●2016(平成28)年10月30日(日) 晴時々曇
名鉄東岡崎駅バスターミナルから「奥殿陣屋」行きのバスがあります。「奥殿陣屋」とは、どんな所なのでしょうか。
今回、その奥殿陣屋、最近話題の新東名高速道路・ネオパーサ岡崎、大樹寺を訪ねる探訪あいちを企画しました。
かつて、大名の居所は城でしたが、元和元年(1615年)の「一国一城令」により江戸幕府が諸大名の軍事力を抑えるため、領内で居城以外の城を破却させたことで、一つの国に城は一つだけ置くこととされました。このため、城を持つことができない大名が建てたのが陣屋です。一般的には3万石以下の城を持たない大名の住まいが陣屋だったわけです。
城の多くが天守や櫓、石垣、堀を備えていたのに対し、陣屋は屋敷構えを堀で囲むか、まれに櫓を設けた程度の居館でした。
奥殿陣屋は、徳川秀忠に仕え、大坂の陣の戦功により三千石を与えられた松平真次が、大給(おぎゅう、豊田市)に陣屋を構えたことから始まります。
その後、現在の地に移築され、岡崎市長の居宅になったこともあるそうです。
さて、東岡崎駅に集合した参加者は9名。地元岡崎の茄子紺色TREKさんと高浜の巨人(GIANT)さん以外は、尾張・名古屋からでしたので、奥殿陣屋は初めての方が多いようでした。
8時30分にスタートし、モダン通りを北上。
曇り空で走っていると少し寒いです。市街地なので信号停止が多く、快適には走れません。
およそ50分で奥殿陣屋に到着。
資料展示室を見学し、園内を散策します。
書院入口でお店の方のお願いし、集合写真を1枚。
陣屋の敷地内には、歴代藩主の廟所(墓所)、庭園、花火資料室、花ぞの苑などがあり、落ち着いて趣のあるところです。金鳳亭では、江戸初期の風格を活かして復元された建物の中で、季節ごとの旬の味の定食が、お値打ちに味わえるそうです。機会があったらぜひ食事をしてみたいものです。
ネオパーサ岡崎は丘の上にあります。勾配のきつい坂を上らなければなりません。
ツール・ド・あいちと探訪あいちで年間ポイント1位をうかがうhbさんがグイグイと坂を上ります。68歳でこの脚力はすごいですね。
今年3月にオープンしたサービスエリアは今日も賑わっていました。食欲ある参加者はパンを食べています。
12%の坂を下り、大給の里街道を走ります。
11時15分、『まるぎん商店』到着。
11時30分の開店前に一番乗りで並ぶことができました。
私たち9人の後にも5人が列を作りました。
お店のお姉さんが気を利かして時間前に店内に案内してくれました。
4人掛けのテーブル席が3つ、カウンター席が7つの小さな店ですから、すぐに席は埋まりました。
私は、塩セレブラーメン(780円)を注文。
厚みのある豚バラ肉のチャーシューも好みの味でした。自分の中ではヒットです。
ちょうど12時にお店を出て、次は大樹寺です。
ここでの見所は、山門、総門を通して見える3km先の岡崎城です。この一直線上はビスタラインと呼ばれています。
これをバックに集合写真を撮ります。
境内にある家康の石像は、余り威厳がなく、ちょっとユーモラスな感じもします。
帰路は伊賀川に沿って南下し、岡崎城公園を経由して、東岡崎駅にゴール。
短い距離でしたので、尾張・名古屋まで自走の人も。気をつけて帰ってください。
【サイクリングコース】
名鉄東岡崎駅(午前8時30分) → 明代橋 → モダン道路 → 県道39号岡崎足助線 → 青木橋 → 足助街道 → 門立交差点右折 → 奥殿陣屋 → 岡崎サービスエリア(ネオパーサ岡崎) → 県道338号線 → 足助街道 → 東名岩津 → 県道39号岡崎足助線 →〔昼食:まるぎん商店〕→ 大樹寺 → 岡崎公園 → 名鉄東岡崎駅(午後1時)
距離:約33km
最大標高差:135m
所要時間:4時間30分
【参加者】
kuwanaさん、つくさん、hbさん、白のトレックさん、熱田のワカさん、茄子紺色TREKさん、高浜の巨人さん、きなこさん、幹事(まつぼっクリ) 計9人
使用自転車:KHS Manhattan m451S
走行距離:35.0km
走行時間:2時間01分