1220 奥三河を走る

◆2022(令和4)年7月23日(土) 晴

 本来であれば、名古屋グランパスのファン感謝デーが開催されるはずでした。
 7月16日の川崎フロンターレ戦に続いて選手にコロナ感染者が出た影響で、ファン感謝デーも中止になってしまったのです。

 そこで、奥三河・新城にサイクリングに行くことにしました。
 名鉄とJRで輪行です。
 JR飯田線豊川駅から乗車した列車は2両編成。東新町で女子高生が降りると車内はガラガラです。新城有教館高校の生徒たちでしょう。
 飯田線豊川駅を過ぎると運行本数が半分になり、本長篠駅から先はさらに減少します。
 降りた駅は大海駅。「おおみ」と読みます。
 1両目の車両には誰もいなくなり、2両目に2名乗っているだけでした。
 駅前の公衆便所の横で自転車を組み立て、いざ出発。
 豊川沿いの国道を北上し、長篠堰堤へ向かいます。通称、新城のナイアガラの滝。今日は水量豊富で迫力があります。水しぶきが霧のように舞っています。お金に余裕があるのなら、川沿いにある『恵び寿』で鮎料理を食べながら滝を見るのも乙なものでしょう。
 南下して豊川を渡り、宇連川左岸の県道を走ります。国道に比べこちらの方が交通量が少ないし、道幅も広い。快適なペダリングが楽しめます。

 9時45分、大野宿・鳳来館前に到着。10時に開店でシャッターが閉まっていました。大正末期に建設された歴史ある建物で、元は大野銀行でした。この建物を改装して今は珈琲館になっています。隣に土蔵と古民家があります。親切なことにサイクルラックもありました。
 土蔵には古美術が展示され自由に見学できます。古民家は元は料亭だったようです。

 川を渡って、三河大野駅手前で右折し、路地のような道に入ります。
 望月街道。
 この街道を開設した新城市長篠の豪商・望月喜平治の名に由来し、長篠から川合までの約14kmをいいます。ほとんど飯田線沿いに道は続きます。途中に一個所だけあるのが槙原トンネル。このトンネルの前から宇連川を望むと、河川敷で水遊びに興じる人たちが目に入ります。
 「この先 軽自動車しか 通れません」
 こんな看板がある、幅の狭い道です。待避場所もありません。もし、お見合いになったらどうするのでしょうか? ロードバイクの人とランニングの人には出会いましたが、車は一台も通りませんでした。地元の人はちゃんと知っているのでしょう。
 30℃を超える真夏日でしたが、この街道は川沿いで、木々に覆われているところが多く、風も通るので、名古屋ほどの暑さではありません。

 三河川合駅でトイレ休憩。
 ここから坂道を上ること2.7km、本日のメインスポット、乳岩峡へ向かいます。
 民家が途切れたところに車止めが設置されていました。昨年来たときはなかったものです。
 その手前には駐車場があって、「乳岩峡に最も近い駐車場 車1000円、バイク500円」と書かれていました。これは賢明な対処だと思います。昨年は狭い道の路肩にビッシリと車が停められていましたから。

 11時過ぎ、乳岩峡入口に到着。何台か自転車が停められていました。eバイクもありました。
 案内板を見ると、乳岩まで登るのに35分から40分ぐらいかかりそうです。
 夏休みとあって、親子連れ、カップルが大勢いました。タープを張ってのんびりしたり、お弁当を食べたり、水遊びに興じたり、川での楽しみ方はいろいろ。
 3回目の乳岩峡。目薬岩、天然橋(石門)、乳岩洞穴。
 太陽は輝きをぐんぐん増していて、Dバッグを背負った背中は汗がしたたり落ちます。ルートはわかっていますが、一周して戻ってくるのに1時間強かかりました。
 小さな2人の女の子を連れた夫婦が乳岩に登ろうとしていました。
 「大人でも怖いくらいの階段がありますよ」
ちょっと心配になって声をかけました。お父さんは笑って登っていきましたが、大丈夫だったでしょうか。

 帰りの電車の時間に遅れないよう、飲食店には入らず(といっても、飲食店自体があまりないところですが)、持参したシリアルバーを食べました。時間があれば、大野宿・鳳来館でティータイムにしたり、湯谷温泉で五平餅を食べたりしたいところです。

 往路と同じ道を戻ります。
 午後2時前、大海駅到着。ホームのベンチに座り、国道沿いのコンビニで買ったおにぎりとジュースをおなかに納めました。

 14時31分発の豊橋行きに、輪行袋を担いで乗車できました。

使用自転車:BRUNO B-ant 406 Steel
走行距離:48.2km(累積298km)
走行時間:3時間07分
所要時間:11時間10分(5時45分~16時55分)