0346 第12回岡崎市サイクリング大会(鳥川サイクリングフェスティバル)

●2016(平成28)年9月4日(日)  晴時々曇一時雨

 岡崎市サイクリング大会には、今回で4回目の参加です。過去3回はサブタイトルがツール・ド・三河湖のときでした。スタート地点はおかざき世界子ども美術博物館で変わりませんが、今回は鳥川サイクリングフェスティバルとなってコースが変わっています。
 折り返し地点は岡崎市ホタル学校。往復約30kmのコースです(実走では32km以上あったようです)。

 早朝5時に自宅を出発し、6時にアイシンAW岡崎工場の駐車場に到着。自転車のセットをしていたら、向かえに止まっていた軽ワゴン車から愛知県サイクリング協会前理事長の伊藤さん夫妻が降りてきました。
 娘さんが岡崎に住んでいて、大会に申し込んでくれたとのこと。
 この大会は、一般枠のネット申し込みの他に岡崎市に在住在勤者に限っての直接申し込みがあるのです。私は岡崎在勤者ですので、岡崎市体育協会の大会事務局へ直接申し込みました。

 今年の参加者は6歳から79歳までの約150名。79歳は伊藤さんその人です。夫妻ともパナソニック電動アシスト自転車での参加です。
 「高齢者用の自転車に変えました。このバッテリーで100km走るんです。予備のバッテリを持って、松阪まで140km走ってきました。リュックを背負うのはしんどいので、これなら前かごに荷物を積めますしね」
 「すごいですね」
 まだまだ元気な79歳です。

 午前7時半、子供たちのグループから順次時差スタート。私は7時50分ぐらいに出発しました。
 乙川(男川)に沿って、通称、男川せせらぎ街道を東進します。額田支所の前を通過した際、ツール・ド・三河湖参加に参加したとき通った道であることを思い出しました。

 台風の影響でしょうか、スタート時には晴天だったのに、途中、小雨が降ったり曇ったり、めまぐるしく天気が変わります。

 天恩寺を過ぎた三叉路で右折し、県道377号線に入ります。ここからは上りですが、鳥川川沿いの景色の良いロケーションで車もほとんど通りません。とても気持ちよくペダルをこげます。3km程走ると、突如視界が開け、ホタル学校の建物が見えました。
 この建物、平成22年3月までは鳥川小学校の校舎でした。子供の減少で閉校になったのでしょう。確かに周辺には民家らしき建物は見受けられません。こんな山里に小学校があったこと自体が不思議に思えました。
 校門の脇に開校から閉校までの年譜が立派な御影石に刻まれていました。
 明治7年から何度か建て替えられ、136年の歴史がありました。
 閉校後、校舎はホタル学校として生まれ変わりました。
 このあたりは、ゲンジボタルが生息する貴重な地域で、ホタルの幼虫やその餌となるカワニナ(巻貝)を飼育してホタルを守っています。
 岡崎の美合地区は昭和10年に「岡崎ゲンジボタル発生地」として国の天然記念物に指定されました。これは全国で最も古い指定なのだそうです。岡崎はゲンジボタルヘイケボタル、ヒメボタルが観察できる、きれいな環境の地域なのです。
 ちなみに美合町の山綱川に架かる国道1号の橋は「ほたる橋」と言います。

 ここでしばし休憩。
 エイドステーションでいただいた飲み物やバナナをいただき、ホタルの生態や保護活動などの展示を見学したり、深谷産業やジャイアントなどが出店した自転車展示ブースを見たりしました。
 最終走者が到着した10時頃から、ビンゴゲームの始まりです。フェルトのクロスバイクや自転車グッズが当たります。残念ながら、自分はビンゴにならず、景品はもらえませんでした。

 11時35分過ぎ、復路に走り出しました。
 帰りは下り基調ですから、とても楽です。参加者も往路のように団子状態になっていませんから、スピードが出せます。
 40分弱で子ども美術博物館にゴールしました。
 完走証とドリンク、菓子パン、アイスクリームをいただきました。参加費は2,000円なのにいろいろもらえて充実しています。
 来年も岡崎に勤務していたら、また参加するつもりです。

【サイクリングコース】
おかざき世界子ども美術博物館(7時50分) → 県道35号線 → 県道37号線 → 額田支所 → 天恩寺 → 県道377号線 → 岡崎市ホタル学校(8時50分着) <ビンゴゲーム、折り返し> (11時35分発)→ おかざき世界子ども美術博物館(12時15分)

使用自転車:cannondale F700
走行距離:34.9km
走行時間:1時間43分