0655 探訪あいち ピースサイクリング 豊川海軍工廠平和公園へ

★2018(平成30)年8月25日(土) 晴

 前日の未明に台風20号が通過し、雨や風の影響が心配されました。24日午後6時の予報では明け方まで小雨が残るものの、日中は曇でしたので、愛知県サイクリング協会HPの掲示板に予定どおり実施する旨告知しました。
 しかし、本日は一転、朝、自宅を出発するときから太陽がまぶしく輝く天気です。

 集合場所は道の駅藤川宿。名鉄藤川駅を下車したところで自転車を組み立て、道の駅の駐輪場で皆さんを待ちました。

 参加者は4人。全員が60歳以上と、ロートル集団です。

 今年は“平成”最後の夏となります。
 夏は戦争と平和について考える季節でもあります。

 今回の探訪あいちはピースサイクリングとして、本年6月に開園した「豊川海軍工廠平和公園」を訪ねます。

 戦後73年を経て空襲体験者の高齢化が進む中、戦争の記憶を後世に伝えるため、豊川市名古屋大学宇宙地球環境研究所から跡地を買い取って平和公園として整備しました。

 豊川海軍工廠は「東洋一の兵器工場」と呼ばれ、航空機や艦船が装備する機銃や弾丸を生産する工場として1939年(昭和14年)にできました。ここ豊川の地に工廠が設置されたのは、平らな土地、人の集めやすさ、鉄道による運搬のしやすさなどの条件が整っていたことによるそうです。最盛期には動員学徒や女子挺身隊も併せて5万人以上が働いていました。
 「工廠」とは聞き慣れない言葉ですが、軍の直轄工場という意味です。

 1945年8月7日、アメリカ軍が工廠を襲いました。
 B29爆撃機が26分間で3256発もの500ポンド爆弾を投下。死者2500人以上、負傷者1万人以上という多大な犠牲者を出したのです。(豊川市が再調査したところ、少なくとも2651人になるとのこと)
 そのなかには13歳の少女もいました。
 中学生です。こんな年少者まで働かせるとは‥‥‥。
 いかに人手不足だったかがわかります。

 同年の5月19日に小規模な空襲がありました。13歳の少女は、この空襲や戦況から死を悟り、父母宛の遺言書をしたためました。
 「お父様、お母様より先に死んでいくことをお許しください」
 そして、その少女は、8月7日の大空襲で命を奪われました。

 私達4人は、平和交流館内で豊川空襲の記録ビデオを鑑賞した後、語り継ぎガイドボランティアの年配の男性に公園内を案内していただきました。

 最初に、防空壕跡です。防空壕というと洞穴のようなイメージがありますが、単に溝を掘っただけの簡単のものです。中には円蓋付きのものもあったようですが、それでも大型爆弾を防げるものではありません。

 信管置き場は土塁に囲まれた中に建っています。土塁の上に設置された階段から眺めると、屋根はコンクリートの瓦葺きで簡単なものです。中に入ると、壁は40cmほど厚さがあり、かなり丈夫にできているようですが、天上は木製です。爆発事故が発生した際、被害を最小限度にするための構造だそうです。
 信管とは、砲弾や爆弾などの弾頭又は弾底に取り付け、炸薬を点火・爆発させる装置のことです。
 “黒の7.4FX”さんは軍事関係の知識が豊富で、ガイドさんが話される内容を先に説明してくれたり、キャプチャーの間違いを指摘したりしていました。

 火薬庫はラーメン構造で土が被せられ、丘のように見えます。3つの部屋に別れていて、湿度対策のため壁は檜の板で作られ、通気口もあります。中は少しヒンヤリします。
 通路には、当時の配電盤や「昭和十四年」と刻印された水道管も展示されています。
 火薬庫の北側には、500ポンド(約230kg)爆弾の着弾跡があります。コンクリートがえぐられています。今はかなり土が埋まってきていますが、その大きさから凄まじい威力がわかります。

 ボランティアガイドさんの話では、陸上自衛隊豊川駐屯地の隊員の中には、空襲で亡くなったであろう女性の幽霊を見る人もいるとのこと。

 二度と悲惨な戦争を起こしてはいけないと伝えていくことが、私達の役割だと思います。

 なお、平和公園までの往路では、赤坂宿の大橋屋三河国分寺、三河国分尼寺跡史跡公園、ぎょぎょランドのある赤塚山公園に、復路では法蔵寺にある近藤勇首塚に立ち寄りました。

