0032 探訪あいち 名古屋のギャラリー巡り

■2014(平成26)年4月5日(土) 晴

 本日は探訪あいちの企画が重なったため参加者5人とこぢんまりとしましたが、全員と親しく会話をすることができ、楽しい1日となりました。

 山崎川は朝から多くの花見客で賑わっていました。散策の人たちの邪魔にならないよう、ゆっくりペダルを回します。左右田橋から北は桜のトンネルです。
 『日本さくら名所100選』の碑の前で、そして萩山橋の上で、記念撮影。橋の上から見る川の両岸に咲く桜は、とても美しく、私のお気に入りの風景です。
 そこで、ブロンプトンに乗ったIさんと遭遇。これから市内の桜を見て回るとのこと。気をつけて行ってください。

 東山荘は、綿布問屋であった伊東信一氏の別荘として、山崎川沿いに建てられたものです。伊東家の山荘という意味で「東山荘」と命名されました。
 伊東氏が昭和11年(1936年)に亡くなったあと、名古屋市に寄付されました。現在は茶室や和室などの貸室として利用されています。平成25年には国の登録有形文化財(建造物)に登録されました。
 趣のある庭園をぐるっと回ったあと、茅葺きの門の前で集合写真を撮ってもらいました。

 名古屋市立大学病院の東を南北に通る塩付街道を経由して、桜山の北にあるサイクルギャラリーヤガミへ。ここは知る人ぞ知る自転車資料館。1800年代の欧米車を中心に約100台、販売用のポスター、アクセサリー、自転車関係の本などが展示されているそうです。すべて、館長のヤガミ氏が買い集めたものばかり。
 残念ながら、館長が病気療養中のため見学は叶いません。既に80代半ばの御高齢であるので、再び開館できるのかどうか、微妙な状況です。
 窓越しに、前輪の大きなオーディナリータイプの自転車を覗き込んで、ギャラリーをあとにしました。

 名古屋清水口の元『美宝堂』(現在は建設会社のオフィスとなっています)前を通り、稲置街道へ。志水(清水)と犬山を結んだ街道です。
 稲置街道の石柱の近くにあるのが、久国寺。ここに、かの岡本太郎作の梵鐘があります。
 太陽の塔を思わせるような、無数の角が生えています。梵鐘自体に「岡本太郎」「昭和四十年」と刻まれています。ということは、この梵鐘の方が太陽の塔よりも前に造られたのです。

 続いて、名古屋市下水道科学館は、下水道の仕組みがわかりやすく紹介されています。
 名古屋市の下水道事業は平成24年に供用開始100年、水道事業は平成26年に給水開始100年を迎えました。これを記念して、市内の数か所にカラーマンホールが設置されているそうです。
(解散後、追込職人さんはカラーマンホールを探しに、栄方面へ行かれたようです。)

 ランチは、とんかつの『ちた家』でロースかつ丼540円を注文。プラス150円で茶碗蒸しとドリンクがつきます。『なか卯』のかつ丼(並)が590円ですから、結構、お得といえるでしょう。
 AOさんは久しぶりの探訪に参加とのこと。私は初対面です。
 AOさんが「お金をかけずに自転車を楽しむ方法はないですか?」
 一通り揃えて普通に自転車に乗っていればお金は掛かりません。細かいパーツに金をかけずに、食事や交通費に金を使った方がいいですよ。

 黒川沿いの桜も見事でした。今日、明日が見納め時でしょう。

 名城公園は自転車天国の開催日でした。タンデム車やオーディナリー型の自転車もあります。500円で半年間乗り放題ですが、次に来る見通しがないので、誰も乗りません。
 自転車振興会の職員の方から、開催日カレンダーをいただきました。春秋は毎週土日、夏冬は日曜開催だそうです。

 名古屋市交通資料センターは、丸の内のオフィス街に所在し、市バス・地下鉄の貴重な資料や地下鉄運転シミュレータ、鉄道ジオラマなどがあります。

 「私はブリヂストン・アンカー派です」という男性職員の方が、私たち5人の来館記念写真を撮ってプリントアウトしてくれました。嬉しい配慮です。
 緑区から14kmの自転車通勤をしているそうで、通勤手当8,000円をもらっているとのこと。名古屋市職員の方は自動車通勤よりも優遇された通勤手当がもらえるそうです。うらやましい。古いコルナゴさんは「私の会社では自転車通勤が認めてもらえない」と憤慨していました。

 桜通にあるY’Road名古屋店。量販店なので、品数は豊富です。追込職人さんは「物欲が湧かない」と店外へ。消費税率アップ後ですし、私も特に欲しいものはありません。

 Circlesは、カフェを併設したおしゃれなサイクルショップです。
 カフェの名は、EARLY BIRDS。コーヒーを注文。一杯300円ですが、アメリカンサイズのマグカップで出てきました。味もアメリカンのような感じ。ハブを利用した胡椒入れ、クランクを利用したドアの取っ手も以外で面白い。
 店内にはなぜか、書籍『岡本太郎太陽の塔』、そして太陽の塔のレプリカが飾られています。久国寺と何か関係があるのでしょうか。

 1階は自転車本体とパーツ。他のショップでは見かけない、珍しい商品が、多々あります。木製のボトルケージや泥よけは、初めて見ました。
 2階のアパレルコーナーはまるでブティックのよう。外国のメーカーと直接取引をしているとのこと。フランスから仕入れたという、おしゃれなジャージは普段着でも使えそうです。しかし、3万円以上の値札。高いなあ! 革のシューズや、サングラス付きのヘルメットも、こんな商品があるんだ、と感嘆です。

 kuwanaさん、追込職人さん、とはCirclesでお別れ。そして古いコルナゴさんとも、向田橋でお別れ。
 瑞穂公園まではAOさんとの二人走行となりました。
 山崎川は今朝方とは比べものにならないほどの混雑ぶり。迂回して瑞穂陸上競技場に到着しました。
 kuwanaさん、追込職人さん、古いコルナゴさん、楽しいお話と自転車業界や競輪の雑知識の伝授、ありがとうございました。