので、「クロモリですか?」と所有者に伺いました。
「30年前のカーボンフレームです」
「30年前でカーボンフレームなんて珍しいですね。そんなに経ってるとは思えないくらい綺麗ですね」
「実はこれ、家内のなんですよ」
クリーム色のフレームは、確かに少し小さめでした。
中江川、大江川の桜も満開で見頃でした。桜のピンクと菜の花のイエローが美しい道です。
アクアワールド水郷パークセンターでは、オランダの水郷地帯をイメージした風車の前で集合写真を撮りました。
出発地点の木曽三川公園河川敷までは、LOOKさんの後について走行。
桜を満喫できたサイクリングでした。
使用自転車:Panasonic POSクロモリロード
走行距離:58.9km
走行時間:3時間14分