■2014(平成26)年7月6日(日) 曇時々雨
昨年までは春日井ICから中津川ICまで高速道路を使っていましたが、今月から土日の半額割引がなくなったので、国道19号を地道で行くことにしました。それでも、2時間20分ほどで着いたから、意外と時間がかからずに済みましだ。多治見市や瑞浪市などの市街地を除けば、信号が少ないから、スムーズに走れたのです。
7時半頃、クアリゾート湯舟沢に到着。
開会式は8時30分から。全員で集合写真を撮ります。ついでに、先だって雨で自主走行となった伊勢三河湾の集合写真も撮影しました。場所が違うのでどうかと思いますが、M事務局長はホームページに載せるとのこと。
ヒルクライム神坂峠には2000(平成12)年の初出場以来、14回目の出場。第1回(1999年)と第5回(2004年)を除いて参加しており、ツール・ド・あいちの中で最多出場の大会です。
今年から、スタート地点がクアリゾート湯舟沢の駐車場に変わり、距離が2km延びました。
9時、最後尾からスタート。
脚力のある参加者は坂道などもろともせず、あっという間に消え去ってしまいました。
神坂峠まで片道15km、ただただ登り。
梅雨明け前の季節と山という地形の影響で、よく雨に見舞われます。麓から見ても山の頂にはガスがかかっています。
昨年までのスタート地点だった川並地区の駐車場を通過したところで、PINARELOのyuminさんに追いつきました。yuminさんは60歳を過ぎているのにとても若々しい。左肩が下がったライディングフォームがちょっと気になってしまいますが、今日の自分のリズムと波長が合うので、後に着かせてもらうことにしました。
グループホーム、そしてキャンプ場を通過。
伐採で木がなくなって見通しが良くなったところが数か所あり、違う道になったような感じがしました。
「神坂の風穴」を過ぎたところに、冷蔵庫に入ったかのような冷感スポットがあります。晴れの時でも、その空間に入ると一瞬ひんやりとする。不思議な森のパワーです。
TREKのHKさんに追いつき、3人が一列になって進みます。昔のコマーシャルに「上から読んでも山本山。下から読んでも山本山」なんていうのがあったけど、HKさんの名前は上から読んでも下から読んでも同じ。
サイクルメーターは13kmを超えました。昨年までならこれで終わりですが、今年はまだ続く。
「マウンテンバイクの方がいいのかな」
自転車を押しながら歩いている参加者が、私のMTBを見ながらつぶやきました。
ヒルクライムでは自分の脚力に見合ったギアで、一定のケイデンスを維持しながらペダルを回すことが大切。だから、脚力のない自分には、車体の軽さよりもトリプルギアが必要です。
フロント26T×リア32T。
このギア比がないと、標高差1,132mはとても上れません。ロードバイクだと、コンパクトドライブでも34T×30Tが最高なので、ギア比が1を下回ることはないです。
yuminさんが「あ~!」と言ってコースから外れそうになった。
思わず、「大丈夫ですか?」
幸い転びはしなかった様子。14km手前でした。
HKさんと私は先に進みます。
標高が上がるにつれ、ますますガスが濃くなります。数メートル先が全く見えません。
「長いな~」とHKさん。
この調子だと、1時間45分以上かかりそう。
そう思っていたら、早くも下山する参加者が「お疲れ様!」と余裕の言葉を発しながら過ぎ去っていきました。
10時47分峠に辿り着く。HKさんとペアで同時ゴール。しばらくして、yuminさんもやって来ました。止まったときは倒れなかったが、再び漕ぎ出そうとしたとき転倒したとのこと。
ゴール地点から600m先にある、峠の山小屋で提供されるカップ麺は本当に美味しい。
晴れていれば、山小屋から500mの神坂峠に行ってみたかったが、眺望が全く望めなかったし、天候は下り坂のようだったため、断念しました。
標高1,569mの峠は夏でもひんやり。雨だと寒いくらいです。下りの寒さに備えてウエストバックに入れておいたウインドブレーカーを着込み、山小屋を出発。
晴れだと、下りは爽快ですが、雨だと、手がかじかんで冬のように体が凍えます。
SKさんがゴールしたところでした。70歳を過ぎて、よくこんな坂を上って来られたものです。感心します。
「ゴールまでどのくらいですか」
喘ぎながら上ってきたロードバイクに人に聞かれました。
「もうすぐです。もう100mもないですよ」
さらに、もう3人、ゴールに向かって上って来ました。
約40分でスタート地点に到着。と同時に雨が降り出してきました。すごくいいタイミングでした。
クアリゾート湯舟沢の湯は、つるりとして柔らかく、肌がつるつるになります。泉質はナトリウム炭酸水素塩とのこと。いろいろ温泉に入ってきましたが、最も好きな温泉の一つです。
雨のおかげで露天風呂に入るのはやめましたが、汗も疲れも取り除かれました。
これで、このまま横になれたら‥‥ これから2時間以上運転しなければ行けないのです。
使用自転車:cannondale F700
走行距離:31.5km
走行時間:2時間30分