●2016(平成28)年5月5日(木・子供の日) 晴
ゴールデンウィークも後半。連休を使って旅行に行く人も多いでしょう。でも、この時期、電車も道路も混んでいるし、宿泊施設の料金も割高です。せっかく旅行に出かけても、リフレッシュするどころか、くたびれて帰ってきては本末転倒です。
ならば、観光地を避け、人があまり行かない所、近場でも見知らぬ土地に行った方が、「ゆとり」と「くつろぎ」を得られるでしょう。その方が、新たな発見や体験に出会いやすくなり、人生を豊かにしてくれると思うのです。
昨年10月に浅野祥雲の作品を訪ねる企画の下見に行って以来、半年ぶり2度目の下見に行きました。
今回、中山道の地図は持っていません。地理には強い方なので、前回の記憶と「この道は旧中山道です」という標識や宿場間の距離を示した標識を頼りに行けるでしょう。
JR岐阜駅加納口から出発。
実際走ってみると、半年前の記憶でも結構残っているもので、長良川に架かる河渡橋と揖斐川にかかる鷺田橋を間違わなければ、問題なく行けることがわかりました。
新たに発見したのが美江神社の社務所のトイレが使えることです。前回はこの辺りでトイレに行きたくなって、その先の大月浄水場公園にあった図書館まで我慢しましたから。
赤坂宿では、前回見落としていた旧清水家住宅に立ち寄りました。1730(享保15)年もしくは1775(安永4)年に建造されたと伝えられ、赤坂宿内に現存する建造物の中でも最古級の町屋遺構です。入場は無料なので奥の土蔵まで見学しました。それに綺麗なトイレも設置されていますから、休憩にも最適です。
他にも旧家がいくつも現存していてしっとりとした雰囲気の所です。
ミニストップ大垣青野町店にて一服。このコース上、唯一のコンビニです。ソフトクリームが50円引きセールの170円だったので、店内で食べました。レシートを見ると、時刻は午前10時58分です。
垂井の一里塚前に中華料理屋があります。ここで昼食としたいところですが、時間的に少し早いので、先に進みます。
関ヶ原駅南の国道21号沿いに「ギャラリー&カフェ暖暖(のんのん)」に入ってみました。古民家を改装した店です。ところが店員がいません。メニューもカレーと蕎麦しかありません。う~ん、これでは食事は期待できないでしょう。
歴史民俗資料館向かいのふれあいセンターに「喫茶ふうせん」の文字が見えました。ちょうどロードバイクの2人組が出てきたので、ここでランチにすることにしました。
「食事はできますか?」
「はい、できますよ。あちらの方ががゆっくりできますからどうぞ」
窓際の席の案内されました。
メニューを見るとカレーライス、牛丼、中華飯ぐらいしかありません。中華飯を食べましたが、量も少なく、何となくレトルトのような感じでがっかりしました。これで600円は高いです。
12時55分、関ヶ原ウォーランドに到着。
観光バスが次々と入ってきて、前回訪れたときより賑わっていました。
国道365号に「レストラン梺」がありました。釜飯や自家製うどんが売りのようです。探訪あいちの時はこの店で昼食にしようと思います。
復路は、大垣駅まで一気に走りました。一度道がわかると近い距離に感じます。
奥の細道むすびの地記念館前に人だかりが出来ていました。たらい舟で市内を流れる水門川を下るイベントです。長い竹の竿を持った法被姿の船頭さんが、巧みに操っています。一寸法師のよう。一艘2,000円。3人まで乗船可能。ただし、合計体重180kgまで。
大垣城を見学し、駅前商店街の金蝶園総本家で、編み笠をかたどった「芭蕉餅」をお土産に買いました。
使用自転車:KHS Manhattan m451S
走行距離:62.1km
走行時間:4時間17分
輪行区間:往路 金山 7:43 → 岐阜 8:13(540円)
復路 大垣 14:56 → 金山 15:35(840円)