0500 ブログの効用

▲2017(平成29)年8月18日(金) 曇

 2014年1月1日にブログを始めて500回目の投稿となりました。

 この3年半を振り返ってみると、楽しかったこと、辛かったこと、様々な出来事が去来します。
 そうした思い出の中で感じたり、考えさせられたりしたことを、文章にまとめておくと、その事実は確かなものになっていきます。
 何となく、何気なく過ごしていた生活の中に大事な意味や価値があることを発見でき、考えを深めることもできます。
 書いたものをブログに公表し、誰かに読まれることで自分の思いや考えに責任を持つこともできます。

 私は、その日の出来事に対する思いを、その日のうちにブログに投稿することがほとんどできません。自分の伝えたいことを表現するために、言葉や文章、構成などをあれこれ考えてしまうからです。
 いったん書いた文も少し寝かせて読み返してみると、適切な内容か、もっと良い描写はできないか、言葉を吟味した方がよいのではないか、プライバシーに配慮しているか、など工夫や見直しをすることができるし、校正もできます。
 また、仕事や家事などが忙しいと、書く時間が取れないこともよくあり、1週間とか10日後に投稿することもしばしばです。
 本文の始めに日付を明記するのは、このためです。

 私は写真を掲載しません。プライバシー保護のためもありますが、『言葉』で感動や体験を表現したいからです。写真は一見して一つの場面を表しますが、それは全体の中のある一部分を切り取った映像でしかありません。
 『言葉』から情景を想像できるようにしたいというのが私の願いです。
 ただ、それだけの表現力が自分にあるのか、というと疑問ですが。

 文章を書くには労力と時間がかかります。疲れます。めんどくさいな、書きたくないな、と思うこともよくあります。
 でも、ブログを続けるために、絶えず「何かを書かなくてはいけない」と考えて行動することができます。新聞をよく読み、人の話を聞き、言葉の意味を確認し、勉強もできます。
 書くことは、気力を保ち、生きる活力の一つにもなって、自分自身を成長させる行為でもあるのです。