▲2017(平成29)年10月10日(火) 晴
人生には三つの坂があるといわれます。
①上り坂、②下り坂、そして③まさか、です。
上り坂は、上り調子といわれるように調子が良い時。若いうちは上り坂の時が多いでしょう。でも、ヒルクライムはしんどいです。汗だくになります。
人生後半は下り坂といわれます。調子が悪いときは下り坂です。でも、ダウンヒルは楽です。ペダルを漕がなくても、どんどん進みます。汗も引いてしまいます。
火野正平さんの「人生下り坂、最高!」の言葉どおり、悪いことばかりではありません。
「まさか」は予想もしない出来事が起きたとき、ひるむほどの困難に遭遇したときに、思わず口に出る言葉です。
今日、眼科で視野検査を受けました。人間ドックの結果で、一度眼科で詳しくみてもらった方がいいと言われたからです。
結果は緑内障でした。
「まさか」と「やっぱり」が交錯する複雑な気持ちです。
緑内障は視野が狭くなり、最後には失明してしまう病気です。現代の医療では進行を遅らせることができるだけで、治すことはできません。
元々近視が強く、眼底の神経が衰えているそうです。
これから毎日目薬をさし、定期的に視野検査を受けなければなりません。
還暦が近くなり、目も悪くなり、歯も悪くなりました。これからさらに、いろいろ悪いところが出てくるでしょう。どんなものでも形あるものは劣化していきます。ポンコツになれば故障が出てきます。
ことさら落ち込んでも仕方ありません。メンテナンスをしながら老朽化した体と付き合っていくしかないようです。