0360 くらがり渓谷と岡崎市ホタル学校へ

●2016(平成28)年10月2日(日)  曇時々晴

 通勤定期を使って岡崎まで輪行しました。
 岡崎市サイクリング大会の現在と以前のコースを走ってみようと思います。

 9時30分、美合駅をスタート。
 男川せせらぎ街道を東進します。新東名高速道路の橋脚を通過したところに「天然記念物岡崎ゲンジボタル発生地」の石柱があります。昭和10年(1935年)に美合地区が、昭和47年(1972年)に河合地区が指定されたことを記念してのものです。岡崎市内でゲンジボタルを始め、ヘイケボタル、ヒメボタルなどが多く見られるのは、きれいな水が流れる川があるからです。ホタルが生息できる環境を守り続けていくことが大切です。

 県道は新城に続きますが、田原坂という曲がりくねった坂があるため、大型車はほとんど通りません。なので、ロードバイクの練習には最適の道です。何台もの自転車と行き交いました。

 1時間15分ほどでくらがり渓谷に到着。美合駅から23kmです。
 土産物店前で休憩していたローディ2人が、坂に向かって出発していきました。
 トイレから出たらまた1人やって来ました。白いラバネロです。スギノのトリプルクランクでしたから、オーダーメイドでしょう。私も欲しい1台です。羨ましい。

 折り返して、二瀬橋まで一気に下り。そこから左折して、千万町豊川線を南下します。南下と言っても道は峠に向かってだんだんと上りになります。でも、勾配はそんなに厳しくはありません。萩坂峠の頂き、「豊川市」の標識を通過すると、道は急な下りに変わり、弥が上にもスピードが出てしまいます。ヘアピンカーブを慎重にトレース。森の中から集落に出てきました。徐々に車が増えます。右手に東海理化の工場が見え、東名高速道路のガードを潜ると、まもなく国道1号です。
 時間も正午前。ランチにしましょう。調べておいたラーメン屋に行きます。

 名電赤坂駅を過ぎて国道1号との交差点角にそのラーメン屋はあります。その名は「宝塔」。
 ところが、店の前には「準備中」の看板が。正午前だというのにどうしたことかと思って、営業時間を見たら、夕方からです。
 残念!
 仕方なく周りを見渡すと、「奈良天理ラーメン」の看板が目に入りました。新しい店です。店の外に5、6人並んでいました。店内には順番待ちのお客さんが多数座っていて、時間がかかりそうです。諦めて、西の方を見ると「ラーメン夢笑」の看板があったので、そちらに入店しました。

 看板メニューの夢笑ラーメン(864円)は、太麺の豚骨醤油ですが、もやしがたっぷり入って見た目ほどくどくはありません。分厚いチャーシューが2枚、シナチクとネギ、そしてニンニクがトッピングされています。浅めの器でスープもほとんど飲めました。
 席待ちのお客さんが数人いましたから、流行っている店なのでしょう。

 さて、胃袋に燃料を入れた後、ホタル学校に向かって県道377号線を北上します。徐々に道は狭くなり、勾配もきつくなります。木々に覆われ薄暗くまります。
 車の行き違いが厳しいほどの細い道。
 このままこの道を進んで大丈夫なのか。
 うなるようなエンジン音が聞こえてきたので隅に避けました。軽自動車が上っていきました。車が通過しましたから、行けるのでしょう。

 前方にフラフラしたロードバイクを見つけました。次第にその姿が大きくなります。
 今日の私のバイクは20インチ(451)なので、700Cのバイクより登坂しやすいです。小径車の方がパワーが伝わります。
 横に並んだところで「すごい坂ですね」と声をかけました。男性は「足着きです」と、自転車を降りました。私はそのまま抜き去りました。

 「岡崎市」の標識が見えました。どうやら峠の頂のようです。
 道も視界も一気に開け、ペダル漕ぎ終了です。
 下り坂、最高!
 新東名のガードを潜り、大岩の湧き水を左手に通過すると、見えてきました。岡崎市ホタル学校の校舎です。
 校庭でしばし休憩。見学は割愛しました。
 下り基調の帰り道は楽です。

 おかざき世界子ども美術博物館の食堂に立ち寄り、アイスクリームを食べました。
 最後に、国道1号ほたる橋南に立っている「天然記念物岡崎ゲンジボタル発生地」の石碑を確認。昭和10年の指定を記念して建立されたとあって、風雪に耐えてきた跡が見て取れる古いものです。

 14時50分、美合駅にゴール。
 岡崎新発見のサイクリングでした。

使用自転車:KHS Manhattan m451S
走行距離:68.1km
走行時間:3時間49分