■2014(平成26)年7月20日(日) 晴のち曇
やぶはら高原ハーフマラソンには今年で13回目の参加です。ハーフの部2回、10kmの部5回、5kmの部6回(うち1回、2007年は台風4号の影響で大会中止)。2007年から2012年までは股関節の故障で長い距離が走れず、5kmの部への参加でした。昨年からようやく10km走れるまで回復し、10kmの部にエントリーしていましたが仕事の都合で出場できませんでした。
今年、久しぶりの10km挑戦です。
何とか1時間以内でゴールしたい、と心に秘めスタート地点に立ちます。
5kmの部の最高齢は83歳、10kmの部の最高齢は81歳と、アナウンスされました。一人は佐賀県から参加。お元気ですね。
私の父は寝たきり状態になってしまったのに、同じような歳でマラソンを走る人もいる。長生きしても健康年齢が短いと人生の充実度は低くなるでしょう。
死に際までピンピン元気で、コロリと死ぬ。誰にも迷惑を掛けない。ぴんぴんころり(PPK)。一番幸せな死に方です。
午前9時、号砲。ハーフと10kmが同時にスタート。いきなりの上り坂。ゆっくりペースで呼吸を整えます。しばらく晴れ間がのぞいたものの、すぐに曇り空。日差しがない方がかえって走りやすいです。
太鼓の応援を聞くと、最低地点の西山大橋まで下り。スピードに乗った人たちにどんどん追い抜いて行かれますが、回りのペースに巻き込まれないよう、自分のペースで行きます。下り坂は膝や股関節に大きな負荷がかかるので、走り方に気をつけたい。
牛舎の臭いが漂うところから、3kmあまりの上りが始まります。上り坂は苦しいが、足は動く。上りは足への衝撃が少ないです。
ゼーゼーヒーヒー、非常に大きな荒い呼吸の人が横に来ました。うるさくて迷惑。リズムが狂ってしまう。ついでに言うと、バタバタ足音が大きな人も迷惑です。スピードアップして、この災禍から逃れます。
ダムの突堤前でハーフは直進、10kmは右折。選手がまばらになり、すごく走りやすくなりました。ダム湖は深い緑の水で満ちています。
折り返し、中間地点。31分ぐらい。何とか1時間は切れるかも。
やぶはらマラソンは、坂だらけの起伏の激しいコース。平坦なところがあまりありません。過酷さが“売り”と行って良い。その上、天気が良すぎると、暑さとの戦いも加わります。平地のマラソンよりも1割ぐらい余分に時間がかかると思います。
復路は3kmあまりの下り。つづら折りのコースなので前方には2人しか選手が見えません。しばらく同じ50歳代の人と併走。
何人かの人に抜かれます。
街中の大会と違って、沿道の応援はほとんどありません。でも、緑豊かな自然と大会スタッフの方々の声援が後押ししてくれます。
あと2km地点で46分を過ぎました。ここから待ち受ける坂を考えると、60分を切れるがどうか微妙です。
前傾を深くし、腕の振りを大きくします。15分遅れでスタートした5kmの選手を数人追い抜きます。
あと1kmを過ぎ、最後の給水を取る。残り6分少々。今のペースが維持できれば60分を切れると確信。
最後の短い坂を克服すると後はゴールまで下り坂。女性ランナーに追い抜かれましたが、無事にこだまの森のフィニッシュラインを超えることができました。
県庁クラブのメンバーも全員が完走し、AKさんが女子5kmの部で2位(25分07秒)、TKさんが男子ハーフの部で2位(1時間16分50秒)、同じくDIさんが4位(1時間20分21秒)と、3人が入賞しました。
1年先輩のHWさんが「来年もここに来ることが目標」と言っていました。私も全く同じ気持ちです。
使用シューズ:MIZUNO GX
参加種目:10km男子50歳代
グロスタイム:58分58秒
ネットタイム:58分28秒
順位:19位