0449 鉄腕アトムに会いに

▲2017(平成29)年5月7日(日) 晴時々曇

 知多市岡田の古民家「旧岡田屋」で開かれている「アトムがいた昭和の風景展」に行ってきました。

 「おかき屋辰心」のバイクラックに自転車をかけていたら、ボランティアのおじさんが会場への案内図を渡してくれました。
 急坂を上った料理旅館「枡磯」の斜め向かいに旧岡田屋(弘法宿)は建っていました。

 中に入ってみると、鉄腕アトムのブリキのおもちゃ、ぬいぐるみ、だっこちゃん、食器、靴、文具、かるた、ポスター、Tシャツなどなど、古民家の居間に展示されています。お茶の水博士をかたどったTOYOTAのプリウスの看板もありました。これらは、アトムグッズ収集家、小池信純さんのコレクションです。
 小池さんは1960年、名古屋市生まれ。幼少の頃、テレビで「鉄腕アトム」を見て魅了され、それから収集を始めたそうです。
 私が特に気を引かれたのが、ヤクルトアトムズのユニフォームです。現東京ヤクルトスワローズのかつての球団名です。
 1950年、国鉄スワローズとして発足し、その後サンケイスワローズとなり、1966年、サンケイアトムズとなりました。
 フジテレビで鉄腕アトム(アニメ第1作)が放送されていたことや手塚治虫が当時球団後援会副会長(会長は徳川夢声)だったという経緯もあって鉄腕アトムをペットマークに使い、チーム名をサンケイアトムズ(Sankei Atoms)にしたそうです。
 1970年、ヤクルトがアトムズを買収し、ヤクルトアトムズとなりましたが、1973年、虫プロダクション倒産に伴いヤクルトスワローズに名称を変更しました。

 これだけのコレクションをどこに保管しているのか、小池さん本人に聞いてみたいと思っていたのですが、知多市長や国会議員の夫人がやって来て、機会を逃がしてしまいました。
 小池さんは知多市勤労文化会館の館長を経て、現在は愛知県の施設であるウィルあいちの所長の立場にあるとのこと。偉い人なんですね。

 帰りに「おかき屋辰心」で団子を試食し、おかきを買いました。

使用自転車:COLNAGO C59
走行距離:53.1km
走行時間:2時間51分