【サイクリングコース】
道の駅藤川宿(午前8時30分)⇒ 旧東海道 ⇒ 追分 ⇒ 姫街道三河国分寺 ⇒ 三河国分尼寺 ⇒ 赤塚山公園(ぎょぎょランド)⇒ 豊川海軍工廠平和公園(語り継ぎボランティアガイド)⇒ <折り返し・往路と同じ> ⇒ 〔昼食〕⇒ 道の駅藤川宿・解散(午後2時)
距離:39km
所要時間:5時間30分

使用自転車:KHS Manhattan m451S
走行距離:42.9km
走行時間:2時間27分

【参加者】
青のタイレルさん、黒の7.4FXさん、大安の西川さん、幹事(まつぼっクリ) 計4人

【参加者の声】
<大安の西川さん>
幹事さん、参加されました2人さん今日はご苦労様でした、暑かったですね、歴史の勉強させて頂きありがとうございました、最近歳のせいか、段々昔の事に興味が湧いてきて、色々質問したくなって関係者様に色々教えていただき誠に楽しい一日でした、又宜しくお願いします。

0654 J1リーグ第23節(vsサガン鳥栖)

★2018(平成30)年8月19日(日) 晴

 今日の試合のチケットは完売です。
 通路が満員電車のように混雑して、行き来するのが大変なくらい超満員の瑞穂スタジアムです。
 お目当ての一つは、サガン鳥栖が今夏の移籍で獲得した、スペイン代表で活躍した世界的プレーヤーのフェルナンド・トーレスです。
 「誤報じゃないよ、本トーレス
 「来てくれて、ありがトーレス
 グッズ売り場に飾ってあったマフラータオルの文字が印象的です。
 さらにサガンは、鹿島から金崎夢生も獲得しました。強力な2トップと言えるでしょう。

 グランパスは、ジョーが累積警告で出場停止。加えてFWに長身の選手がいません。前線の迫力がないかな、空中戦でちょっと不利かな、と思いました。
 しかし、ふたを開けてみると、ジョーの不在など不安要素を払拭する戦いぶりでした。

 前半21分に、前田直輝からのパスに、フリーで走り込んできたDF金井貢史が決めました。
 後半19分には、エドゥアルドネットの魔法をかけたような左足アウトサイドのクロスを、途中出場の和泉竜司がきれいに合わせて2点目。
 同30分には、パス交換で相手を崩して玉田圭司がシュート。キーパーに弾かれたものの、詰めていた前田がこのボールを押し込んで駄目押しの3点目を決めたのです。

 その後も、どれだけパスが続くのか、というくらいボールを支配し、決定力があればあと2点は取れていたでしょう。

 守備でも、金崎夢生の決定的な1対1のシュートをランゲラックが防ぎ、また、フェルナンド・トーレスに対しても決定機をシュートミスで命拾いした場面もありましたが、ほとんど仕事をさせないディフェンス陣の奮闘も光りました。

 残留を争うサガン鳥栖に3対0で勝利。この勝点3は6に相当する価値があると言えます。
 J1で5年ぶりの5連勝でJ2降格圏を脱出し、14位に浮上しました。

 それにしてもシーズン途中で移籍加入した5人の活躍が目を引きます。
 移籍選手の登録期間は年2回で、今シーズンについては第1登録期間が1月5日から3月30日、第2登録期間が7月20日から8月17日と定められています。そうすると、例えば6月に移籍が決まっても、試合には7月20日以降からしか出場できない訳です。
 彼らは7月22日の第17節から出場が解禁されました。
 以来、5勝1分けと負けなし。素晴らしいです。

 しかしながら、移籍選手が活躍できるか否かは、監督の手腕や戦術、チームとの相性など様々な要素があるでしょう。
 トーレスにしても金崎にしても大型フォワードですが、未だに得点を挙げていません。

 それに対して、グランパスの5人は確実に実績を上げています。これは風間八宏監督のぶれない指導方針があるからに他なりません。本当に良い監督に来てもらったと思います。

<試合結果>
パロマ瑞穂スタジアム
3対0(前半1-0、後半2-0)
得点:【名古屋】①金井貢史(前21)、②和泉竜司(後19)、③前田直輝(後30)、【鳥栖】なし
観衆:19,646人
気温:26.9℃
開始:午後6時
主審:柿沼亨

<成績>
7勝4分け11敗、勝点:25、得点:29、失点:39、得失点差:-10、順位:14位

0653 山崎川JOG その76

★2018(平成30)年8月19日(日) 晴

 瑞穂公園まで自転車で行って、ジョグスタート。自転車のカゴにはペットボトルの水を置いておきます。
 いつもの1周4kmのコースを3周。
 いつもは反時計回り(左回り)に周回するのですが、2周目を時計回りに走ってみました。
 見慣れた景色がちょっと違った感じになり、新鮮な気持ちになりました。

