0620 サイクリングの日 自転車をもっと楽しむために

★2018(平成30)年5月22日(日) 晴

 本日、5月22日はサイクリングの日です。
 日本サイクリング協会(JCA)が「サイクリングに対する関心と理解を得るため」に2009(平成21)年に制定しました。この日はJCAが1964(昭和39)年に設立認可された日です。

 また、5月5日のこどもの日は「自転車の日」でもあります。自転車月間推進協議会が1998(平成10)年に制定しました。
 5月は「自転車月間」で、自転車の安全運転やマナー向上などの自転車の問題や推進を考える期間です。

 よく言われるように自転車は環境に優しい乗り物です。排ガスも出さず、騒音もなく、災害にも強い。自転車の利用が広がれば車の渋滞を緩和する効果もあります。ランニングに比べて膝への負担が軽いので、健康維持にも良い運動になります。

 最近、原動機付自転車(原付)やスクーターが売れなくなり、電動アシスト自転車の売り上げが伸びているそうです。ヤマハ発動機は原付の自社生産を止め、ホンダからOEMで供給を受けるとの報道がありました。
 反対にパナソニック電動アシスト自転車の市場拡大を積極的に進め、10年後の売上高を2017年度(317億円)の3倍超となる1000億円にする目標を示しています。ヤマハ発動機も従来のママチャリだけでなく、電動アシスト機能付きのロードレーサーを発売しています。(ヤマハはオートバイと電動アシスト自転車の両方を販売して、自ら自分の首を絞めているとも言えますが………)
 2010年に33万台ほどだった電動アシスト自転車の生産台数は、2016年には55万台近くにまで増えました(自転車産業振興会調べ)。
 電動アシスト自転車がスクーターに取って代わったと言えるでしょう。

 手軽な自転車をさらに活用し、もっと楽しむためには、歩行者と分離した自転車の通行空間を整備する必要があります。そして、違法駐車の取り締まりを強化し、駐輪場の整備や電柱の撤去も進めてもらいたいものです。
 ただ、安全な通行空間を整えるには経費と時間がかかります。先ずは、道路に自転車通行帯の表示(ペイント)を施すことを提案します。自転車も通る道だと目に見える形を表示するだけで、ドライバーに注意喚起できると思います。
 そして、運転ルールの厳守とマナー向上を図ること。車道の右側を堂々と走ったり、歩行者そこのけで歩道を突っ走ったりするのはもってのほか。

 爽快な5月の風を感じて、安全に自転車を楽しみましょう。