◆2022(令和4)年11月3日(木・文化の日) 晴
下見のときは輪行でしたが、本番の今日は車で集合場所の新城総合運動公園に行きました。幹事以外の参加者は輪行です。大海(おおみ)駅8時26分着ですので、皆さん8時45分頃に公園にやってきました。
最初の訪問スポットは、「長篠堰堤」。ここは発電所の取水のための小規模のダムです。導水路から溢れて川に豪快に流れ落ちていく様子は滝のよう。そのダイナミックさから「新城のナイアガラの滝」と言われています。音の迫力、滝の長さ、落差など、本家のナイアガラに比べれば遙かに小さいけれど、まさしくナイアガラです。人工なのに自然の滝のようです。対岸の岩場から至近距離で見ると、その迫力に圧倒されます。ただ、足場が悪く、柵もないので、落ちないように気をつけなければいけません。
豊川左岸を走ります。しっかり太陽の光を浴びますが、日陰に入ると若干寒く感じます。
旧黄柳橋は、大正7年(1918年)に架設されたコンクリートアーチ橋です。初代の橋は明治24年(1891年)に木製で架設され、この橋は2代目です。現在は3代目の橋がすぐ横に建設され、2代目は歩道として使用されています。2代目の設計者の一人は館喜八郎という方で、俳優の舘ひろしさんの祖父だそうです。
川原まで降りて、オープンアーチ形式の橋を下から眺めました。
三河大野駅前から望月街道に入ります。この街道は新城市長篠の豪商・望月喜平治の名に由来します。彼は明治10年(1877年)から明治19年(1886年)まで9年の歳月と私費を投じて、長篠字岩代付近から川合まで、約13.7kmの道を開設しました。「この先軽自動車しか通れません」との立て看板があるように、軽自動車までしか通行できない部分もあります。当時は荷車が通れれば充分だったからです。
川を挟み並行して走る国道と違い、車がほとんど通らないので、サイクリングには最適の道です。落ち葉が多いのは玉に瑕ですが。
槙原トンネルは硬い流紋岩の岩山を堀削して造られました。長さ30m、幅3mほどの小さな隧道ですが、洞窟のような趣があります。
飯田線の上にあるので、入口からは山の間に寒狭川と線路が見下ろせて、絶景ポイントと言えましょう。
「町ごと屋根のない博物館」という説明板もあって当時の工事の大変さが書かれています。
トンネルを抜けると断崖絶壁の岩山が現れます。「写真だと、このすごさは伝わらないよね」とkuwanaさんが言ったように、現物を見ないと、この岩山の迫力はわからないですね。
三河川合駅前の公衆トイレで用を済ませ、午前11時過ぎ、乳岩峡入口に到着。
休日で、手軽に登れることもあって、家族連れやカップルが大勢いました。
入口に自転車を停めます。多くの人は1キロほど離れた駐車場に車を止めて歩いてきますが、私たちの他にも自転車で来る人がいて10台以上駐輪していました。
とってもきれいな水が流れる渓流を横に見ながらゆっくり歩を進めます。自然にできた岩盤や巨岩の重なったトンネルのような中をくぐったり、最後は直角に近いような傾斜の階段?(ハシゴと言ったほうがいいかも)を登ります。探訪あいちではやったことがない、ハイキングです。
山頂近くに通天門といわれる天然石門があります。巨大なストンブリッジのようで、見る人を圧倒します。最後に現れるのが乳岩の洞窟です。凝灰岩中に含まれる石灰分が溶け出して天井部に乳房状の鍾乳石を作っており、乳岩の由来となっています。奥にはたくさんの観音像が祀られています。洞窟の奥から覗く峡谷の木々の景色は、ここまで登ってきて良かったなと感動を与えてくれる絶景だと思います。
途中にある東屋で持参したパンやおにぎりで昼食とします。
望月街道を戻ります。下り基調なので、復路はかなり楽です。
午後1時半頃、「大野宿美術珈琲鳳来館」に到着。ここでティータイムとします。
大野宿は明治時代に別所街道の宿場町として栄えました。大正時代になって飯田線三河大野駅が開設されて林業や養蚕で経済と物流の要所として発展し、大正14年(1925年)に大野銀行本店が建設されました。戦後すぐに東海銀行三河大野支店になり、その後、豊川信用金庫の支店になりましたが、2006年(平成18年)に銀行としての役割を終えました。その1年後、「大野宿美術珈琲鳳来館」に生まれ変わりました。2008年(平成20年)12月に国登録有形文化財(建造物)に登録されました。
1階が喫茶室で銀行の大型金庫も残っています。2階には竹下夢二の作品が展示され、同じ敷地内には蔵を利用したギャラリー、小料理だった古民家もあります。
大正ロマン漂う店内で、サイフォンで抽出された本格タイプ珈琲をいただきました。650円と少し高いですが、美味しかったです。これにパンと玉子サラダのセット(250円)を追加しました。他のメンバーはケーキセットやパンのブランチを選んでいました。
kuwanaさんが「オシャレすぎる」と言うように珈琲も食べ物も店の雰囲気も申し分ありません。
参加者の皆さんは輪行でしたので、ゴールを大海駅に変更しました。15時20分の電車までは少し時間がありましたが、ここで解散としました。
晴天に恵まれ、最高のサイクリング日和でした。参加者の皆さんは全員、尾張・名古屋方面からでした。遠路はるばるお越しくださり、ありがとうございました。無事故で楽しい時を過ごせたことに感謝いたします。
【サイクリングコース】
新城総合運動公園(午前8時55分)⇒ 長篠堰堤(新城のナイアガラの滝) ⇒ 県道69号線 ⇒ 黄柳野橋 ⇒ 県道439号線 ⇒ 望月街道(飯田線沿い) ⇒ 湯谷温泉 ⇒ 柿平駅 ⇒ 三河川合駅 ⇒ 乳岩峡・乳岩〔山歩き、昼食〕 ⇒ <折り返し、往路と同じ> ⇒ 大野宿鳳来館〔ティータイム〕 ⇒ JR大海駅・解散(午後2時35分) ⇒ 新城総合運動公園
距離:44km
所要時間:5時間40分
【参加者】
kuwanaさん、T-kuchanさん、じぇーむずでぃーんさん、幹事(まつぼっクリ) 計4人
使用自転車:cannondale F700
走行距離:47.5km(累積14,430km)
走行時間:2時間39分
【交通費】
豊明IC~新城IC
1,310円×2=2,620円