0529 J2リーグ第37節(vs湘南ベルマーレ)

▲2017(平成29)年10月15日(日) 雨

 首位に立つ湘南ベルマーレとの大一番。湘南はこの試合に勝てば、2位以内が確定しJ1自動昇格となります。一方、グランパスは負ければ自動昇格圏が遠のいてしまいます。
 雨の中にもかかわらず、1万4千人以上のファン・サポーターが詰め掛けました。アウェイ側も黄緑色で染まっています。

 湘南はJ2の中では攻守に安定した力を持ち、失点がリーグ最小の28しかないチームです。対するグランパスは57失点と、2倍の失点があり、守備が不安定なチームです。しかし、得点はダントツ1位の74。攻撃サッカーを持ち味とします。

 先に失点することが多いグランパスですが、前半4分に先制しました。左サイドを駆け上がった玉田がゴール前にパスを出し、シャビエルが綺麗にゴールに流し込みました。ところが、前半27分と40分に失点してしまい、2対1で前半を折り返しました。

 後半5分、佐藤寿人と交代したシモビッチが同点弾。和泉竜司からのクロスを胸でトラップし、反転して左足でボレー。これが見事にゴールに突き刺さったのです。
 さらにその4分後、ペナルティエリアのすぐ手前でフリーキックを獲得しました。シャビエルが壁越しに直接ゴールを狙うかと思いきや、虚を突いた横パスを出し、走り込んだ田口がシュート。ゴール前にいた玉田が踵でコースを変えて流し込みました。意表を突いた攻撃に、サポーターから驚きと歓声が上がりました。

 その後もエキサイティングなゲーム内容で、雨の中詰め掛けた観客を魅了する展開でした。
 3対2でホイッスルが鳴り、名古屋の勝利。
 逆転されて、組織だった湘南を崩すのは難しいと諦めかけましたが、よく再逆転できたものです。

 次節はアウェイで3位長崎との上位対決。これに勝てば3位に浮上します。さらに2位の福岡が敗れれば入れ替わって自動昇格圏まで上がることも可能です。

<成績>
20勝5分け12敗、勝点:65、得点:77、失点:59、得失点差:18、順位:4位

パロマ瑞穂スタジアム
3対2(前半1-2、後半2-0)
得点:【名古屋】①ガブリエル・シャビエル(前4)、②シモビッチ(後5)、③玉田圭司(後9)、【湘南】①②菊池俊介(前27、40)
観衆:14,567人
開始:午後2時
気温:19.9℃
主審:西村雄一