1272 探訪あいち 祖父江のイチョウ並木

◆2022(令和4)年11月19日(土) 晴のち曇

 秋晴れの良い天気です。絶好のサイクリング日和といえましょう。

 熱田神宮公園を出発し、堀川沿いを北上して佐屋街道を西進します。国道302号の手前から北上すると大治浄水場です。
 ここから「尾張水道みち」が始まります。木曽川に向かって北西にほぼ真っ直ぐ伸びています。この下には名古屋市水道局の水道送水管が埋められています。

 名鉄七宝駅北に「尾張サイクリングロード」の銘板があります。
「本サイクリングロードは愛知県、名古屋市、地元市町、名古屋商工会議所はじめ県下産業界の協力で完成しました
 竣工 昭和52年4月28日
 延長 12.7km(美和町・稲沢市・祖父江町・尾西市内)
 建設 社団法人愛知青少年協会
 提唱 中日新聞社」
「このサイクリングロードは日本自転車振興会の競輪公益資金の補助を受けて建設されたものです」
 出発地点の大治浄水場からの距離を含めると15kmほどになります。
 残念ながら2006年(平成18年)にサイクリングロードとしては廃止され、「尾張水道みち」という名称になりましたが、現在は管理・整備されていません。路面状況は悪いものの、自転車と歩行者の通行はできます。
 もともと鉄道や国道、幹線道路で、道が分断されていました。信号のある交差点まで迂回させられ、横断歩道を渡ったり、スムーズに走れる道ではありません。

 あま市二ツ寺町に入ります。ここは戦国武将・福島正則の生誕地で、愛知県が建てた立派な石碑があります。説明板によると、永禄4年(1561年)に生まれ寛永元年(1624年)に64歳で病没しました。今の私と同じ年齢です。当時としては長生きだったと思います。母が豊臣秀吉の伯母だったことから、秀吉の家臣となり、関ヶ原の戦いで東軍の勝利に貢献しました。名古屋では堀川の開削総奉行(責任者)としてその名が知れています。
 地元では英雄扱いです。正則小学校、正則保育園、正則コミュニティセンター、正則橋と武将の名を冠した施設があります。かつてこの地域は正則村だったそうです。
 すぐ近くにある瑞祥山菊泉禅院は福島正則の菩提寺で、墓地の北隅に正則の供養塔と顕彰碑があります。ちょうど境内を掃除していたお寺の方(住職?)に写真を撮ってもらいました。

 水道みちを進みます。
 送水管の取り替え工事が行われているため、ところどころ遠回りする個所があります。ただ、工事が終わった道は新しい舗装になっているので走りやすくなっています。

 11時前に祖父江ぎんなんパークに到着。
 本日19日から27日(日)まで第25回そぶえイチョウ黄葉まつりが開催されていて、大勢の観光客で賑わっています。
 ここ稲沢市祖父江町山崎地区は、晩秋になると1万本以上のイチョウが色づき、まち全体が黄金色に染まります。
 この日は黄金色には少し早く、イチョウはまだ緑が残っていて、見ごろははこれからのようです。それでも、地面には舞い降りた葉が積み重なって黄金色の絨毯のようです。
 愛知県は銀杏の生産量が日本一で全国シェアの4分の1を占めています。なかでも稲沢市祖父江町は県内一の生産量を誇っています。
 そんな町をよりPRしようと、令和3年にできたのが祖父江ぎんなんパークです。
 園内では出店が軒を連ね、銀杏や地元の物産が販売されていて、高浜の石川さんと私は銀杏を購入しました。レンジで1分チンすれば食べられるとのこと。

 ブラブラしていると、稲沢市キャンペーンレディにウォークラリーの参加を勧められました。サイクリングなので断りましたが、私たちの出で立ちを見て話してくれました。
 「本格的な自転車の格好ですね」
 「祖父江の銀杏は京都や銀座の料亭にも卸しているんですよ」
 一緒に写真を撮ってもらいました。

 名鉄山崎駅の踏切を渡ってすぐにあるのが祐専寺。ここもお祭りの会場になっていて賑わっています。境内にこの地域のイチョウの原木があります。樹齢300年の巨木です。

 昼食は中国料理北京にて。
 11時40分頃でしたが、既に入店待ちのお客さんが2組いました。銀杏ラーメンと銀杏チャーハンが名物です。
 私は玉子とじ銀杏ラーメンを注文。素揚げした銀杏が20個ほどトッピングされ、さらに珍しいのが麺が黄緑色なこと。銀杏が練り込まれているのです。1,045円(税抜き950円)とラーメンとしては少し高いですが、玉子とじのほかエノキダケやチーズも加わって具材の量が多く、お腹が一杯になりました。

 少し南下して森上駅前へ。
 ここに「日本一銀杏の郷」の碑があります。碑の右下に「内閣総理大臣 安倍晋三書」と刻まれています。今年7月8日、遊説中の奈良県で狙撃され亡くなった安倍晋三元首相の揮毫により平成27年に建立されました。こんな所に首相の書かれた碑があるとは、驚きです。地元の代議士が安倍元首相に要請して書かれたと聞いていましたが、ちょうど碑の前にいたおばあさん3人組によると、すぐ駅前の和菓子屋さんが首相にお願いしたとのことでした。どちらが本当なのかわかりません。

 ここから帰路につきます。
 日光川右岸の土手を走ると、イチョウ並木が左手に見えます。もう数日後でしたら深い黄金色になっていたでしょう。

 新幹線ガード手前の佐屋街道に「みたらし半額の店」があります。みたらし1本30円と格安、土日のみの営業。私も数回買ったことがあります。青のタイレルさんが「実はあの店は従兄弟がやっている」と教えてくれました。15人以上の行列ができていなければ、立ち寄って食べたいところでした。

 終盤は曇り空になりましたが、事故・トラブルなく完走できました。ありがとうございました。

【サイクリングコース】
熱田神宮公園(午前8時45分) ⇒ 佐屋街道 ⇒ 万場大橋 ⇒ 大治浄水場 ⇒ 尾張水道みち(旧尾張サイクリングロード)⇒ 名鉄七宝駅 ⇒ 福島政則生誕地&菊泉院 ⇒ 祖父江ぎんなんパーク&祐専寺 ⇒ 日本一銀杏の郷碑 ⇒ <往路と同じ> ⇒ 熱田神宮公園・解散(午後2時45分)
距離:55km
所要時間:6時間

【参加者】
青のタイレルさん、高浜の石川さん、幹事(まつぼっクリ) 計3人

【参加者の声】
<高浜の石川さん>
幹事様、企画案内ありがとうございました。
快晴、無風 絶好のサイクリング日和でした。
祖父江はイチョウ尽くし、銀杏づくしでしたね。
銀杏ラーメン、銀杏チャーハンなど珍しいものもいただけました。
またよろしくお願いします。

使用自転車:cannondale Jekyll
走行距離:64.3km(累積1584km)
走行時間:4時間02分
所要時間:7時間15分(7時47分~15時07分)