★2018(平成30)年7月21日(土) 晴
半端ない暑さが続いています。
連日、熱中症で何千人もの方が病院に搬送され、亡くなる方もいます。
つい先日まで豪雨が続いて中国・四国地方、そして岐阜県に甚大な被害があったというのに、今度は灼熱地獄が続いているのです。自然のリズムが狂っているとしか言いようがありません。
そんな中、愛知県庁クラブの合宿に久しぶりに参加しました。
一昨年までは毎年この時期にクラブ行事として「やぶはら高原ハーフマラソン」にエントリーしていました。ところが、昨年、台風で土砂崩れが起き、マラソンコースが使用できなくなったことから中止となりました。今年、大会は復活したものの、メインであるハーフマラソンが取り止めとなり10キロだけになったことから、クラブとして参加するのは見送られたのです。
その代わりとして新たに企画されたのが、売木村での合宿です。
長野県下伊那郡売木村は“走る村”をキャッチフレーズにマラソン合宿に力を入れています。名古屋から距離的に近く、その割に標高も850m以上あって、涼しいのです。
また、県庁OBの佐野昭二さんと売木村職員でウルトラランナーの重見高好さんとの縁もありました。
東岡崎駅南口に集合したのは6人。津田さんのワンボックスカーで出発です。
岡崎インターから豊田勘八インターを経由して、国道153号を走り、約2時間で売木村到着。名古屋から出発した日比野さんのプリウスに乗車した3人もすぐに到着して、宿泊の9名が揃いました。さらに日帰りの2名も合流しました。
うるぎ自然休養村センター・ささゆり荘が宿です。合宿プランですから、午前中から宿を利用することができます。
午前10時半から練習開始。気温29℃。『長下コース(4km)』の一部を使って、ジョグとタイムトライアルです。私は4周、約8kmを1時間かけて走りました。若い人達のスピードには付いていけませんから。
宿の温泉で汗を流した後はランチです。『うるぎふるさと館 つみ草食堂』にて野菜カレー(700円)を食べました。辛さとコクがあり、野菜もたっぷり入ってとても美味しいメニューです。
宿で休憩後、午後3時半から練習。気温30℃。名古屋に比べたらおそらく7~8℃低いでしょう。
宿を発着点に『岩倉コース(6.14km)』を1周して7.6kmを64分で走りました。前半は岩倉ダムを目指してひたすら上り、後半は国道418号を下る非常にハードなコースです。
走力のあるメンバーは、このコースを2周したり、さらには茶臼山まで往復20km以上走ったりしていました。
この日は岩倉キャンプ場でうるぎフェスタが開催されていて、賑わっていました。フェスタのスタッフとして道案内をしていた重見さんが、給水にとペットボトルのお茶を提供してくれました。
宿の温泉で再び汗を流しました。ゆったりと湯船に浸かり、疲れも流れたように思います。
日帰り参加の福見さんと成久さんは、温泉に入ってから帰りました。福見さんは大きな病院に勤める走るドクター、成久さんは奥三河パワートレイルで上位入賞した女性ランナーです。
午後6時から1階の食堂で夕食。宿での一番の楽しみは、なんと言っても食事です。食事は、栄養や生体調節という機能だけでなく、食べるときに感じる「美味しい」「嬉しい」「楽しい」という感覚が「幸せ」をもたらしてくれます。
見た目は地味ですが、岩魚の塩焼きやイノシシと豚肉の陶板焼きなど内容は充実していましたし、地元売木産のご飯や味噌汁も美味しく、味も満足できるものでした。
夜8時、宿の方がホタル見学に連れて行ってくれました。車で数分の田んぼです。
暗闇の中にポツポツと光が舞い始めました。ヘイケボタルです。ゲンジボタルより小形で体長8ミリくらい。体は黒色、胸部は赤橙色で黒い縦線があり、尾端に発光器をもっています。
夜空の星と見間違えるかのように光っています。人間を恐れることなく、髪の毛や手に留まる蛍もいます。
若い頃の記憶が曖昧ですが、蛍をまともに見たのは、この歳になって初めてではないかと思います。
ヘイケボタルの幼虫は水田・池などに棲み、巻き貝のカワニナを食べ、6月ごろ成虫になります。成虫になってからの寿命は、1週間から2週間ほどです。今はもう最盛期を過ぎましたが、それでも光の美しさを十分に堪能できました。
4部屋に9人が分散して泊まります。OBの保田さんと私、1歳若い岩田さんのロートル組3人が相部屋です。保田さんは早々に寝てしまいましたが、かつて農業大学校に勤務していた岩田さんとは共通の話題で、眠くなるまで語り合いました。
使用シューズ:asics TARTHER ZEAL
走行距離:8km+7.6km 計15.6km
走行時間:1時間+1時間04分 計2時間04分