1203 第102回天皇杯2回戦(vs同志社大学)

◆2022(令和4)年6月1日(水) 曇のち晴

 パロマ瑞穂スタジアム瑞穂公園陸上競技場)が2026年アジア大会に向けて建て替え工事中のため、久しぶりの名古屋市内での開催です。『名古屋グランパス』なのに名古屋市内で試合がないのは寂しいです。
 パロマ瑞穂ラグビー場でのサッカー観戦は、私自身は初めてです。妻と子供は、2007年9月29日に開催された柏レイソル戦をラグビー場で観戦しました。
 収容人員は15,000人となっているのですが、ゴール裏は芝生席(東サイドスタンド:1,600人、西サイドスタンド:1,500人)となっているので、固定座席(メインスタンド:6,500人、バックスタンド:5,400人、計11,900人)ではJ1リーグ基準15,000人以上を充足していません(J2以下の基準については充足しています。)。
 残念ながら、設備が古いこともあって、照明の明るさ、小さすぎる屋根、ベンチシートの座席、芝生席、導線の悪さ、トイレの少なさなど、設備面での貧弱さが否めないスタジアムです。トイレは改修されて綺麗になっていましたが、如何せん、数が少ないので、ハーフタイムは長蛇の列でした。
 ですから、J1リーグ戦は開催できないのでしょう。
 陸上競技場が完成するまで、仮設でもいいのでゴール裏に固定席を設置して、J1リーグの試合ができるようにしてもらえないでしょうか。

 さて、グランパスは直近のリーグ戦の先発からフィールドプレーヤー8人を替える大幅なターンオーバーで臨みました。なかでも、目を引いたのがDF吉田晃の先発でした。入団後3年間公式戦出場がなかった彼が、初めてピッチに立ち、90分プレーしたのです。近年のグランパスでは考えられなかったことです。そこが長谷川健太監督の采配の良いところです。多少のミスがあっても、試合で使わなければ選手は成長しません。完成した選手を移籍で獲得するのではなく、生え抜きの選手、アカデミー出身の選手を自前で育てて欲しいです。長谷川監督にますます期待します。

 グランパスは前半、決定機らしい決定機を作れず、アグレッシブな姿勢の同志社大学に何度も決定機をつくられる展開が続きました。
 同志社大学は京都代表で、1回戦を勝ち抜いただけあって、パスがつながり、競り合いでも負けません。チームの一体感はグランパスより上だと感じました。反対に、グランパスパスミスやパスカットされたり、連携に問題がありました。あわやジャイアントキリング起きるのではないか、の雰囲気が漂いました。

 しかし、後半早々、MF阿部浩之とFW斎藤学のベテランコンビが嫌な空気を打ち破ってくれました。左サイドの斎藤がクロスを送ると、阿部がペナルティーエリア中央で受けて、ゴール左端へ突き刺したのです。
 さらに、後半途中から投入されたマテウスカストロが、終了間際に驚くような放線を描いたミドルシュートを決めて追加点。久々の“聖地・瑞穂”に集まったグランパスファミリーに勝利を届けてくれました。

 それにしても、同志社大学のチャレンジ精神に満ちたプレーは素晴らしいと思いました。試合終了後、グランパスサポーター席に挨拶した彼らに惜しみない拍手が送られました。

<試合結果>
パロマ瑞穂ラグビー場
2対0(前半0-0、後半2-0)
得点:【名古屋】①阿部浩之(後1)、②マテウス(後43)、【同志社大学】なし
観衆:3,909人
開始:午後7時
気温:22.4℃
主審:今村義朗