0148 父逝去 育ててくれてありがとう

◆2015(平成27)年3月14日(土) 曇一時雨、のち晴

 平成27年3月12日、父は満81歳で生涯を閉じました。

 13日、通夜。14日、告別式。
 私は、長男として喪主を務めました。

 父は家族のために精一杯働いてきました。職場の方から話を伺うと勤務態度は真面目そのもの、ひたむきに励んでいたそうです。

 何事にも一生懸命な父らしいと、感心しました。

 塩化ビニールの加工という専門職に就いており、その腕を買われて、退職後もお声が掛かると仕事に向かっていた働き者でした。

 一日の終わりに楽しみにしていたのは晩酌で、疲れを癒やすかの如く日本酒をぐいっと一杯。夕食をつまみに毎日欠かさず飲んでいたものです。

 また手先が器用な人でしたので、家族に頼まれ包丁の柄や収納ケース、将棋盤などを作ってくれたことも懐かしく思い出されます。

 口数は少ないながらも私たちを思う気持ちは、充分に伝わっておりました。
 皆をあたたかく見守ってくれたことに、感謝の念があふれます。

 寂しさは募りますが、今まで頑張ってきた父にはどうかゆっくり休んで欲しいと願ってやみません。