0819 J1リーグ第34節・最終節(vs鹿島アントラーズ)

■2019(令和元)年12月7日(土) 曇

 昨年の最終戦は、愛知県立農業大学校に勤務していて、最大のイベントである農大祭のため、観戦に行くことができませんでした。本年は、心置きなく見ることができます。

 最終戦だし、ホームゲームだし、なんとか勝って欲しい。
 しかし、結果は0対1の敗戦。
 その1点は不運にもオウンゴール。点数だけ見れば惜敗とも思えますが、試合内容は鹿島に押され続けられました。
 サイドを深く鋭く突破され、何度もピンチを招きました。
 後半攻め込む時間帯もありましたが、決定力不足でゴールは奪えずじまい。
 今年のグランパスを象徴するような内容でした。

 J1リーグは、湘南ベルマーレが引き分けで16位となり、徳島とのプレーオフに回り、横浜F・マリノスが15年ぶり4度目のリーグ優勝を決めました。

 今シーズン、グランパスは開幕3連勝で一時は首位に立ったものの、5月末からは極度の不振に陥り、2勝しかできていません。4連敗、3連敗もあり、良くて引き分けです。

 グランパスにはジョーを始め能力の高い選手が揃っています。戦力は十分に整っています。
 なので、毎年毎年、個々の力や想像力、テクニックに頼っている感が否めません。
 名古屋のスタイルが全く確立されていないのです。
 監督が替わっても、選手をいくら補強しても、いつも行き当たりばったりになり、選手の良さも生かせず、期待はずれで終わってしまうのです。

 風間監督からフィッカデンティ監督に代わり、チームを去る選手が出てくるかもしれません。しかし、むやみに他チームから選手を獲得するのではなく、ユース出身選手、高卒、大卒の選手を育ててほしいと思います。
 チーム生え抜きの選手がチームの主力選手、看板選手となってほしいものです。
 今日対戦した鹿島は、毎年、有力選手が海外に移籍しても、次から次へと能力のある新しい選手を輩出しています。それが鹿島の強さの一つになっています。今のグランパスには、そうした育成力がありません。チーム力の差はこうした面からも如実に表れているでしょう。

<試合結果>
豊田スタジアム
0対1(前半0-1、後半0-0)
得点:【名古屋】なし、【鹿島】オウンゴール(前43)
主審:松尾
観衆:33,133人
開始:午後2時

<成績>
9勝10分け15敗、勝点:37、得点:45、失点:50、得失点差:-5、順位:13位