1200 フレイルとロコモを予防するために

◆2022(令和4)年5月27日(金) 晴時々曇

 緑内障の検査で中京眼科に行ってきました。2か月ごとに定期的に通院しています。

 歳を取るにつれて、身も心も衰えていくのは自然の摂理であり、致し方ないことです。

 最近、「フレイル」という言葉を耳にするようになりました。
 フレイルは、英語の「Frailty(フレイルティ)」が語源となっています。「Frailty」を日本語に訳すと「虚弱」や「老衰」、「脆弱」などを意味します。
 つまり、加齢によって筋力や精神面が衰える状態です。

 「ロコモ」という言葉もあります。
 ロコモは「ロコモティブシンドローム」の略称で、英語で移動することを表す「ロコモーション(locomotion)」、移動するための能力があることを表す「ロコモティブ(locomotive)」からつくられた言葉です。
 筋肉や関節などの運動器が障害を来し、歩くなどの移動が難しくなってくる状態です。

 厚生労働省によると、2019年の日本人の平均寿命は男性が81.41歳、女性が87.45歳です。健康寿命は72.68歳と75.38歳です。すると、健康ではない期間が、男性は8.73年、女性は12.07年あるということになります。
 できれば、介護を受ける期間をより短くし、健康寿命を長くしたいものです。

 フレイルを防ぐためには、「栄養」「運動」「社会参加」の三位一体の対策が必要だといわれます。

 まずは食事。
 以前は高齢になったら粗食が勧められていましたが、歳を取れば筋肉量が減っていくので、タンパク質とビタミンDを含む十分な栄養摂取が必要です。高齢者ほど、肉や魚を食べなければいけません。また、骨の維持にカルシウムを取ることも必要です。糖尿病等でカロリー制限などがない限り、好き嫌いなく何でも食べる、バランスのよい食事が一番です。
 次に身体活動
 加齢や疾患により全身の筋肉量が減少したり、身体機能が落ちた状態を「サルコペニア(筋肉源弱)」というそうです。筋肉が衰えると、転倒、骨折、認知症になるリスクが高まります。男女で比べると、女性より男性の方が加齢による筋肉の量も質も低下の落ち込みが大きいそうです。
 ストレッチや筋トレ、ウォーキングやジョギング、サイクリングなど、極度の負担がかからない、マイペースでできる運動を継続すればよいと思います。
 そして、人とのつながり、です。
 「コロナフレイル」なる言葉もあります。
 新型コロナウイルスによる感染拡大に伴う外出自粛で、フレイルが急速に進む可能性があります。
 社会参加とよく言われますが、難しく考える必要はないと思います。簡単に言えば、三密回避を意識した上で、外出することです。
 私は、最近の休日は、なるべく人の少ない郊外へサイクリングに出かけます。屋外で、密集も、密接もありませんから、コロナ感染リスクは低減します。
 ときおり、見も知らぬサイクリストとすれ違い、手を軽く上げたり頭を下げたりして、お互いに挨拶を交わします。言葉はありませんが、それだけで人とのつながりを感じます。
 要は、これまで好んで続けてきた趣味や好きなことを深めていくことだと思います。

 フレイルの次に待っているのが、要介護<身体機能障害>です。
 介護保険を使わずに、老衰で死ねたら最高ですね。
 昔よく言われた、「PPK=ピンピンコロリ」。
 死に際までピンピン元気で、コロリと死ぬ。
 誰にも迷惑を掛けない、最高に幸せな、理想的な死に方です。