■2019(平成31)年1月12日(土) 曇
岡崎市美術博物館の無料招待券がありましたので、鑑賞に行きました。
輪行も考えましたが、雨の心配があったので電車と徒歩で行きました。
名鉄男川駅からウォーキング。丘の上にある美術博物館を目指します。約4km、50分ほどで到着しました。
今回はごったに展覧会といった感じです。
岡崎市美術博物館の収蔵品の中から7つのテーマで展示されています。
Ⅰ キリスト教美術
Ⅱ 「祈り」の造形-岡崎における信仰の軌跡
この2つのコーナーは、西洋と東洋・日本との対照、神と仏との対照、キリストと仏像との対照が面白いですし、全く違う空間、空気を感じました。
Ⅲ 出土品でたどる岡崎の歴史と交流
岡崎市は山と川があり、旧石器時代からの遺跡が多く見つかっています。鳥や犬の飾りの付いた須恵器が奇妙な形で興味深かったです。
Ⅳ 岡崎城絵図の比較
城に興味がないと、あまり面白くない展示です。どれも同じように見えてしまいます。
Ⅴ 浮世絵が描いた矢矧橋
今回の展示で最も関心を引いた展示です。
矢矧橋は東海道随一の長さを誇る橋で、岡崎宿のランドマークでした。葛飾北斎や歌川広重らの浮世絵は、同じ矢矧橋でも表現の仕方が違って、とても面白いです。なかでも、橋桁が流されて橋脚だけを描いた河鍋暁斎という人の作品は、ひときわ目を引きました。
Ⅵ 蔵出し!美博秘蔵?の古文書たち
古文書は、字が達筆すぎてほとんど読めません。でも、毛利元就や足利尊氏、千利休などのビッグネームの古文書、室町時代や安土桃山時代の古文書がよく保存されていたものだと感嘆します。
Ⅶ 志賀重昂と日露戦争
志賀重昂が地理学者ということは知っていましたが、岡崎生まれであることは知りませんでした。展示品はロシア兵の軍帽や革袋、乃木希典の漢詩など戦争関連の資料で、私としては暗い気持ちにさせられました。
歩行距離:8km
使用シューズ:ワールドマーチ