1282 FIFAワールドカップ・カタール大会2022を振り返って

◆2022(令和4)年12月19日(月) 晴

 日本時間19日午前0時から、FIFAワールドカップカタール大会決勝が行われ、アルゼンチンが3対3からのPK戦を制して、36年ぶり3度目の優勝を果たしました。アルゼンチンのメッシ選手は、同国の英雄マラドーナに肩を並べたと言えるでしょう。

 日本代表はグループステージでドイツとスペインという優勝経験のある強豪国に勝利するなど旋風を巻き起こし、ベスト16という結果を残しました。
 日本代表は1次リーグ第1戦で強豪ドイツを撃破したものの、第2戦のコスタリカ戦に惜敗しました。勢いを失い、グループリーグ突破に暗雲が立ちこめました。それでも、森保一監督は「良くなかったことであれ、すべて過去のことは、ポジティブに変換する」「過去を生かす」と会見で語り、第3戦のスペイン戦では後半からの選手交代の采配が当たって逆転勝ちしたのです。
 過去に起きた事実は変えられませんが、その意味は変えられます。森保監督と選手全員の一念がコスタリカ戦の敗戦を意味あるものに転換させたと言っていいでしょう。
 目標であったベスト8の壁は突破できませんでしたが、日本代表の躍進は、日本に感動を与え、世界に衝撃を与えました。
 しかし、守備は世界と互角に戦えたものの、攻撃は世界との差がありました。ドイツやスペインのようにボールを保持して攻撃を構築するレベルには達していません。そのためには、日本の良さである結束力・団結力を維持しつつ、個人個人のスキルとフィジカルを向上させることが肝要でしょう。
 日本サッカー協会は、2030年までにベスト4、2050年までにワールドカップ優勝の大目標を掲げています。まずは、4年後に、「新しい景色」が見えることを期待したいと思います。

 そして、長友佑都選手の「ブラボー!」、キャプテンだった吉田麻也選手の「グッドルーザー(潔い敗者)は、もういい」は、人々を熱く前向きにさせ、心に響く表現でした。サッカーファンだけでなく、社会全体にもインパクトを残したワールドカップだったと思います。