1190 探訪あいち 杜若サイクリング

◆2022(令和4)年5月5日(木・こども日) 晴

 らころも つつなれにし ましあれば はるるきぬる びをしぞおもふ

 今回は愛知県の県花であり、刈谷市知立市の市花になっている杜若(カキツバタ)の名所を訪ねる探訪あいちを企画しました。

 瑞穂公園から5名が出発。yassさんは初めての探訪参加です。新しい人が来てくれると嬉しいですね。
 最初の目的地、刈谷市最北部にある小堤西池カキツバタ群落で高浜の石川さんが合流します。緑区豊明市の丘陵地帯のアップダウンを進み、1時間強で到着。
 小堤西池は、京都・大田ノ沢、鳥取・岩美町の唐川と並ぶ日本三大カキツバタ自生地の一つです。カキツバタの群落として、1938(昭和13)年に国の天然記念物に指定されています。
 今日は緑一面の湿地に、数輪の青紫色の花が咲いているだけで、見ごろはこれからでした。ここは自生のカキツバタで、肥料やったりして人間の手が入っていません。例年の花の見頃は5月中旬ですが、今年は生育が良くないとのことです。
 周囲は自然が豊かで、産業都市の刈谷市にこのような天然記念物があるとは、私自身2年前まで知りませんでした。

 次は刈谷ハイウェイオアシス・岩ヶ池公園です。ここにもほんの少しですが、カキツバタが咲いています。
 園内はこどもの日とあって、家族連れで賑わっていました。低料金でゴーカートやメリーゴーランドに乗れますし、無料の遊具もたくさんあって気軽に遊べる施設です。

 高速道路脇の整備された道路を通り、逢妻女川を渡って、鎌倉街道を走ります。途中にタコの足のように立っている「根上がりの松」があります。説明板によると、「根の部分にあった土が年月を経て流出し、現在のように根が上がったように見えることからこの名が付いた」とされています。

 八橋交差点を左折すると、3個所目の訪問地、知立市の無量壽寺の境内にある八橋かきつばた園です。
 冒頭の歌は「伊勢物語」の主人公と言われる平安の歌人在原業平が、ここ三河八橋のかきつばたの美しさに惹かれて句頭に「かきつばた」の5文字をいれて詠んだものです。
 たくさんの人が回遊式庭園内の16の池に咲く紫の花を鑑賞し、写真に納めていました。

 八橋というと、京都の銘菓『八つ橋』が有名ですが、その名称は、知立逢妻川に架けられた八枚の板の橋が由来で地名となった『八橋』から来ているとの説があります。知立の八橋は由緒のある地名であることがわかります。

 旧東海道を走り、地鯉鮒宿へ。
 昼食は、宿場近くの昨年3月にオープンした『瀬里奈』という店です。
 細い道を進んだ住宅街の中にある、おしゃれなつくりのお店です。表通りからは見えない場所なので、その存在を知らないと来られない場所なのですが、大勢のお客さんで賑わう人気の食堂カフェです。
 かむひあぁさんが「いいとこ、知ってるね」と言われたように、値段の割にボリュームがあって、味も良し。
 私は下見の時に煮込みハンバーグ定食を食べたので、今日は焼き肉定食にしました。(どちらも税込み880円。ハンバーグは2個ついています。)
 私たちは11時半前に入店したのですぐに席に座れましたが、正午過ぎに店を出たら、外に入店を待つ人が何人もいました。

 知立公園は知立神社境内を挟んで東公園がかきつばた園、西公園が花しょうぶ園になっています。
 カキツバタは八橋かきつばた園と同じくらいの開花状況でした。花菖蒲は5月中旬以降から見頃を迎えるので、まだ数輪咲いているだけでした。
 知立公園の花菖蒲は、昭和30年、32年、35年の3回にわたって明治神宮から下賜されたもので、明治天皇昭憲皇太后御遺愛の名品種60種類が植えられています。知立公園の花菖蒲は由緒正しき花と言えましょう。
 ところで、カキツバタと花菖蒲は基本的にどちらも紫の花が咲くので、その違いがよくわかりません。
 調べてみると、一番わかりやすいのは花びらの付け根を見ることだそうです。付け根に黄色い模様があれば花菖蒲で、白い筋があれば杜若とのこと。また、カキツバタは湿地や浅水池で育ち、花菖蒲は湿地でも乾地(畑)でも育ちます。

 高浜の石川さんはここで帰宅の途へ。
 5人は再び、旧東海道を進みます。
 有松の町並みには、有松絞りの鯉のぼりが飾られていました。珍しいですし、私は初めて見ました。
 ほぼ予定の時間で瑞穂公園に到着。
 文字どおりの五月晴れ、風もない絶好のサイクリング日和でした。

【サイクリングコース】
瑞穂公園(午前8時25分) ⇒ 天白橋 ⇒ 山下交差点 ⇒ 滝の水公園 ⇒ 県道220号 ⇒ 藤田医科大学前 ⇒ 豊明消防署前 ⇒ 山伏橋 ⇒ 井ヶ谷町 ⇒ 小堤西池・カキツバタ群落 ⇒ 県道56号 ⇒ 岩ヶ池公園・刈谷ハイウェイオアシス ⇒ 鎌倉街道無量寺・八橋かきつばた園 ⇒ 来迎寺町 ⇒ 旧東海道知立公園・知立神社 ⇒ 旧東海道瑞穂公園・解散(午後2時10分)
距離:50km
所要時間:5時間35分

使用自転車:cannondale F700
走行距離:54.6km(累積14,110km)
走行時間:3時間06分
所要時間:6時間47分(7時43分~14時30分)

【参加者】
yassさん、白のトレックさん、鉄のGIOSさん、かむひあぁさん、高浜の石川さん、幹事(まつぼっクリ) 計6人

【経費】
昼食代:瀬里奈
焼き肉定食880円+アイスコーヒー120円 計1,000円(税込み)

【参加者の声】
<かむひあぁさん>
洲原公園は未だでしたが無量寺知立神社では杜若に加えトンボ、オタマジャクシ(足付き)、カナヘビ等に遭遇、楽しめました。幹事さん、参加者の皆さん、楽しいライドありがとうございました。ハイウェイオアシス刈谷の賑わい、納得しました。(トイレ以外で)