0030 J1リーグ第4節(vsヴィッセル神戸)

■2014(平成26)年3月23日(日)午後 晴

 春の日差しが暖かい瑞穂陸上競技場のスタンド。
 いつものとおり、サポーターズシートのメインスタンドよりの中段に、妻とともに座りました。
 私たちのすぐ後ろの席に座った女性二人。絶え間ないおしゃべりが続きました。
 「なんでボールとられるんねん」
 「はよ、走らんかいな」
 「なにやっとんねん」
 「も~、ほんまに」
 グランパスのサポーターズシートに、なぜか関西弁。
 「選挙行った?」
 「行ったことない」
 今日は大阪市長選の投票日ですから、大阪のおばちゃんのようです。
 グランパスを応援する関西人もいるのですね。
 しかし、2人で騒いで、やまかしいやら、うるさいやら、も~ほんまに堪忍してや!

 試合は、新人の松田力が終了間際に逆転ゴールを決め、グランパスの勝利。3連勝で4位。
 パスミスで先制点を献上したり、PKを失敗したりと、いい内容ではないものの、勝ち点はしっかり取ってくれました。

 ところで、この日、埼玉スタジアムでは無観客試合が行われました。
 3月8日に同スタジアムで行われた浦和対鳥栖戦の試合中、「JAPANESE ONLY」と書かれた横断幕が掲げられ、この表現が「日本人以外お断り」と解釈できるとしての処分でした。
 Jリーグ規約第1章第3条には「人種、性、言語、宗教、政治またはその他の事由を理由とする国家、個人または集団に対する差別を行ってはならない」の規定があります。

 差別はあってはなりません。

 さらに言えば、試合というのは、対戦チームがあって成り立つものです。そして、相手チームのサポーターがあってこそ、盛り上がるものです。
 両チームのファン・サポーターの声援、歌、応援旗などが、スタジアムを熱気や興奮で包み、非日常的で特別な体験の場とするといえます。
 試合相手チームに敬意を表し、遠方から足を運んでくれたサポーターを歓迎し、おもてなすことが大切でしょう。大勢のサポーターが来場してくれれば、入場料収入も増えます。
 スタジアムDJのYo Yo Yosukeさんが「○○のサポーターの皆さん、ようこそ名古屋へ。素晴らしい試合にしていきましょう!」とアナウンスされているのは、とても素敵なことです。