0567 三河の秋葉信仰 岡崎市美術博物館

★2018(平成30)年1月14日(日) 晴

 岡崎市美術博物館の無料招待券がありましたので、鑑賞に行きました。

 フォールディングバイク TREK F600で出発。
 しばらくペダルを回したところで、サイクルメーターが動かないのに気づきました。
 センサーの位置が悪いのかと、確認しましたが、問題ありません。
 これは電池切れか?
 ボタン電池の買い置きがあったので、いったん家に戻りました。センサー部分はすぐに交換できましたが、本体の方は電池を入れ替えると、初期設定をしなければなりません。時間がかかるため、メーターなしで行くことにしました。

 名鉄堀田駅から男川駅まで輪行し、丘の上にある美術博物館を目指します。欠町からは上り坂です。30分ほどで到着しました。

 最終日とあって、大勢の鑑賞者で賑わっていました。

 秋葉神社は全国各地に点在する神社です。その大本が浜松市にある秋葉山秋葉大権現です。秋葉は火伏(防火)の神様です。
 火は暮らしに欠かすことのできないものである一方、火事となれば人命や生活の基盤すべてを奪う危険なものです。充分な消防設備のない江戸時代では、火災への恐れは現代とは比べものにならないほど強いものでした。ですから、防火の神様である秋葉山への信仰は人々の心のよりどころとなったのです。

 展示品の中で目を引いたのが「東海道写真五十三次勝景 前編下」です。五雲亭貞秀が1869年(明治2年)に、東海道沿いの宿と風景を鳥瞰で描いた作品です。展示品では袋井宿から岡崎宿まで描かれ、秋葉山へは掛川から分岐していました。
 1716年の建築といわれる赤坂宿の大橋屋の写真もありました。旧屋号は鯉屋、次に高田屋となり、今の名称になりました。
 街道(道)と宿は、参詣には欠かせないものです。参詣者が増えることで道が整備され、宿も充実します。

 また、街道沿いには夜道の安全のため、常夜燈が設置されました。常夜燈は、現在で言う街灯の役目を果たしており、街道の道標として設置されていました。多くの常夜燈は石で造られています。三河地方には秋葉山の常夜燈が400ほど残っているそうです。

 帰りは東岡崎駅まで走って電車に乗りました。

使用自転車:TREK F600
走行距離:11.8km
サイクルメーター電池切れのため、ルート・ラボで距離を測りました。)