0533 J2リーグ第39節(vsザスパクサツ群馬)

▲2017(平成29)年10月29日(日) 雨

 台風22号が東海地方に接近してきました。
 午前中は小雨でしたが、ちょうどパロマ瑞穂スタジアムに着いた午後1時過ぎから雨脚が強くなりました。予報では夕方あたりに最接近するようです。

 スタジアムの2階では、横断幕への寄せ書きが行われていました。私も一言「連勝!」と書きました。2位以内の自動昇格圏へは勝ち続けることが最低条件と言えるでしょう。

 午後4時キックオフ。
 上下ゴアテックスのウェアを着て、その上からアウトドア用の雨合羽を羽織っての観戦です。強烈な雨と風にさらされ、まるでシャワーを浴びているようです。
 水はけが良いと言われる瑞穂のピッチにも水たまりができるほどの悪天候で、選手の姿もボールも霞んで見えます。
 そんな風雨の中でも、グランパスはいつものとおりパスを回し続けます。
 前半18分、田口泰士が蹴ったフリーキックのボールを青木亮太が上手く合わせて先制。
 その後、雨も風も激しく、視界不良で、試合は一時中断となりました。

 スタンド下に避難し、試合再開を待ちます。
 大型ビジョンには「試合を中断しています。しばらくお待ち下さい。」の表示。
 これから台風はさらに近づくようだし、試合は中止になるだろうと思って、妻に「帰ろうか」と言いました。しかし、妻は待つとの判断。

 午後5時頃、「5時20分から再開予定です」とのアナウンス。西の空は夕焼けで明るくなっていました。雨も小降りになりました。
 こんなに早く回復するとは。

 前半23分からの試合再開で、1対0のままハーフタイムに入りました。
 後半開始早々、ディフェンスを崩され失点。さらに不用意なバックパスをカットされて、逆転を許してしまいました。いつもの悪いパターンです。
 しかし、5分後、玉田圭司が見事なシュートを決めてくれました。玉田がゴールを決めると負けないというジンクスがあります。ただ、この試合は引き分けではいけません。負けが許されないのは当然ですが、最下位群馬との一戦ですから、引き分けは負けに等しいと言えましょう。
 絶対に勝利しなければなりません。

 残り時間4分のところで、ゴール前で体を張ったシモビッチのバックパスを田口が冷静にミドルシュートを放ち、ゴールネット右隅に突き刺さったのです。
 逆転。
 スタジアムは歓声の渦に巻き込まれました。
 さらにアディショナルタイムに青木がゴールを決め追加点。4対2でシーソーゲームをものにしたのです。

 福岡が敗れ、長崎が勝ったため、2位長崎、3位グランパス、4位福岡の順位となりました。2位との勝ち点差は2。他力本願ですが、長崎が1試合でも引き分けてくれたら、2位に浮上できるところまで来ました。
 残り3試合、連勝あるのみです。

<成績>
21勝6分け12敗、勝点:69、得点:82、失点:62、得失点差:20、順位:3位、

パロマ瑞穂スタジアム
4対2(前半1-2、後半2-0)
得点:【名古屋】①④青木亮太(前18、後90+1)、②玉田圭司(後15)、③田口泰士(後41)、【群馬】①舩津徹也(後5)、②カン・スイル(後10)
観衆:7,393人
開始:午後4時
前半22分から中断54分
気温:18.4℃
主審:窪田陽輔