■2014(平成26)年11月28日(金)午後 曇のち雨
研修終了後、帰りの新幹線乗車まで時間があったので、入場無料のNHK放送博物館を見学しました。
ラジオ放送は1925年(大正14年)に、ここ愛宕山から始まりました。愛宕山が放送のふるさとと言われる所以です。
一番目を引いたのが国産初の録音機です。みかん箱ぐらいの大きさで、重さがなんと35キロもあるのです。オープンリールテープです。と言っても、デジタル世代の若い人は知らないかもしれませんね。
本体には「TOKYO TSUSHIN KOGYO」とありました。東京通信工業の製品です。これも知らない人が多いと思いますが、現在のSONYです。
そして懐かしい白黒テレビ。私が幼稚園の頃、東京オリンピックはモノクロで見ていました。
NHK総合放送が全面カラー化になったのが、1971年(昭和46年)のこと。大阪万博もまだ、モノクロで見ていたのでした。
デジタル液晶テレビ世代には、ブラウン管テレビを知らないことでしょう。その図体の大きさ、奥行きの深さに驚くに違いありません。
東京駅まで歩きました。
出光美術館か、三菱一号館美術館に寄ろうと思いましたが、展示内容がイマイチなので、東京駅に行ってみたら、駅舎の中に東京ステーションギャラリーを発見。
今まで何度も東京駅には来ていたのに、駅の中に美術館があるなんて初めて知りました。
「東京駅開業百年記念・駅の美術館で楽しむ13日間」が開催中でした。
入館料200円を支払って、エレベーターで3階へ。
東京駅の20分の1模型を使ったプロジェクションマッピングが上映されていました。臨場感あふれる音楽と、建物の凹凸を活かした美しい光の映像に魅せられました。
2階では、1914年12月に開業した東京駅舎創建当時のレンガ壁が、鑑賞できました。普段は保護のため、カバーが掛けられているのです。美術館の空間自体が美術作品となっているという、通常の展覧会とは一味違った面白い機会でした。