0184 ツール・ド・あいち 第1回ロングライド渥美半島

◆2015(平成27)年6月28日(日) 晴

 ツール・ド・あいちリニューアル第2弾。師崎・伊良湖間のフェリーが廃止されたため、伊勢・三河湾一周ができなくなったことによるものです。

 豊橋の万場調整池を発着点として、渥美半島を反時計回りに一周するのがノーマルコース。さらにそこから浜名湖一周をプラスするのがロングコースです。

 梅雨の季節にもかかわらず、しっかりと晴れました。しかし、しかし、草木がなぎ倒されるような強風です。
 西か、南西からの風でしょうか。ペダルを回しても押し返されるような感じでなかなか前に進みません。ときに横風になると、倒れそうになります。ここまで強い風は初めてです。

 速い人の姿は既になく、三河港大橋を渡り終えると、どんどんちぎれていきました。
 気づくと、男性一人と女性二人のグループの後に付いていました。振り向いてみると、後方には誰もいません。
 男性のバイクはわかりませんでしたが、女性はビアンキスペシャライズドでした。嵐のような凄まじい風の中、3人に引いてもらうような形です。

 江比間を過ぎた辺りで、3人はコンビニに入りました。私はそのまま通過。単独走行になりました。
 しばらく進むと、前方に1台。がっしりた体に、逞しい足。誰かと思ったら、介護士のお冨さんでした。
 「すごい風ですね」
 「なかなか進みませんね」
 骨川筋右衛門の私は風に飛ばされるでしょうが、彼女ならびくともしないかも。

 萌えキャラの泥よけを付けたMTBの男性を追い抜き、風と格闘しながらペダルを回します。エネルギーの消耗がいつも以上に激しい。

 10時8分、伊良湖クリスタルポルト到着。
 用を足し、スポーツゼリーでエネルギーを補給。ストレッチでこわばった筋肉をほぐし、後半に備えます。
 少し遅れて到着したフェルトの方が、「風に負けました。ロングに行くつもりだったけど、やめます」と、疲れた一言。

 ここからは、東進。伊良湖ビューホテルや恋路ヶ浜を眺めながら、3つ、4つアップダウンを乗り越えると、道は平坦に。
 伊良湖まではアゲンストだったのが、一転、斜め後方からの追い風に変わりました。
 何ともスムーズで快適なペダリング。背中を押されるような感じで気持ちよく走れます。時速35km前後のスピードがキープできるのですから、風の影響がいかに大きいことか。

 赤羽根の辺りで、前方に見慣れた後ろ姿が目に入りました。インターマックスのオカポンさんです。
 徐々に近づいて、そのまま付かせてもらいました。
 しばらくは気づかれませんでしたが、信号待ちで振り向いて「あっ、まつぼっクリさん」

 豊橋市城下交差点を左折。
 オカポンさん「この信号でよかったっけ」
 「ここでいいはずですよ」
 そのまま北上するのですが、またしても向かい風。あと少しなのに、最後の試練なのでしょうか。ハンドルが揺れてふらつかないよう、がっちり握ります。
 「万場緑地」の標識を右折し、調整池の南側道路を進むと、愛知県サイクリング協会のオレンジの幟が見えてきました。
 ゴールです。
 なんとかお昼前に到着できました。
 伊良湖までが2時間8分、伊良湖からが1時間17分。50分も短縮できました。

 せっかく豊橋に来たのだから、豊橋カレーうどんを食べて帰ろう。
 万場調整池に一番近い「砂場 大清水店」に行ってみました。
 駐車場はほぼ満車。店の中にも順番を待つ行列がありました。
 これでは帰りが遅くなってしまう。

 次に向かったのは「そば源」。今度は店に入れました。混雑していましたが、それでもすぐに席に案内されました。

 通常のカレーうどんは、カレーのルーが残るものです。残ったルーも食べてもらえるように工夫されたのが豊橋カレーうどんです。
 豊橋カレーうどんは、
 ①自家製麺を使用する
 ②器の底からごはん、とろろ、カレーうどんの順に入れる
 ③豊橋産ウズラの卵を使用する
 ④福神漬又は壷漬・紅しょうがを添える
 ⑤愛情を持って作る
の5箇条を守らなければなりません。

 豊橋カレーうどんの最上級を目指したという「そば源」のそれは、ご飯の部分がチャーハンで、海老フライとウズラの卵のフライがトッピングされた逸品です。値段も972円(税込み)と他の店に比べて少し高めですが、それだけの価値はあると思います。
 ただ、店員さんが私の注文を忘れて、20分以上待たされたのには、閉口しましたが、200円引きにしてくれたので、チャラとしましょう。

使用自転車:Panasonic POS クロモリロード
走行距離:74.6km
走行時間:3時間27分
所要時間:3時間52分(8時スタート、11時52分ゴール)