1276 豊川と新城の映えスポットを巡る

◆2022(令和4)年12月2日(金) 曇のち晴

 先月26日に雨のため中止となった高浜の石川さん企画の「探訪あいち 飯田線/豊川沿いを下る」の一部を走ってきました。

 午前3時40分に起床。
 サッカーワールドカップの1次リーグ、日本対スペイン戦をテレビ観戦です。終始ボールを支配されながらも、2対1で奇跡的な逆転勝利。まさか、明らかに格上の強豪スペインに勝ってしまうとは!
 これで決勝トーナメント進出が決定しました。サッカーファンとして感激しました。気分上々でサイクリングに出発です。

 日本代表の愛称は「サムライ・ブルー」。ユニフォームは青が基調です。日本の国旗は赤ですし、オリンピック競技のユニフォームでも赤が基調となっていることが多いのにどうしてでしょうか。
 一つはメンバーを多く輩出していた東京帝国大(現東大)が採用していたライトブルーのユニホームに倣ったという説。一方、「国土を取り巻く海」をコンセプトに、青に決まったとも言われています。ただ、いずれも資料は残されておらず、はっきりとした理由は分からないようです。
 1988~91年に代表を率いた横山兼三監督体制下では赤いユニホームにしたことがありました。世界の強豪に倣い、国旗にちなんだものにしましたが、1990年W杯イタリア大会を目指したアジア1次予選で敗退するなど成績が振るわず、再び青に戻りました。韓国や中国をはじめ、アジアでは赤いユニホームのチームが多く、混同を避けたことも理由の一つだと言われています。

 名鉄・豊川稲荷駅でオーストリッチのちび輪バッグからTREKのフォールディングバイクをとりだして、走り出しました。
 最初の訪問地は『王林寺のクス』。豊川インターの東南にあります。境内の説明板によると、目通りで約9m、枝の広がりは18mに及び、樹齢は650年以上と推定されています。こんな大きなクスノキはなかなか見ることはできません。
 次も巨木です。東名高速道路の高架を潜り、少し北上すると、道路脇に『大和の大イチョウ』の標識があるのでわかりやすいです。
 広い駐車場があり、平日にもかかわらず、見学の人たちが大勢いました。ほとんどの人が、広場に一本だけそびえ立つ黄葉のイチョウをスマホやカメラで撮影しています。
 それにしても巨樹です。圧倒されます。高さは約25m、枝は水平方向に10m以上あるそうです。
 少し緑の葉が残っていて、鮮やかなオール黄金色でなかったのは残念ですが、あの『日立の樹』を思い起こしました。
 なお、このイチョウの木はオスで銀杏は取れないそうです。

 トイレを済ませ、出発しようとしたときです。
 「これ、デンキですか?」
 中年男性に尋ねられました。
 「え?」
 「eバイクですか?」
 「いえ、違います」
 TREK F600は楕円形の太いメインチューブなので、バッテリーが内蔵されているかのように見えたのでしょう。eバイクなら、楽ちんなのですが‥‥

 国道151号を走ります。
 朝方は寒かったものの、陽が上がるにつれ暖かくなりました。でも、風は強いです。

 野田城駅に隣接して存在するのが『タイヤランド』。1998年に横浜ゴム新城工場の社員が手作りした巨大な怪獣と恐竜が設置されています。建設車両用やトラック用などのタイヤでできた「ゴムラ」と「首長竜」です。「ゴムラ」はもちろんゴジラをもじったもの。高さ9.5メートル、全長14メートル、総重量20トン、使われたタイヤは115本。「首長竜」の方は高さ8.5メートル、全長15メートル、総重量18トン、430本ものタイヤでできています。ゴムラの股の下に立つと、その大きさに圧倒されます。タイヤでよくこんな物がつくれたなと感心します。

 飯田線沿いや国道を走って、次に目指すは『信玄塚』。三河東郷駅手前で左折し北上すると看板があり、それに従っていくと、『首洗い池』が見えました。「首洗い 池は血色に 水濁る」と「設楽古戦場いろはかるた」に謳われています。その先の墓地の一角に『信玄塚』はありました。塚は2つあって、武田軍を弔った方を大塚、徳川・連合軍側の死者を弔った方が小塚とされています。新城には長篠の戦いにまつわる史跡が多いですね。その戦の史料が展示されている設楽原歴史資料館にも行ってみましたが、時間もあまりないし、入館料も必要なので見学は止めました。

 正午も過ぎたし、食事処を探しましょう。
 往路ではめぼしいところがなかったので、国道151号を走っていきます。いくつか飲食店があったなかで、「かつさと 新城店」にしました。チェーン店はあまり好きではないのですが、田原市が本社で名古屋には店舗がほとんどないので一度試してみることにしました。
 カツ丼とお新香と豚汁のランチセットを注文。カツも柔らかく、玉子とタマネギが十分にトッピングされていて美味しかったです。税込み720円はお値打ちだと思います。

 帰路の伊那街道沿いに近いので、野田城址に寄ってみました。
 雑木などが生い茂って、ただの薄暗い森の中のような所ですが、土塁、空堀、井戸の跡などが残っていて、愛知県が建てた立派な石碑もあります。野田城には、武田信玄が鉄砲で狙撃された場所とされ、その傷がもとで亡くなったとの伝説があります。

 さらに、往路で気になったメルヘンチックな建物にも寄ってみました。
 『みつばち村 さんぽ道』
 ムーミンの家か絵本の世界か、ジブリ映画に出てくる世界みたいに映える景色です。建物だけでなく、その周りに広がる手入れされた芝生の庭園も素敵です。
 入ってみると、はちみつ、ジャム、はちみつを使ったオリジナルスイーツなどが売られていました。カフェも併設されています。少し高いですが、美味しそうなので、クッキーを買いました。

 午後3時過ぎ、豊川稲荷駅到着。フォールディングバイクを輪行袋に収めて、15時24分発の電車に乗りました。なんとか日没時間ころに帰宅できそうです。

【サイクリングコース】
名鉄堀田駅 ⇒ <輪行> ⇒ 豊川稲荷駅 ⇒ 王林寺のクス ⇒ 大和の大イチョウ ⇒ 横浜ゴム新城工場・タイヤランド ⇒ 信玄塚 ⇒ 設楽原歴史資料館 ⇒ 〔昼食〕 ⇒ 野田城址 ⇒ 豊川稲荷駅 ⇒ <輪行> ⇒ 名鉄堀田駅

走行距離:42.5km
走行時間:3時間02分
所要時間:8時間05分(8時40分~16時45分)
使用自転車:TREK F600