0689 松平往還試走

★2018(平成30)年11月11日(日) 晴

 9月23日に続いて2度目の松平往還です。
 前回は道を探しながらでしたので時間がかかりましたが、今日はスムーズでした。

 5回ある峠越えもしんどかったものの、経験済みなのでダメージは少なくて済みました。

 ブドウの季節も終わり、駒立町の「マルタ園」に至る道も車は1台も通りません。ぶどう園も人はおらず、あのときの賑わいがウソのように静かです。

 渡通津町の中心部にあるお堂は、きちんと障子の戸が閉められていました。おそらく修理されたのでしょう。

 豊田市滝脇町の恵光寺前にある観光案内板を見ていたら、地元のおじさんが近づいてきて、話しかけてきました。
 「どこまでいくの?」
 「松平郷までです」
 「この下にある滝壺を見てくるとイイよ。二畳ヶ滝。1キロぐらいだから」
 せっかくだから行ってみることにしました。

 岡崎市豊田市の市境を流れる郡界川沿いの県道338号線を下っていくと、川の流れの音が大きくなってきました。
 ここです。案内板もあります。
 滝の高さ約30メートル、幅7メートル、岩盤が重なって激流が二層になって落下するのが、この名の由来と言われています。
 道路脇からも滝の姿を見ることができ、遊歩道の階段を下りればすぐに滝下へと行けました。
 集落の近くにこんな滝があるとは驚きました。水量があり、なかなか迫力があります。豊田市内で最大の滝だそうです。ただ、水質は良いとは言えません。

 県道に戻ると、サイクリスト2人が滝の様子を見ていました。

 松平郷でトイレ休憩。
 国道301号を東に進み、つづら折りの根引峠を上ります。
 307mの標高にまで辿り着くと、豊田市花沢町(旧下山村)に入ります。

 前回、彼岸法要のため臨時休業だった「二八そば 亀福」に行きました。
 今日は営業していました。

 駐輪場に手作りの丸太の自転車ラックがありました。しかし、高さが足りず、ハンドルを潜らせることができません。自転車を斜めに傾けて丸太の下を通し、サドルを掛けました。
 店の前の円形の木札を一枚取ります。「16」と数字が書かれています。この木札がなくなると営業終了。もう食べられません。

 お店の中へは靴を脱いでスリッパに履き替えます。今年の7月に開店したばかりとあってとてもきれいです。
 6人掛けのテーブルが2脚、4人掛けのテーブルが2脚と20人で満席になります。
 メニューは「もり(800円)」、「かけ(900円)」と期間限定の「たぬきつね(1000円)」のみ。もりとかけには、とろろかおろしが付きます。シンプルです。

 初めてなので、定番のもりそばにおろしを注文しました。
 蕎麦はこしがあるというか少し堅めです。つゆは奥さんの手作り。美味しくて全て飲み干しました。
 奥さんからQRコード付きの名刺とスタンプカードをもらいました。場所が場所だけに10回も来ることはおそらくないと思いますが。

 蕎麦だけではちょっとお腹は満たされませんでしたが、本日は目的を達成して満足です。

使用自転車:Bianchi AXIS シクロクロス
走行距離:52.1km(累積7601km)
所要時間:4時間20分(8時45分~13時05分)