■2014(平成26)年10月11日(土) 曇時々晴
9月20日以来、3週間ぶりに自転車に乗れました。
まだ、右側の腰に痛みは残るのですが、自転車を漕ぐのには支障はありません。ただ、腰に衝撃が来るジョギングは痛みがなくなってからにしようと思います。
今日は、東浦町に住む職場の後輩、HT君と一緒に知多半島サイクリングロードを走ります。
HT君は24歳、私の子供のような年齢です。彼は今年7月にTREKのクロスバイクを買ったばかりのスポーツサイクル初心者です。
9時半にあいち健康の森公園をスタート。
正式名称「一般県道 武豊大府自転車道線」は、延長31.1kmの知多半島縦断自転車道です。まだ、矢勝川沿いと南知多道路の半田ICから武豊IC間以外は、大部分が整備中で、全線開通まであと何年かかるかわかりません。
のどかな田園風景が広がる県道252号線を南西に向かい、整備された水辺のある大堀緑道を気持ちよく通過。名鉄河和線をくぐり、県道55号線を横断して、住宅街に入ります。ここからサイクリングロードとしては少しの区間だけ整備されていますが、スロープがあって自転車を降りて押していかなければなりません。なので、降りずに走れるコース脇の道を行きます。
コースは愛知用水に沿って進みます。
佐布里池を右手に見ながら坂を上り、七曲公園で一服。テニスコートやサッカーグランドでプレイに興じる人たちが多くいました。HT君は地元ながらこの公園は初めてとのこと。
気温も天候もサイクリングには最適で、気持ちよくペダルが回せます。
「すいません。ちょっと待ってください」
後を走っていたHT君が一言。
ちょうど、水の生活館の正面でした。
「後のタイヤが変な感じです」
チェックすると、なにやら細い金属のようなものが見えます。抜いてみると、3センチほどのワイヤーの切れ端のような物でした。
「換えのチューブ持ってる?」
「いえ、持ってません」
「困ったな」
私の今日のバイクは26インチのMTB、彼は700C×35のクロスバイクで、私が持っているチューブは使えません。しかも米式バルブなので、フレンチバルブ用の携帯ポンプでは、たとえチューブがあったにしても空気が入れられません。
HT君がスマホで近くの自転車屋を検索。知多市つつじが丘に『バイクエッグ』が見つかりました。
ここからショップまで約3km。2人で自転車を押しながらテクテク歩きました。
「フレンチバルブなら、たいていどこのショップでも売っているし、今後のことも考えて、いっそ、フレンチバルブのチューブにしたら?」と、道すがら彼に提案。
『バイクエッグ』は、TREK専門のバイクショップです。
あいにくフレンチバルブは売り切れで、米式バルブが2本だけありました。
フロアポンプを貸して貰い、店先の駐車場でチューブ交換作業をしました。HT君は、初めてパンクに見舞われ、当然チューブ交換作業もしたことはありません。私がホイールの脱着方法やチューブ交換手順を教えながら、なんだか講習会でもやっているようでした。
作業を終えると時刻は正午前でした。
知多半島サイクリングロード走破計画を変更し、昼食を取って、解散することにしました。
東海市の大池公園北にある長崎ちゃんぽんの『西善』に行きました。本場長崎から麺を仕入れている、こだわりの店で、前々から一度行ってみたいと思っていたのです。
「長崎ちゃんぽんはあまり食べたことないけど、リンガーハットののに比べると、すごく美味しいです」とHT君。私も同感です。
ここでまた一つ、トラブル発生。
HT君が、ワイヤー錠の鍵を忘れてきたのです。ロックした後で気がついたのでした。幸いなことに自宅にお母さんがいて、車で迎えに来てくれるとのこと。
「家の近くで良かったです。これが遠くまで行っていたところだったら……」
災難続きというか、彼にとっては運の悪い日だったようです。
でも、サイクリングにトラブルは付きもの。
「今日はありがとうございました。最後まで走れなかったけれど、パンク修理を教えて貰ってすごく勉強になりました」
私にとっても、楽しい一日でした。
使用自転車:cannondale F700
走行距離:57.4km
走行時間:3時間52分