 歳をとると、時間が早く過ぎるように感じます。60歳だったら、1年は60分の1になる感じでしょうか。
 毎日ルーティンワークをしていると、時間が短く感じてしまいます。限られた狭い範囲で生活をしていると、時間があっという間に過ぎてしまいます。もったいないです。
 何か新しいことをやってみたりして、人生を楽しむことで、若い頃のように時間を長く感じるようにしたいものです。

使用シューズ:アシックス ターサーGONA
走行距離:13.5km
所要時間:1時間48分

0652 豊川市へ ピースサイクリング その2

★2018(平成30)年8月18日(土) 晴

 先月、豊川に行ったときに比べれば、かなり涼しくなりました。
 それでも30℃以上ありますから、暑いことに変わりはありません。これが平年並みの気温なのでしょう。

 今回は豊川海軍工廠平和公園の語り継ぎボランティアのガイドに参加することを主眼に行きました。

 「三河国分寺跡」と「三河国分尼寺跡」は施設の前を通過したのみ。赤塚山公園「ぎょぎょランド」は立ち寄りを省略しました。

 午前10時に豊川海軍工廠平和公園に到着。
 ガイドはちょうど始まるところでした。
 青いTシャツを着たボランティアの方2人が、10人ほどの集団を案内してくれました。なかには、戦争を体験したであろう車椅子のお爺さんや、戦争を知らない子供達もいました。

 まず、第一火薬庫の見学です。
 ラーメン構造のコンクリート造りの構造体に土がかぶせられています。一見、丘のようですが、黒い煙突のような空気孔が上部に何本かあり、下の方にも空気孔があります。湿気を防ぐためのものです。

 「これが爆弾の落ちた場所です」
  ガイドの方が火薬庫北側の法面の下を指さされました。500ポンド爆弾でコンクリートのえぐられた跡です。
 1945年8月7日のB29爆撃機による空襲では、26分間で3,256発もの爆弾が投下され、これはそのうちの1発だそうです。
 重さ約230kgの爆弾の威力は凄まじいものだったでしょう。
 爆弾は工場中心部に投下されたので、この火薬庫などがある平和公園の敷地内は、投下数が2発だけだったため、ほぼ当時のままの姿で残っているそうです。工場跡地は現在、日本車輌の工場や名古屋大学の研究施設となっています。

 火薬庫の中は3つの部屋に別れています。そのうちの2部屋が見学できるように復元されています。外に比べると、2℃~3℃は低いようで少しひんやり感があります。
 当時の配電盤や発掘された水道管もありました。水道管には工廠が建設された年の「昭和十四年」と刻印されています。

 次に第三信管置き場に案内されました。
 信管とは、砲弾や爆弾などの弾頭または弾底に取り付け、炸薬(さくやく)を点火・爆発させる装置のこと。 
 爆発事故が発生した際に周りに被害を出さないよう、建物の周囲に土塁が設けられています。
 壁は厚さが40cm程ありコンクリート製で丈夫な造りですが、屋根は木製で瓦葺きです。これは爆発事故が起きても建物の被害を少なくするためだったそうです。

 公園内には防空壕跡が3つあります。いずれも穴が掘られただけの簡単なものです。木製のふたが被さったものもあったようです。こんな溝のようなところで爆風は防げたかもしれませんが、まともに上から爆弾が落ちてきたら、イチコロです。
 防空壕というと、地下に造られたトンネルのような穴、洞窟のようなもの、というイメージでしたので、「これが防空壕なの?」と思いました。
 「壕」の意味を調べてみると、①土を掘ってつくった穴やみぞ、②城の周囲にめぐらした堀、とありました。
 なるほど、溝も「壕」なんですね。

 最後にガイドの方が、「小さい子供達にはよくわからなかったかもしれませんが、戦争の悲惨さと平和の尊さを、二度と戦争を起こしてはいけないと伝えていって欲しいです」と結ばれました。
 若い世代に継承していくこと、伝えていくことが、平和を守るために必要なことであることを改めて実感しました。

 昼食は、国道1号沿いの「奈良天理ラーメン天風豊川店」へ。以前私が企画した探訪あいちで昼食を取った店です。
 ここの天風ラーメンは、白菜を煮込んだスープが特徴で他店にはない味です。チャーハンセット(800円)を注文。ボリュームがあってとても満足しました。広い駐車場も一杯で、順番待ちのお客さんが多いのも頷けます。

