●2016(平成28)年3月13日(土) 晴
2012年に始まって今年で5回目の名古屋シティマラソン。初回と2回目は股関節痛のため参加申込み自体を見送りました。今年が3回目の出場です。
地下鉄ナゴヤドーム前矢田駅は参加者で通勤ラッシュ並みの混雑です。地上に出ると、さらにすごい人混みです。
カラフルなウェアの女性ランナーで華やかです。なにしろ17,607人の女性ランナーが集まっているのですから。
サッカーのユニフォームを着た参加者が結構いました。グランパス、横浜マリノス、浦和、新潟、FC東京、などなど。サポーターなのでしょう。プロ野球のユニフォーム姿の参加者は、ドラゴンズ、ジャイアンツ、タイガース、カープを見かけましたが、数の上ではサッカーの方が多いようです。マラソン好きの人は、サッカーも好きな人が多いのかもしれません。
荷物をトラックに預けてから、ナゴヤドームのスタンドに座って待機します。大型ビジョンにはウィメンズマラソン様子が映し出されていました。
リオデジャネイロ五輪の女子マラソン最終選考会を兼ねた大会です。
後から知った結果では、田中智美が2時間23分19秒で日本勢トップの2位に入り、初の五輪代表入りを確実にしました。小原怜が1秒遅れの3位でした。たった1秒で明暗が分かれました。42.195kmを走り抜いて、最後の1秒で、オリンピックに行けるか否か、決まってしまうのです。たかが1秒、されど1秒。勝負の世界は残酷です。でも、1秒差でも勝ちは勝ち、負けは負けなのです。
前評判の高かった木崎良子は10位、アテネ五輪金メダリストの野口みずきは23位でした。
さて、私のスタート前の待機エリアはWブロックで、後方にはX、Yだけなのでほとんど後ろの方です。10時20分に号砲が鳴っても、スタートラインにたどり着くまでに12分11秒もかかってしまいました。
グロスタイムで1時間切りは諦めました。
しかし、ネットタイムでは1時間は絶対に切りたい。
古出来町交差点を左折して、環状線を南に進路を取ります。
混沌とした状態が続くと心配しましたが、意外と早い時点でマイペースで走れる状況になりました。
3車線の広い道路です。私は道路中心部、中央分離帯沿いを走りました。歩道寄りを走って、沿道の応援を間近に受けるのも気分が良いものです。だけど、普段は車しか通れない都心の道路を走れるわけです。道路の中央から景色を見ることができるチャンスは、今しかありません。すれ違うウィメンズマラソンのランナーも近くで見ることができます。それにゆっくりランナーは比較的歩道側よりを走っていますから、センターライン寄りの方が追い抜きやすいという利点もあります。
5km通過、39分02秒。
名古屋市博物館前に唯一の給水所。スポーツドリンク、次に水をもらいました。
新瑞橋交差点、8km地点、55分28秒。
弥富通、9km地点、1時間00分50秒。
瑞穂公園陸上競技場前、10km地点、1時間5分59秒。
フィニッシュ、1時間08分12秒。
ネットタイムは昨年より良かったようです。
マラソンに焦がれている自分ですが、走っている間は、どうしてこんな苦しいことを自分はやっているのか、と自問自答しています。ところが、ゴールラインを越えると、達成感と開放感に包まれます。このコントラストが気軽に味わえることがマラソンの魅力なのかもしれません。
種目:クオータマラソン男子(10.5km)
エントリー:14,730人
記録:1時間08分12秒(グロスタイム)
56分01秒(ネットタイム)
使用シューズ:asics T3
気象状況(9時10分現在)=晴、気温10度、湿度36%、南の風0.6㍍。