0545 J2リーグ第42節(vsカマタマーレ讃岐)-香川県丸亀市へ

▲2017(平成29)年11月19日(日) 晴

 朝5時10分自宅発。
 みえ川越インターから、東名阪、新名神名神、中国、山陽、瀬戸大橋を通って坂出インターで降ります。
 6時55分、草津SAにて休憩。グランパスのリボンステッカーを貼った車をちらほら見かけました。

 7時50分に西宮名塩SA朝食。朝定食(550円)を注文。解凍した魚と卵焼き、味噌汁もシャビシャビ。美味しくなかった。こんなことならドトールコーヒーの朝食セットにしておけば良かったと後悔しました。

 岡山の瀬戸PAで休憩。幼い頃、岡山の玉島(現倉敷市)に住んでいた私としては、時間があれば倉敷に立ち寄りたいところでした。
 瀬戸大橋は、電車では何度か渡りましたが、車で渡るのは初めてです。
 与島SAに立ち寄り、スタジアムの近くでは買えないだろうと、ここでお土産を購入。展望台から眺望する瀬戸内海と島々の風景は、ハッとするような美しさです。

 11時半に香川県立丸亀競技場(ピカラスタジアム)の駐車場に到着。片道395kmの道程で、6時間以上かかりました。

 香川に来た限りは、讃岐うどんを食べないわけにはいきません。
 丸亀競技場の南、県道11号線の丸亀原田交差点の南角にある「亀山」に入りました。
 暖簾は掛かっているものの、民家のような引き戸の玄関で、ここが本当にお店なのかな、と思うような店構えです。
 カウンターだけの店内は、ほとんどグランパスグッズを身につけたサポーターで埋め尽くされていました。
 昔ながらの素朴でレトロな、これぞ昭和のうどん屋さんと言えましょう。

 讃岐うどんの特長は、なんと言っても麺にあります。見た目はつややかで、食感は、もちもちと弾力に富みながら、コシが強く、シコシコと確かな歯ごたえがあります。
 「讃岐うどん」の表記基準は、香川県内で製造されたもの、加水量40%以上、加塩量3%以上、熟成時間2時間以上、15分以内で茹で上がるもの、の5項目を満たしたものと定められています。

 壁に貼られていたメニューを見ると、かけうどんが、なんと200円。安い!
 基本は一杯2玉ですが、1玉だと20円引き、3玉だと100円増です。
 一番人気の肉天ぷらうどん(550円)は、天ぷらの売り切れでなし。同じ値段の肉きつねうどんにしました。
 出てきた器を見てびっくり! 巨大なきつねで覆われ、麺が全く見えません。こんな大きなきつねは初めて見ました。その下に肉と大きく切ったネギ、うどんが隠れていました。肉が入っているので、出汁はすき焼きのように甘くなっています。
 メニューに「きつねのおばけうどん 450円」とあるのは、このきつねのことを表していたのです。

 満員だったお客さんがほぼ帰ったとき、ご主人に聞いてみました。
 「こちらのお店は何年やってるんですか?」
 「昭和42年から。何年になるか計算してみて」
 昭和42年は1967年ですから、今年でちょうど50年。
 「半世紀もやってるんですか。そのときから、店の造りは変えていないんですか?」
 「そう、先代が始めたときのまま。全く改装していない。お金がないからね」
 「雰囲気があっていいですね。それにすごく安いですね」
 店主の話では、人口100万人しかいない香川県に800のうどん屋さんがあるそうです。もともと製麺屋だった業者が、お客さんの要望で直接うどんを提供するようになり、それが県内に広まっていきました。もともと麺は自家製なので費用はあまりかかっていないわけです。他県の人は安いと言いますが、香川の人にとっては当たり前の値段で、値上げする訳にはいかないと言うことでした。

 「名古屋のスポンサーはトヨタでしょう。讃岐は神内ファーム、規模が違うよね」
 「いつもは、ピカスタにはアウェイを合わせても2,400から2,500人ぐらい。3,000人はいれば多い方。4,000人は入れは、『おおっ! 入った』て感じ」
 「こんな寒い日は珍しい。香川じゃ、スタッドレスタイヤははかないからね」
 ぶっきらぼうな店主かと思いましたが、とてもおしゃべりで気さくな方です。

 「もしJ2に残留したら、また来てちょうだい」
 ゆるりとした時間が流れるノスタルジックな店で、美味しいうどんでしたが、J2残留はお断りです。

 さて、寒風吹きすさむ中での試合観戦。いつもは座って観戦していますが、立って体を動かし熱を発生させないと耐えられません。

 アウェイ自由席は遠路はるばる名古屋からやって来たグラサポで埋まりました。ホームの讃岐サポーターに引けを取らない数でしょう。

 試合は華麗なパス回しで、グランパスが終始圧倒し、前半26分にシモビッチが、後半24分にディフェンダーの櫛引が得点しました。課題の守備も相手に決定機をつくらせないよう、粘り強くしのぎました。2対0で讃岐に快勝です。
 福岡が引き分けに終わったので、勝ち点で1上回り、3位でプレイオフに進出が決まりました。
 準決勝も決勝もホームゲームとなりますし、引き分けでも勝ち抜くことができるアドバンテージを得ました。と言っても、まずは準決勝で6位のジェフ千葉に勝たねばなりません。
 リーグ戦で千葉には2敗して、1点も得点しておらず、相性は良くありません。正直勝ち抜けるどうか心配です。
 ただ、勝率の良い瑞穂で戦えるのは好条件と言えましょう。
 千葉に勝てば、J1昇格への道が大きく開けることは間違いありません。
 11月26日の準決勝は死にものぐるいで戦って欲しいと思います。

 帰路、午後6時5分にスタジアムを出発し、往路と同じコースを走りました。
 龍野西SAのレストランにて夕食。妻がせっかく来たのだからと言うので、奮発して山陽自動車道全線開通20周年記念メニューの「牡蠣釜飯とミニ煮麺セット」(1,620円)を注文。牡蠣も麺も美味しかった。値段なりの価値はありました。
 西宮名塩、大津、土山のSAで休憩。グラサポの姿も見かけました。
 日付変わって午前0時50分、自宅着。
 往復792km。久しぶりの長距離ドライブでした。

<成績>
23勝6分け13敗、勝点:75、得点:85、失点:65、得失点差:20、順位:3位

Pikaraスタジアム(香川県立丸亀競技場/ピカラスタジアム)
0対2(前半0-1、後半0-1)
得点:【讃岐】なし、【名古屋】①シモビッチ(前26)、②櫛引(後24)
観衆:7,994人
気温:8.3℃
開始:午後4時
主審:岡宏道

高速道路代:往路 みえ川越IC → 坂出IC 7,190円
      復路 坂出IC → みえ川越IC 7,190円