 12時50分頃、美合駅到着。
 輪行袋に自転車を収めて、帰路に着きました。

使用自転車:KHS Manhattan m451S
走行距離:46.6km
走行時間:2時間47分

0651 新舞子までサイクリング その6

★2018(平成30)年8月13日(月) 晴

 本日、夏季休暇取得。
 最近、新舞子によく行ってますが、限られた時間で距離を稼ごうと思うと、このコースになってしまいます。

 今日は、本当にバテました。
 昨日までと比べて、特に気温が高かったわけではありません。でも、ほとんど無風状態で、走っても冷却作用が働かない状況です。
 それに、体調が良くなかったのでしょう。
 水分を補給しても口の中がすぐに乾くし、フラフラして、熱中症になってしまったのかなと思いました。

 前回と同様、ミニストップ知多浦浜店に立ち寄りました。今日は『ハロハロ果実氷温州みかん』を食べようと思いました。ところが、既に販売終了とのこと。仕方なく抹茶かき氷を注文。しかし、これが何とも貧弱なものでした。普通のコップ一杯分しかないのです。シロップも少々。これで150円は高すぎます。ガリガリ君を食べておけば良かったと後悔しました。

使用自転車:Bianchi AXIS シクロクロス
走行距離:57.6km
所要時間:3時間37分

0650 J1リーグ第21節(vs鹿島アントラーズ)

★2018(平成30)年8月11日(土) 晴

 本日の試合は前売り券完売。
 4万人越えの入場者数を目指して、取り組みがありました。
 入場者全員にJリーグ25周年記念の黒のレプリカユニフォームが配布されました。また、小中学生と高校生合わせて1万人の無料招待。
 初めて試合観戦に来た人も多かったと思います。
 通路も人でごった返し、通勤電車並みの混雑で、スムーズな移動ができない状態でした。
 試合後半途中に、本日の入場者数が発表されました。
 43,579人
 観衆がどよめきました。
 豊田スタジアムで過去最高の数です。
 これまでの最多は、2013年7月のアーセナル戦の42,919人でした。
 Jリーグの試合では、2014年5月のセレッソ大阪戦の38,966人が最高で、初の4万人超えです。

 そして、試合内容も今季最高の結果でした。

 まさか試合巧者、難敵の鹿島相手に4対2で勝利するとは!
 点の取り合いでした。
 先ず、ジョーの先制点で前半折り返し。
 後半開始早々に1点返されたものの、新戦力のDF金井貢史の技ありシュートでリード。ところが、不可解なPKを取られて同点に。

 この日の主審は小屋幸栄という人でしたが、おかしな判定が続出し、大ブーイングが起きました。
 アドバンテージを取ればいい場面で試合を止めたり、明らかにボールに行っているのに警告を取ったり、試合の流れを壊すようなジャッジでした。聞いたことがない名前でしたので、今年からの審判なのでしょうか。

 しかし、グランパスはこれにめげず、金井がこの日2点目を決め、アディショナルタイム前田直輝が駄目押しのゴールを決め、合計4点。
 できの悪い審判をもろともせず、力で勝利をもぎ取りました。

 ゴールが決まる度に、妻と前後の見知らぬ人達とハイタッチ。隣のおじさんは「最高の試合だ!」と握手を求めてきました。

 これで3連勝。降格圏のチームが全て勝ったため、最下位は変わりませんが、残留圏の15位までの勝点差は2に縮まりました。
 希望が見えてきました。
 今は順位よりも確実に勝点を重ねることです。

<試合結果>
豊田スタジアム
4対2(前半1-0、後半3-2)
得点:【名古屋】①ジョー(前34)、②③金井貢史(後6、後36)、④前田直輝(後90+2)、【鹿島】①土居聖真(後5)、②鈴木優磨(後27)
観衆:43,579人
気温:30.9℃
開始:午後6時
主審:小屋幸栄

<成績>
5勝4分け11敗、勝点:19、得点:24、失点:38、得失点差:-14、順位:18位

0649 山崎川JOG その75

★2018(平成30)年8月11日(土) 晴

 短い時間でも走りたいと思い、山崎川へ。
 午前中から猛暑ですが、山崎川沿いは、桜の木や住宅が日よけになって、コース全体の3~4割が日陰になります。直接太陽の陽を浴びるのとそれを避けられるのとでは、暑さの感じ方がまるで違います。
 それに、川沿いは水の流れで若干涼風を感じますし、目からも涼しさを感じます。

 北陸上競技場のフィールドでは、シニアのサッカーが行われていました。暑い中、よくプレーできるものです。それにボール競技はテクニックや反射神経がなければ、楽しくプレーできません。
 私は若い頃、テニスやバドミントンを経験したことがありますが、運動神経が鈍くて、パートナーに申し訳ない気持ちで一杯でした。

 マラソンは運動神経が悪くてもできるスポーツです。相手に迷惑をかけずにマイペースで楽しむことができる。魅力の一つだと思います。

使用シューズ:アシックス ターサーNOVA
走行距離:7.1km
所要時間:56分