▲2017(平成29)年8月11日(金・山の日) 曇のち雨
職員組合のインテリジェントセミナー「いろんな動物に出会ってみナイト」に参加しました。
定員80人に対して361人の応募があり、抽選の結果、運良く当選したものです。
第1部は午後2時から千種駅近くの会議室(IMY株式会社6階)で、有限会社ガイアプロダクションの酒井法生氏による「動物園の役割と動物を学ぶ」の講義を受けました。
動物は大きく6種類に分けられます。
①哺乳類=赤ちゃんを産む
ヒト、ライオン、馬、キリン、羊、鹿、犬、猫、ネズミなど。
間違えやすいのは、鯨、イルカ、シャチ、オットセイ、コウモリ。これらは赤ちゃんを生む哺乳類の仲間です。
体調4m以上が鯨、4m以下がイルカ、バンドウ鯨とバンドウイルカはその境目だそうです。
コウモリの羽のように見えるのは手だそうです。
②鳥類=固い殻の卵を産む
雀、鳩、カラス、ツバメ、カモメ、鶏、フクロウ、インコなど。
間違えやすいのは、ペンギン、ダチョウ。
ペンギンは陸と水の中で、ダチョウは大地で生活し、共に飛べませんが鳥類です。ダチョウは時速50km以上のスピードで走ることができます。
哺乳類と鳥類は、お母さんが子育てをすることが多いです。
③は虫類=ゴムのような卵を産む
ワニ、カメレオン、トカゲ、イグアナ、ヤモリ、蛇など。
間違えやすいのは、亀、スッポン、ウミガメ。
亀の甲羅は皮膚と骨が合体してできているそうです。
④両生類=ゼリーのような卵を産む
蛙、イモリ、オオサンショウウオなど。
子どもの時はえら呼吸、大人になると肺呼吸。
ヤモリはは虫類、イモリは両生類で、同じように見えても種類が全く違うのです。イモリは水の中でも生活します。何が違うのだろうと思っていましたが、講義を聴いてよくわかりました。
⑤魚類=主に水の中で卵を産む
マグロ、サメ、ふぐ、鰹、鰻、エイ、マンボウ、ヒラメ、トビウオ、鯉、鮒、メダカ、ピラニア、ナマズ、鯛、鰯、サンマなど。
サメは凶暴なイメージがありますが、おとなしいサメもいるそうです。
⑥昆虫類=体が3つ羽が4枚足が6本
カブトムシ、クワガタムシ、テントウムシ、カマキリ、蝶、蝉、バッタ、アリ、蜂、ほたる、トンボ、カナブン、コオロギ、鈴虫、トビケラなど。
動物園には4つの役割があります。
①種の保存
野生の数が少なくなった動物たちを守る役割。
②教育
「この生き物はどんなところに住んでいるのか?」「何を食べているのか?」といった問いに説明をして、勉強してもらう役割。
③調査研究
飼育している動物を増やしたり快適に暮らせるように生き物の研究をする役割。
④レクリエーション
来園者に楽しい時間を過ごしてもらいながら、「命の大切さ」や「生きることの美しさ」を感じてもらうレクリエーションの場としての役割。
第2部は東山動植物園での自由観覧です。
東山動物園は、子どもが保育園に通っていた頃以来ですから、20年ぶりくらいでしょうか。
インドサイ、アジアゾウ、アクシスシカ、ライオン、スマトラトラ、クマ、キリン、コアラ、ホッキョクグマなど見て回ると、動物の動きや表情が心を和ましてくれます。動物園とというと子どもの施設のイメージがありますが、久しぶりに来て大人でも楽しめる施設だと再認識しました。
天気予報どおり雨が激しくなってきました。
雷雨でスカイタワーやモノレールは運行停止となり、楽しみにしていたナイトプログラムもほとんど中止となりました。
雨宿りのためゴリラ舎に急ぎました。
妻のリクエストで、イケメンゴリラ『シャバーニ』に会うためです。
体重190kg、二十歳のシャバーニは、ひたすら野菜を食べ、時にごろりと横になっていましたが、カメラを向ける人間達のためにちょっとしたポーズを取って、サービス精神があるようでした。
雨脚が弱くなったところで、自然観察館で夜行性動物、は虫類、両生類を見て、動物園をあとにしました。
東山動植物園は1937(昭和12)年に開園し、今年80周年です。整備中のアフリカの森、新ゴリラ・チンパンジー舎は平成30年度にできる予定です。そのときもう一度来てみたいものです。