0286 探訪あいち 桜道を走る

●2016(平成28)年4月3日(日)  曇一時小雨

 「世の中に たとへむ物もなかりけり 春のさくらの 花のにほひは(本居宣長)」

 日本の桜の大半を占めるソメイヨシノ。その名が正式に定められたのは1900年でした。江戸時代の交配によって生まれ、接ぎ木によって全国に広がりました。ソメイヨシノが一斉に咲き、一斉に散るのは全て同じ遺伝子を持っているからだそうです。冬の寒さに耐えて、根を張り、つぼみを育て、やがて万朶の花を咲かせます。

 桜に惹かれて、35人もの参加者となりました。初対面の人も大勢います。幹事のブルホンアンカーさんも大変だったと思います。

 タイトルどおり、桜を満喫できるサイクリングでした。期待を裏切らない、いや、期待以上の桜道でした。

 木曽川長良川の間にある、背割堤。こんな道があること自体、初めて知りました。車止めがあるので、許可された車以外は入ってきません。ですから、安心して快適に走れます。
 何キロも続く薄桃色の桜道。歩く人もまばらですから、これぞサイクリングのためのお花見道路でしょう。

 南濃大橋を渡って、道の駅クレール平田で休憩。
 続いて、大榑川(おおくれかわ)沿いの桜道。ここも見事な桜道です。桜のトンネルの中を走っているようです。サイクリングをしながら、桜を堪能する、という贅沢。この季節にだけ現れる桜の道だからこそ、刹那の価値があると言えるでしょう。

 お昼ご飯は菜めしでんがくの松野屋平田店。専門店ですから、メニューはでんがく定食のみ。全員が大盛りを注文しました。大盛りといっても丼茶碗に軽く盛っているだけなので、あまり量はありません。田楽8本にお吸い物と漬け物、デザートが付いて1,200円。ちょっと高いです。正直お腹は満たされません。
 「唐揚げでも食べたい」と言う声に、頷けます。

 今尾橋を渡っているところで、鉄のGIOSさんのピナレロがパンク。後輪に大きな釘が刺さっていました。
 橋の上にはいろいろごみが溜まっているので要注意です。

 休憩場所のローソンに着いたところで、今度は私のバイクの空気が抜けてしまいました。どうしたことでしょう。新しいコンチネンタルのタイヤに替えてから、これで4回目です。タイヤには何も刺さっていません。タイヤかリムに問題があるに違いありません。チューブを取り換えましたが、また同じことが起きると思いますから、よく点検してみたいと思います。

 中江川、大江川の桜を見て、水車のあるアクアパークで休憩。そのあと、木曽三川公園にタワーを目指して終点です。

 本日は、のんびりと自転車に乗りながら、桜に浸りきるという快楽を味あわせてもらいました。来年もぜひ走りたいと思います。幹事さんありがとうございました。

使用自転車:Panasonic POS クロモリロード
走行距離:59km
所用時間:6時間25分