◆2020(令和2)年3月8日(日) 雨のち曇
新型コロナウイルス対策のため、名古屋ウィメンズマラソンはエリートランナーのみの参加、名古屋シティマラソンは中止となりました。
市民ランナーは「名古屋シティオンラインマラソン2020」での参加となります。
朝から雨のため、走りに行くこともできず、名古屋ウィメンズマラソンのテレビ観戦としました。
名古屋ウィメンズマラソンをスタートからゴールまでライブで見るのは初めてです。
今日のレースでは、1月の大阪国際女子マラソンで松田瑞生(ダイハツ)がマークした2時間21分47分を上回るという明確な目標がありましたから、テレビの解説も1キロごと、5キロごとのラップタイムをその記録と比較しています。
雨の中、路面も濡れていますし、体も冷えます。悪条件の中で記録を出すのは厳しいと思っていました。
しかし、杞憂を打ち破って、一山選手が2時間20分29秒の日本歴代4位、日本人国内最高記録で優勝したのです。
30キロ手前でギアを上げて、30~35キロの5キロを、このマラソン最速の16分14秒で刻み、アフリカ勢を置き去りにして後は独走。力強い走りにびっくりしました。
足元を見ると、発売されたばかりのナイキの新しい厚底シューズです。彼女はこのシューズの機能を発揮させる走り方をしていると思います。
レース後のインタビューで「やってきた練習は雨なんかに負けない」「こういう(悪天候の)日に、オリンピックを決めたらかっこいいと思った」と笑って応える前向きな姿が印象的でした。
この結果で、東京オリンピックの男女マラソン代表が決まりました。
男子 中村匠吾(富士通) 27歳
服部勇馬(トヨタ自動車) 26歳
大迫 傑(ナイキ) 28歳
女子 前田穂南(天満屋) 23歳
鈴木亜由子(日本郵政グループ) 28歳
一山麻緒(ワコール) 22歳
札幌開催という地の利を生かして、是非ともメダルを獲得してほしいです。