■2019(平成31)年2月23日(土) 曇のち晴
アウェイゲームで勝点3のお土産を持って帰るのは、最高に気持ちいいことです。
エスペリアホテル博多の朝食は、博多らしい明太子料理もあって、食べ応えがありました。
ホテルをチェックアウトして、博多駅10時02分発の鳥栖行き普通列車に乗車。途中、大野城駅にて快速列車に乗り換え、10時42分に鳥栖駅に着きました。
国鉄時代からのレトロなホームと駅舎です。駅舎は駅西側のみにあって、1903年(明治36年)7月に完成した2代目のものだそうです。築115年を経過した駅舎は取り壊しとなる計画でしたが、文化財としての価値の高い建築物であり、現地で保存するべきであるとされ、そのまま利用されているとのことです。
鳥栖スタジアム(駅前不動産スタジアム)は、JR鳥栖駅構内にあった鳥栖機関区及び鳥栖操車場跡地に建設されたとあって、駅ホームの目の前にあります。ただ、スタジアムは駅の東側なので、改札を出てから、駅を跨ぐ自由通路を渡って行くことになります。
スタジアムは塗装工事が行われていました。1996年に完成し、20年以上経っていることから鉄骨部分にはかなりのさびが目立っていました。
両サイドスタンド(ゴール裏)は2階席が座席のない立ち見席です。サッカー専用スタジアムですから、ピッチと観客席との距離が非常に近く、臨場感溢れるスタジアムです。ただ通路がさほど広くなく、トイレが少ないのが難点です。
アウェイサポーター席は、グランパスサポーターで満席状態でしたが、運良く場所を確保することができました。
昼食を購入するため、いったんスタジアムを出て、駅前のショッピングセンター『フレスポ鳥栖』に行きました。360円でおこわのおにぎり弁当があったので購入。
サガン鳥栖は、昨年グランパスとともに残留を争い低迷していたものの、フェルナンドトーレスや金崎夢生ら強力フォワードを擁し、堅実なディフェンスをするチームです。いかなる結末を迎えるか、期待と不安が入り交じった気持ちでキックオフとなりました。
前半戦、そして後半途中まで、多くの決定機をつくったのは鳥栖の方でした。特にトレースのシュートがポストに当たって跳ね返ったのにはヒヤリとさせられました。もし、これが決まっていれば違う展開になったかもしれません。
後半18分、停滞していた局面を打開したのは、やはり名古屋のエースでした。ペナルティエリア付近でディフェンスに囲まれながらも、丸山から受けたパスを反転しながらゴール右隅にジョーが先制点を決めたのです。
グランパスサポーターの目の前で決まったゴールに、スタンドは異常なまでに盛り上がりました。私も妻も周りの見知らぬサポーターたちとタッチを交わし合いました。
この1点で勢いが付いたのか、ジョーが吉田の左クロスをヘディングで2点目をたたき出し、試合終盤には、途中出場の相馬と和泉が次々と加点。アウェイゴール裏はお祭り騒ぎです。
目の前で4度もゴールシーンが見られるなんて、佐賀まで来た甲斐がありました。
アウェイでの勝利は、ホームでのそれよりも数倍嬉しく、痛快です。愉快、爽快、楽しい、嬉しい、気持ちいい‥‥‥
なにせ数で圧倒するホームサポーターをがっかりさせることができるのですから。
帰路の博多駅では、戦いを終えたグランパス戦士たち、偶然にも遭遇しました。選手たちの表情もにこやかです。
博多のお土産と勝ち点3のお土産を持って、最高に素適な九州旅行になりました。
<試合結果>
駅前不動産スタジアム
0対4(前半0-0、後半0-4)
得点:【鳥栖】なし、【名古屋】①②ジョー(後18、32)、③相馬(後34)、④和泉(後44)
観衆:18,382人
開始:午後2時
<成績>
1勝、勝点:3、得点:4、失点:0、得失点差:4、順位:1位