★2018(平成30)年7月16日(月・海の日) 晴
殺人的な暑さが続いています。
35℃以上の猛暑日が続き、熱中症で病院に搬送される人が続出し、死亡者も出ています。“自然災害”と言っても過言ではありません。
本日のメインは豊川海軍工廠平和公園。先月オープンしたばかりの施設です。
通勤定期を使って美合駅で下車。旧東海道を走って、追分を左折し、姫街道へ。筋違橋を左折すると、「三河国分寺跡」の標識があります。
国分寺は、奈良時代中頃、天平13年(741年)、第45代聖武天皇の詔(みことのり)をうけて全国に建立された寺です。本堂右手には三河国分寺創建当時の梵鐘が残っていますが、広い敷地内に礎石群などはありません。
次に立ち寄ったのが「三河国分尼寺跡」です。名前のとおり女の寺です。
こちらは、中門と回廊が復元されていて、先ほどの男の寺より立派です。
豊川の地に、このような奈良時代の史跡が残っているとは意外な発見でした。
整備された史跡公園を一回りして中門のところに戻ってきたら、ボランティアガイドの年配の男性が「三河天平の里資料館」を案内してくれました。
次は赤塚山公園です。
お父さんやお母さんに連れられた小さな子供達が、水遊びをして、歓声が飛び交い、とても賑わっています。
「ぎょぎょランド」なる小さな水族館の中は冷房が効いて、外の灼熱のような暑さと遮断された快適な空間でした。その隣には小さな動物園があります。
就学前の子供達には十分楽しめるファミリー公園と言えるでしょう。
午前10時半頃、豊川海軍工廠平和公園に到着。ここは、かつて東洋一の兵器工場とも称された海軍工廠があった場所です。
「工廠」とは、聞き慣れない言葉ですが、軍隊直属の軍需工場という意味です。
終戦間近の昭和45年(1945年)8月7日、工廠は米軍のB29爆撃機の空襲に遭い、壊滅的被害を受けました。多くの女子工員を含む2,500人以上が犠牲になったのです。
防空壕や火薬庫、平和交流館内の展示物を見学して、戦争の悲惨さと平和の尊さを改めて実感しました。
帰り道、姫街道沿いにあった「麺屋轍」で鶏白湯みそラーメン(890円)を食べました。
味は美味しかったですが、ボリュームやトッピングの内容の割には、ちょっと値段が高い気がします。
12時50分頃、美合駅到着。あまりの暑さ体が火照って、ガリガリ君を買って内側から冷やしました。
帰りの電車の中は天国のような涼しさでした。
使用自転車:KHS Manhattan m451S
走行距離:46.6km
走行時間:2時間47分