0221 探訪あいち 尾張の城巡り 桶狭間界隈

◆2015(平成27)年9月27日(日) 曇のち晴

 信長、秀吉、家康の三英傑を輩出した愛知県には、1000以上の城跡が存在するそうです。
 大矢さんが企画した今回の探訪あいちは、桶狭間の合戦にまつわる城や砦を巡ります。
 準地元なので、行き先のほとんどは訪れたことがありますが、新しい発見を期待して参加しました。

 大高緑地公園第2駐車場には、25人もの参加者が集まりました。いつものメンバーに加え、初対面の方も見えました。12歳の息子さんと親子で参加のお父さんもいます。子供ながら、24インチのGIOSのロードバイク、しかもビンディングペダルです。

 25人もいると、かなりの行列になりますし、とても目立ちます。住宅街を走っていたら、子供達から
 「なに! これ! 自転車ばっか!」
 「わぁ! すごい! カッコイイ!」
歓声が上がりました。
 彼らから見れば、おじさんやお爺さんがほとんどなんですけれど。

 さて、最初の訪問地、緑区桶狭間古戦場公園は、桶狭間の戦いを表現したジオラマ公園となっています。中央には織田信長今川義元の像が並んで建てられています。

 豊明市桶狭間古戦場伝説地には、今川義元が戦死した場所を示す碑などがあります。ちょうど地元の観光ボランティアガイドの方が解説をしてくれました。合戦で使われた鎧甲がこの周辺で発掘され、隣の高徳院に保管されていることを初めて知りました。

 沓掛城は桶狭間の合戦前夜、今川義元が宿泊した城です。沓掛城址公園として本丸、二の丸、三の丸の跡が整備され、堀、土塁が残っています。
 ここで、地元豊明市のオカポンさんが、駆けつけてくれました。次の昼食会場まで40分ぐらい時間があるので、二村山まで案内してくれました。農作業中にもかかわらず、ありがとうございました。

 ランチは緑区ドン・キホーテ近くの『町屋カフェ 太郎茶屋 鎌倉』にて。表通りに面していないので目立ちませんが、おしゃれな和風カフェです。

 ロコモコランチ(1,100円)を注文。
 ロコモコは、ライスの上にハンバーグと目玉焼きがのった物です。これにドリンクとデザート付いています。このデザートがボリュームがあって、アイスクリーム、ゼリー、チーズケーキなどがてんこ盛り。ちょっと値段が高いかな、と言う思いを覆してくれました。

 善照寺砦は、織田信長桶狭間へ出陣していった砦です。今は公園となっていて、当時の遺構は何もありませんが、眼下が良く見える高台で、敵陣の様子がうかがえたのでしょう。
 砦は、外敵の攻撃を防ぐための建造物、つまり合戦の要塞なので、基本的に高い所に造られるのです。ですから、そこに至る道はどこも急坂なのです。
 午後の訪問地は、いずれも急坂を上るところばかり。押して登る人もいる中、マウンテンバイクで参加して正解でした。

 鳴海城は、桶狭間の合戦では、今川方のクサビの城であったため、織田信長は周囲に善照寺砦・中島砦・丹下砦を築いて包囲しました。現在は主郭部が城址公園となっています。

 鷲津砦は、織田信長今川義元尾張侵攻に備えて、今川方の大高城の北東約700mの丘陵上に築かれました。

 氷上姉子神社は、「氷上山(火上山)」と称される丘陵上に鎮座し、熱田神宮の創祀以前に草薙剣三種の神器の1つ)が奉斎された地といわれています。日本武尊(やまとたけるのみこと)のお妃・宮簀媛命(みやすひめのみこと)を祀っています。
 神社に至る坂は、朝降った雨でまだ濡れていて、滑りやすくなっていました。さすがに危ないと思い、ここは自転車を押して登りました。

 大高城は、桶狭間の戦いの前哨戦として、当時今川義元の配下であった松平元康(徳川家康)が「兵糧入れ」をおこなったことで有名です。現在は国の史跡に指定され、公園として整備されています。

 最後の訪問地、丸根砦は、初めての場所です。大高緑地公園から至近距離にありながら、全く知りませんでした。新しい発見です。
 ここは、織田信長今川義元との領土争いの前線として鷲津砦や善照寺砦とともに整備した砦です。小高い丘陵地帯に築かれ、丘陵の北端が鷲津砦、南端が丸根砦で、大高川を挟んで目の前に大高城があるという位置関係です。

 身近な場所にも知らない道や場所あるものなんですね。
 今日の探訪あいちは30km弱と距離も短く、ポタリングペースでしたが、壁のような激坂で脚が疲れました。

使用自転車:cannondale Jekyll
走行距離:47.1km
走行時間:3時間31分