0509 ツール・ド・あいち 第3回ロングライド渥美半島自主走行

▲2017(平成29)年9月3日(日) 晴時々曇

 6月25日(日)に雨で中止となったロングライド渥美半島を走ってきました。

 ノーマルコースは77.3km。この距離をクリアすれば指定コースに縛られることはないと考え、ロングコースの一部、走ったことのない道を体験してみることにしました。
 それは、二川宿から新居宿までの旧東海道です。

 通勤定期券を使い、美合駅からスタート。
 走り慣れた旧東海道を通り、二川宿まで行きます。

 赤坂宿の『大橋屋』にブルーシートがかけられていました。古くなったので、取り壊されるのか。窓越しに中を覗いてみると、どうも改装されるようです。
 正直、一安心。

 吉田宿に入ると、車道の左端に青いラインでペイントされた自転車専用レーンが目に入りました。いつできたのかわかりませんが、最近のことだと思います。
 豊橋市もなかなかやるじゃないか。
 まだ道幅に余裕のある一部の道路だけですが、これからどんどん増やしていって欲しいと思います。

 二川宿の東端にある川口屋を通り過ぎるとすぐに東海道線の踏切を渡り、大きく右折すると新幹線のガードを潜ります。
 すると、正面にシンフォニアテクノロジーの工場が現れ、左折します。
 国道1号をしばらく走ります。日曜日とあって交通量は少なく大型トラックもいません。
 やがて一里山交差点に至ります。このまま真っ直ぐ行くと自動車専用の浜名バイパスへ入りますが、ここは左折。
 静岡県湖西市の標識。県境には境川が流れています。
 道は緩やかに右にカーブし二股に分かれますが、白須賀宿へ導く案内板がありますから迷いません。

 昔のままの道幅で、曲尺手もそのまま残っています。連子窓を備えた古い家もあり、宿場だったような雰囲気があります。人通りは少なく、静かな町です。
 町並みを抜けるとまた二股に道が分かれます。どちらに行けばよいか迷っていたら、道路標識の支柱に旧東海道は左側を示す矢印がありました。
 白須賀中学校・小学校が左手にあります。右を見ると、遠州灘が眼下に見下ろせるビューポイントで、遠江八景の一つであることを示す説明板が設置されていました。愛車を収めた写真を一枚。

 「おんやど白須賀」を過ぎると急な下り坂。
 これが潮見坂か。
 またしても道は二方向に。
 今度はどっち?
 案内板を探してみましたが何もありません。
 仕方がないので、車が降りていった右側の道を選択しました。転がりそうな坂を下った先は、旧国道1号。新居の方角に向かってペダルを回しました。
 この道は以前は国道1号でしたが、現在は県道になっています。
 何人ものサイクリストと行き違いました。
 左側を見ると、遠くに松並木が見えました。どうやら本来の旧道はあちらのようです。

 目的地、新居関跡に到着。
 ここで折り返し、浜名旧街道を走ります。
 新居宿と白須賀宿までの距離表示があり、やはり、この道が旧東海道でした。
 風情を感じながら、松並木が続くロケーションにペダルも軽くなります。

 右折を示す案内標識がありました。
 なんだ、この坂は!
 ギア比を最大にして上りましたが、心臓がバクバクで途中で断念。15%以上あるんじゃないでしょうか。
 自転車を押して上がってもきつい坂です。江戸時代の旅人も、そして白須賀宿に住む住民もこの坂を上るのは大変だったに違いありません。
 往きに間違えた三叉路に出ました。
 そうか、さっきは右じゃなくて、左に曲がればよかったのか。
 ここからは、迷うことなく帰れます。

 昼食は豊橋カレーうどんと決めていました。
 二川宿の西の端にある勢川大岩店。いくつかの店で豊橋カレーうどんを食べてみましたが、この店のそれが一番です。
 カレールーがしょっぱい店が多い中、ここはカレー本来の辛さと旨味、十分なとろみがあり、純粋なカレーライスとしても美味しい。千円以上するカツカレーうどんや海老カレーうどんもありますが、840円のノーマル版で十分です。

 旧東海道を西進。
 8月の強烈な日差しではないものの、暑いことに変わりはありません。
 規定の距離を超えた国府駅で終着としました。

使用自転車:Bianchi AXIS シクロクロス
走行距離:85.6km
所要時間:8時間19分
往路:堀田駅6時48分乗車、美合駅7時26分下車
復路:国府駅14時42分乗車、堀田駅15時29分下車