0802 明治の東海道を走る

■2019(令和元)年10月13日(日) 晴

 第4回うるぎトライアルRUNが中止になったことで、台風一過の晴天のこの日、サイクリングに出かけました。

 江戸時代の熱田と桑名を結んだ七里の渡しのあと、現在の国道1号が出来るまでの間、熱田から千年、福田を経由して前ヶ須の「ふたつやの渡し」までの陸路がありました。これが「明治の東海道」と言われる幹線道路です。

 本日はこの道を探りながら走ってみることにしました。

 スタートは宮の渡し公園。
 千年(ちとせ)を経て、現在の東海通を西進します。
 庄内川と新川を渡り、日の出橋西交差点を左折し、道なりに右にカーブします。今は裏道になっているため、車は少なく走りやすいです。
 河合小橋で再び東海通に合流し、日光大橋、善太橋を渡って、すぐに左折。
 子宝橋を渡って右折し、少し進むと右手に三ツ又公園があります。ここでトイレ休憩。

 子供が小さい頃遊びに来たことがある海南こどもの国を左手に見て、こどもの国北交差点を右折。あとは道なりに進みます。

 弥富市歴史民族資料館に到着。
 見学者は私一人だけ。
 1階には文鳥と金魚がいました。弥富は日本一の金魚の生産高があり、白文鳥誕生の地でもあります。

 資料館を出て、さらに西に進むと、ふたつやの渡し跡の石碑が道端にあります。熱田から前ヶ須までは干拓で陸路が出来たにしても、木曽三川はどうしても船で渡らなければならなかったのです。
 弥富周辺は水郷地帯で、船による水上交通が中心でした。 明治5年に新東海道が制定され、弥富(前ヶ須)が宿場町に指定されると栄えるようになり、水上交通の要衝として桑名や長島への船が行き来しました。昭和8年、国道1号の尾張大橋が竣工し、渡船はその役目を終え廃止となりました。(弥富市HPから)

 ここで折返し、来た道を戻ります。
 日の出小学校の東に立派な松がそびえ立っています。「おみよし松」です。1646(正保3)年に植樹されたという、弥富市指定天然記念物です。

 河合小橋から左折して川沿いを北上し、国道1号を東へ。蟹江町舟入にあるのが株式会社近藤機械製作所です。
 自転車愛好家ならほとんどの人が知っている「GOKISO」ブランドのハブを製作している会社です。

 再び東海通に戻り、あとは行きと同じ道を走って帰宅です。

使用自転車:Panasonic POS チタンエンデュランスロード
走行距離:52.6km(累計距離775km)
走行時間:2時間55分
所要時間:4時間05分(8時40分~12時45分)