0572 目の病気 慢性緑内障

★2018(平成30)年1月25日(木) 晴時々曇

 加齢による身体の衰えで、最初に自覚するのは、“目”ではないでしょうか。
 まずは老眼です。
 年を取るに従って近くの物が見えにくくなります。年齢とともに水晶体がかたくなり、調節機能が衰えて、近くのものにピントを合わせることができなくなる現象です。
 これは病気というよりも、誰にも起こる老化現象です。

 目の病気で代表的なのが、白内障緑内障でしょう。

 私は昨年の人間ドックの眼底検査で、緑内障(慢性緑内障)だと診断されました。自覚症状が何もなかったので、ショックでした。
 現在の日本で失明原因のトップが緑内障です。視野が徐々に狭くなり、視力も悪くなって、失明に至るのです。
 私の場合はもともと近視が強く視力が弱かったので、緑内障になりやすいタイプだったようです。

 緑内障は治すことはできません。進行を遅らせることができるだけです。
 でも、病院では「早く見つかって良かったですね」と言われました。今はまだひどく進行していないため、点眼薬による薬物治療のみです。そして、定期的な視野検査で進行状況を診ます。生涯にわたる治療が必要となります。
 死ぬまで治療しなければいけないのかと考えると、暗澹たる気持ちになります。不安がつきまといます。

 しかし、いろいろ心配しても、治るわけではありません。
 「ま、仕方がない。なってしまったものは、しょうがない」
 良い意味で開き直って生きるしかありません。
 足し算思考か引き算思考か、プラス思考かマイナス思考か。「あれもできなくなった、これもできなくなった」と考えると、辛くなるばかりですから、できることを数えるようにしたいものです。
 あれこれ心配するよりも、単純に、目の前のことをただ一生懸命やる。それも時には大切です。